グリッチ遊びのススメ②中級~AUDACITY編~
ここからはツールを使ったデータベンディング方法をまとめていきます。
まずは定番、AUDACITYを使ってやってみたまとめです。
・AUDACITY
主要な音声ファイル形式にほとんど対応した、無料の音声編集ソフト。
本来は音楽編集用に使いますが、「間違って」画像を読み込ませることで、
音楽と同じようなエフェクトをかけることができます。
【手順】
①変換
Photoshop等の画像編集ツールで元画像をtiff(無圧縮),もしくはBMPデータに変換。
②取り込み
AUDACITYにて「ファイル→取り込み→ロー(Raw)データの取り込み」で、変換したTIFF画像ファイルを選択。
「Rawデータの取り込み」ダイヤログが表示されるので、
↓ 「エンコーディング:U-Law」
※A-LawでもOK。保存時聞かれるのでどちらにしたか覚えておく。
↓ 「バイト順序:ビッグエンディアン」
↓ 「チャンネル:1チャンネル」と設定
↓ 「取り込み」
これで波形が出てくるはず。やったねたえちゃん!
③グリッチ
「エフェクト」から好きなメニューを選んで編集。
※注意! 開始5秒程度は触らないこと。
コードでいう”ヘッダ情報”が入っており、いじると画像を表示できなくなってしまいます。
うまくいったエフェクト(このほかにも、「エコー」もいけた)
NGだったもの:「スピード」「時間分解能」
ヘッダに影響するからか? ジョジョっぽいからやってみたかった。
④書き出し
↓ 「ファイル→Export→オーディオの書き出し」
↓ 書き出しダイアログがでてくるので、
ファイル名の最後に「jpg」か「.tiff」を追加。
拡張子のエラーメッセージが出てくるけど、OK。
↓ 「Format」→「その他の非圧縮ファイル」
↓ 「オプション」を選択
↓ 「ヘッダ:Raw(header-less)」
↓ 「エンコーディング:U-Law」 ※最初に選んだ形式に合わせる
↓ 「OK」を選択
あとは色々聞かれますが、全部OKで押し通す。
保存先のファイルに画像データとして保存されています。
途中でプレビューができないのが難点ですが、コピペができたり、戻るコマンドが無制限だったりと使いやすい。
エフェクトごとに結構いろんな表情を見せてくれるので楽しめます。
では、楽しんで!
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参考サイト
・巨匠stALLio先生に学ぶ!GIFベンディング他
・見てるだけでテンション上がる!Glitch アーティストサイト