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マイノリティについて語ること、マイノリティであること。

RICOH GR IIIx , 絞り優先AE f4 , 1/30sec , -0.3EV , ISO800(オート)

決して健康によいとは言えない、とある薄暗い閉鎖空間の中で撮ったものです。美しく見えますがとても汚れていて、手を触れる気持ちにはなれない代物でした。

一見綺麗に見えるものが薄汚い中に埋もれていること、綺麗だと思っていたものが、実はとても汚れていたのだと気付く出来事がありました。

とあるSNSで漢字二文字のネットスラングに接しました。その言葉は、子どもを持たない人のことを揶揄するとても嫌な言葉で。それを使っている人は、もしかしたら無邪気な軽い気持ちで自分のネット利用経験が長いことをアピールしていたのかもしれません。

でも私はその漢字二文字に相当なショックを受けました。そういう言葉がネット上に存在してることは知っていたので、たまたま虫の居所が悪かったのかもしれないけれど、たかだか漢字二文字、画数にして14画の言葉にこれほどダメージを受けるものかと。

ただ、もっとショックだったのは、自分は人権問題には意識が高いと思い込んでいたけれど、もしかしたら違ったのではないかと気付いたことでした。

私は圧倒的にマジョリティ側の属性を持っていることが多いので、謙虚でいたい、少数者の話を聞いて、辛い気持ちに寄り添いたい、少しでも問題解決の手助けになれないかと思って生きてきたつもりです。

しかしそれは他人事だったのではないか、そのネットスラングに私がこれほどダメージを受けたのは私が「当事者」だったからなのではないか。

そのスラングに腹が立っていることは紛れもない事実ですし、それを書いた人へも乾いた笑いしか出ませんが、一方で大いに反省させられる出来事でした。

いくつ歳を重ねても、日々反省、日々精進です。

テレビの報道番組の定点観測を趣味とする写真好き。酢豚にもピザにもパイナップルを許容します。

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