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【#79】オススメ本紹介!「1日1分からはじめる速読勉強術」

〈この記事を書いた人〉
福田浩樹(ふくだひろき)
1990年生まれ。大阪府出身。株式会社ネクスト COO
医療機器、不動産など複数の営業を経験。不動産営業では社内の歴代最高の売り上げ記録を更新。また、不動産エージェントとしての活動と並行して営業コーチとしても活動。エステサロン、英会話、弁護士業務、などの複数の業界において売り上げアップに尽力。業界問わずあらゆる営業において顧客の信頼を掴むコミュニケーション術を指導。

今回は「1日1分からはじめる速読勉強術」という本についてお話し致します。

 このsublimeで記事を更新し始めてそろそろ1年になろうかというところなのですが、今までは本当に思ったことや学んだこと、伝えたいことなどをつらつら書いていました。
先日、相方のkai nishitomiさんと話して、「どうせならもっと読んでくれた人の役にも立つ内容にしたいよね」ということになりまして、今後はオススメの本の紹介を中心に書いていこうと思います。
本の紹介に加えて、そこからの僕らの考えなんかも併せて書ければ今までやってきたことのコンセプトもぶらすこと無く、より価値が高くなるかなと思った次第です。

今週のオススメ本

というわけで、今回はこの本です。

たった1分のスキマ時間が、貴重な勉強時間に変わる! 難関資格に短期間で合格した著者が考案した速読術「高速大量回転法」を公開。 「スキルアップの勉強をしたいのに、忙しくて時間が取れない」 と諦めていませんか? 難関資格に短期間で合格した著者が編み出した強力なメソッド――それが、「高速大量回転法」を使った速読です。 本書は、「目次記憶法」「早読み法」「空間法」「フォルダ法」など、忙しい人でもスキマ時間を活用することですぐに始められるテクニックを紹介。あなたの勉強や読書に劇的な変化をもたらす一冊です。

非常に面白かったということもありますが、シンプルに勉強になる本でした。
相方のkaiさんは読書モンスターなので過去に読んできた本の量も読むスピードも僕とは非になりません。
僕も読書は好きな方ではありますが、忙しい時期は全然読めていなかったりなんてこともザラで、これから毎週本を紹介していくにあたって改めて自分の読書そのものの質と速度を上げられないかなと思ったんですね。

この本に書いてあった、誰にでも今すぐ確実に効果がある速読法を紹介しましょう。
それは、「予め、読んでおく」という方法です。
「は?」と思った人もいるかも知れないですね。
要は内容が分かった状態で読めば1回目よりも2回目、2回目よりも3回目の方が読むスピードは当然上がるよねという発想なんですね。
この本を読んで凄く気が付かされた部分として、漠然と「読書=基本、1回しか読まないもの」、「速読法=当然、1回目で今までより速く読める方法」と認識していました。
皆さんもよほどお気に入りの本以外は、何度も繰り返し読むことは少ないのではないでしょうか?

著者の宇都出雅巴さんは本は「高速」かつ「大量」「回転」(繰り返し読む)させるべきだと言っています。
例えば、普通に読んだら1時間で読み切れる1冊の本を5分で読んでみて下さい。
「5分じゃ読めないよ」と思うのでは無く、5分で「可能な限り」読むんです。

当然、大部分を飛ばしながらになりますよね。
でも、うっすらですが、本の全体像くらいは掴めたのではないでしょうか?
では、この5分を12回転させて合計1時間読んでみるとどうでしょう?

じっくり1時間、1度だけ読む時に比べても記憶に残っている本の内容は意外とそこまで変わらないというのが著者の主張です。
実際には12回転もしなくても、3~5回くらいで十分かと思いますし、何しろ1回あたりが速いので大量に回転させられるという発想です。
1度だけしか読まないと根底で思っているから、本を読んでいるときの「分からない」「理解できない」部分をそのままにしておくことが凄く気持ち悪い感覚として残ります。
でも、何度も読んで良いのであればこの気持ち悪さにも耐えられる、かつ繰り返し読む事でより理解も深めることが出来るわけです。
著者はこの速読法は試験勉強などにも存分に活かすことの出来るスキルと述べていて、本書にはその内容や効果的な記憶のテクニックがふんだんに書かれています。

仕事でも同じような事はおきている

僕は仕事でも同じようなことはたくさん起きていると思います。
俗に言う「まずやってみる」「百聞は一見にしかず」と言うやつですよね。
理解は浅くても、成果が十分でなくてもまず一度体験してみることで得られることは多い。
これは結構体験済みの人は多いのではないでしょうか?

まあ、確かに言われてみれば、あるエリアについて1度だけめちゃくちゃ調べたことがある大人よりも、何も考えず遊んでいるだけの地元の小学生の方がそのエリアに関しては詳しいと思います。
量が質を凌駕しているという状態ですよね。
学んで理解しているというより状態よりも感覚的に身についている状態の方が強いのかも知れません。
その一方で、どうせ時間をかけて丁寧に調べるのであれば量を増やすことだけでは越えられない様な角度から調べたいものだなとも感じました。
要は時間をかけるのであれば、普通の人が普通に考えているだけでは出て来ない様な発想を意図的に持つ時にこそ時間をかけろということです。

そういう意味では単純に全体像を把握して要点を理解する、効率的に別の形でアウトプットし直すという系統の作業は上を見ればキリがないほど、速く作業を済ましてしまう人がいるのでしょう。
反対に、自分にしか提供できないものを価値提供するという事は全く別の行為なのだろうなと想像できます。

もう1つ、この本から学ぶとても大切な事があります。
仕事や作業のクオリティを上げる為に無制限にたくさんの時間を費やすよりも、時間を限定した中で可能な限りで形にするということを繰り返した方が効果的なんじゃないかということです。
恐らく、時間が制限されることで自然と目的から逆算したプロセスで物事にアプローチしていくことになるんだと思います。
僕もいつもつい積み上げ式で仕事や勉強に取り組んでしまいますが、時間は有限です。
特に独立して、今は複数の種類の作業を同時に進めていかないといけないことも増えてきています。
一定の仕事の質を担保しつつ数を捌くためにはこの逆算思考はかなり有効な気がします。
その思考法を鍛える目的で、本を高速で大量に回転させて読むという事は効果的なのではないでしょうか?

時間の贅沢

この様に有限な時間を効率よく使っていくにはスキルが必要です。
このスキルは当然、身につければ強い武器になると思います。
でも、個人的には思いつくままに時間も忘れて何かに没頭できる時間が好きなんですよね。(笑)
忙しい現代社会で気の済むまで1つのことに時間を使えるというのは本当に贅沢なことなんだろうなと感じます。
その域までに辿り着くまでには、まず本書で身につくスキルの様に限られた時間の中で一定以上のアウトプットを出せるようになると言うことが必要なんでしょうね。

皆さんも是非、試してみてください。

ではまた!

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