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「女はゴミ」という救済【シンガポール旅行記】

タイトルはあまり関係ないです。100円払わないと読めない箇所も無いので、もし共感する所があればお気持ち程度に。

登場人物の俺は全て非モテです。

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2泊3日シンガポール旅行。目的としてはナンパを始める前、童貞・非モテコミット時代の春に会うことだった。春といっても即っても付き合ってもない、ただの一般的にいう片思いである。向こう視点では友達フォルダの一人にすぎない。更に🍛🐜であることは分かっている。少しモテの理論を知っている者なら「諦めろ」と思うことだろう。

しかし俺は僅かな期待を元にコンタクトを取った。理由としては🍛情報を聞いていたのは最後に会った1年半前であり、既に別れている可能性があること。大学時代一番遊んだ人は俺との発言を案件から引き出しており、友達フォルダの中では既に上位に位置すること。直近案件の新しい仕事が始まり環境要因でメンタルに影響がある可能性があること。

ただ海外旅行自体がコロナ前と相当久しぶりかつ一人旅が向いていない性格のため同行者をXで募った。集まったTAKUYA代表、ベリ兄貴には事前に別行動が多くなる旨を伝え、3人で行くことに決定。案件には2,3日目に会おうと伝え、快諾され、出発した。

初日は案件が仕事のため、男2人と過ごした。空港で大きな滝を観覧し、少し遠出してジップラインを飛び、ホーカーという地元の屋台でご当地グルメを喰らい、マリーナベイサンズの地下カジノで賭けをした。ちなみに俺は1.5万勝ったが隣のトレーニーは1.2万負けており、足取り軽く1日目を終えた。

2日目はついに1年半ぶりに案件と合流した。タイプ値1000。3年の関係値があるが、会えてやっぱりめちゃくちゃ嬉しかった。周辺や展望台を歩きながら、大学時代の話や仕事の話をした。案件が好きと言いながら、案件と話している俺も好きだった。そしてマリーナベイサンズの景色を見ながら、案件の🍛話が出現した。当時は非モテ過ぎるが故に流していたが、今は臆さない。気を逃さず突っ込んでヒアリングした。

ダメだった。幸せに続いていた。週一で映画デートをしていた。お互いのルールを作り結婚を考えていた。案件は笑顔で🍛の良さを語ってくれた。知っていた。知っていたが。旅行の前に5%でも可能性があると思っていた俺を殴りたかった。写真を見せてもらったが、俺よりスト値が少し低いことに心の中で勝ち筋を見出そうとする俺に嫌気が差した。

その後は案件とマーライオンやアラブストリート、チャイナタウンなどを見て写真を撮ったりご飯を食べたりして解散した。ホテルに戻ろうとしたら風俗に行く瞬間のTAKUYAと偶然合流。感情がぐちゃぐちゃで休みたかったが、折れたら終わりだと思い同行した。そして大量の女をコスパで判断し、ギャンブルで勝った金でしゃぶる女を見て興奮。射精して満足する俺は結局遺伝子の乗り物であると自覚してしまい、精力の尽きた頃に治安の悪い道路にうずくまって泣いた。

最終日は案件とUSS(ユニバーサル・スタジオ・シンガポール)に行った。大阪のUSJで案件とコスプレデートをした経験があり、初訪問ながら想い出の場所だった。昨日の出来事を経てもう諦めようと思ったのに、対面してジェットコースターにはしゃぐ案件の横顔を見ると結局好きな気持ちは変わらなかった。アトラクションを待つ間、俺が彼女(キープ)を作っていたことを伝えると喜んでくれるのが本当に悲しかった。

本来はこの後に別のアトラクションに乗る予定だったが、チケットが売り切れていたのと案件の疲労がピークに達したのでアイスを食べて解散の流れになった。駅で久しぶりに会えて本当に嬉しかった、楽しかったことを伝えると「私も嬉しかった!次は日本で会おう」と言われて解散した。泣きかけたが前に迷惑をかけたので今度は涙は流さなかった。

帰りの地下鉄で「もう案件を諦めるしかない」と思いが強くなり過呼吸を起こしかけた。辛くなり、死にたくなりメンヘラなポストをした(流石に消した)。TAKUYAと合流して励まされ更に泣いた。今も飛行機で文章を書いているが写真を見返すと綺麗な思い出すぎて泣きそうになる。こうしてシンガポール旅行は幕を閉じた。

結果的には無理だったが、今回でようやく諦めがついた。非モテ時代のリアコミで好きな子も特にいないから、もうフレンドシップ戦略なんて取らなくていい。セケストリガー理論により、即ってから春にしたければ春にするのが正しいと分かっているからだ。

ただ、俺は界隈で30即程度と十分な結果を出せている訳ではない。童貞時代よりは幾分マシになったものの、まだまだ非モテ感も拭いきれず、課題ややるべき事は沢山ある。前を向いて走らないといけない。

頭の中に浮かんだのは「女はゴミ」という言葉。数日前に論争があったが、春に会う予定があったため特に参加しなかった。俺はこの旅行で、ひとしきり涙を流し終えて、俺に振り向かなかった春も含めて、女はゴミと思うことにした。というか無理やり思い込んだ。女はゴミだ。女はゴミ!

いや、嘘だ。ゴミじゃないことは分かってる。1年半前別れるときに手紙を送ったが、その後に今までの思い出の写真を切り貼りした手紙とプレゼントを送ってくれた。今日の旅行ではずっと通訳、案内をしてくれた。週末は絶対1日は家で休むと決めているのに、2日間ほぼ丸々を俺との時間に使ってくれた。明日仕事ですごく疲れてる上に絶叫が凄い苦手なのに俺が最後に乗りたいといったジェットコースターに(諦めて)一緒に乗ってくれた。USSの料金は俺がしれっと払ってたけど、解散前に普通にお金を返してきた。解散時にありがとうと手を握ってきた。

ゴミじゃねえよ。こんなのゴミと思ってる方が絶対にゴミだろ。馬鹿じゃねえの。でも、それでも先に進むためには馬鹿になんねえといけねえだろ。非モテの俺には、この言葉は救済なんだよ。馬鹿な俺と馬鹿万個で丁度いいじゃねえか。そうして飛行機を降りた俺は、最高の仲間と解散し、自分のホーム街に繰り出しローラーを開始した。次はアレに行くか。「お姉さんおつかれ!目の二重幅めっちゃタイプで、思わず話しかけちゃった!」「…(無視)」

やっぱ女はゴミだな。

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これにて俺のナンパ活動は第1章終了!今日から第2章のスタートです!失うものも無くなったし、100即目指して突き進んじゃうよ〜ん🤩

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