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ネット炎上の研究: 誰があおり、どう対処するのか

〜どんな方に読んでほしいか〜

○ネット炎上について知りたい方!

〜結論〜

○炎上参加者はユーザーの「0.5%」しかいない

〜具体的な内容〜

○炎上の定義

・まずネット炎上とはどういうものなのか説明していきます。

・本書ではネット炎上を「ある人物や企業が発信した内容や行った行為について、ソーシャルメディアに批判的なコメントが殺到する現象」と定義しています。

○炎上がある事での1番の弊害

・炎上の"社会的コスト"は「情報発信の萎縮」です。炎上すると極端で攻撃的な言葉が殺到し、議論が不可能になってしまってアカウントやブログの閉鎖など、議論の場から撤退することになってしまいます。

・こうなってしまうと炎上を嫌ってそもそも情報発信を諦める人が多くなってしまいます。自由な意見交換の場であることを期待されていたインターネットでの情報発信が自由ではなくなっていくことになります。

・結果としてネット上に存在するのは極端な意見の持ち主が多くなり、対話が難しくなっていきます。

○炎上参加者は0.5%しかいない

・炎上は社会現象として言われることが多く、実際社会に大きな影響を与えます。

・しかし、炎上事件に書き込みをする人はごく少数であることがわかっています。

・具体的には、過去1年で炎上事件への書き込んだことのある人は、インターネットユーザーの0.5%程度にとどまっています。人数で見ると、数千人です。

・さらにこのうちの大半は1人でつぶやくだけであり、直接に当事者を攻撃してアカウント閉鎖などに追い込む人は数人〜数十人にとどまります。

・この数字からわかるようにネットで批判されると、全ユーザーから責められているような気持ちになると思いますが実際に騒いでいるのはごく少数であるということです。

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