【＃31】ワールドカップ開幕！2人の英雄の最後の勇姿

〈この記事を書いた人〉
福田浩樹（ふくだひろき）
1990年生まれ。大阪府出身。株式会社ネクスト　取締役
大学卒業後、医療機器商社に就職し病院の移転に関わるコンサルティング業務に携わる。その後、成果主義の営業に憧れ大手の住宅販売の会社に転職。しかし、軍隊式の企業風土に馴染めずわずか半年で退職することに。その後、少しの引きこもり期間を経て、再度成果主義の営業マンとして挑戦することを決意。投資用不動産の販売会社に就職し、全くの未経験ながら試行錯誤の末、独自の営業スタイルを確立しトップ営業マンになる。2022年4月に独立。新たな不動産営業の形を作るべく日々奮闘中。

今回はW杯開幕！2人の英雄の最後の勇姿というテーマでお話し致します。

今回は完全に趣味の話です。（笑）

4年に１度のサッカーワールドカップが開催されると、サッカーにあまり興味のない方でもこの時期は否が応でもニュースなどでサッカーの話題に触れる機会が多くなる事と思います。
今回のワールドカップはこの15年の間、サッカー界を牽引してきた2人の英雄、リオネル･メッシとクリスティアーノ･ロナウドが出場する最後のワールドカップにもなります。
この2人が現役でプレーしている時代に生まれた我々は本当にラッキーで、歴史的に見てもこの2人の才能と実績はずば抜けています。
是非、今回の記事でサッカーにあまり興味のない方にも2人の最後の勇姿を目に焼き付けて欲しいなという思いでこの記事を書いております。

そもそもワールドカップとは？

まず、サッカーに興味のない方からするとそもそもサッカーのワールドカップってそんなに凄い大会なん？という疑問もあるかと思うので、そこから説明します。
まず、サッカーのワールドカップは4年に1回開催される世界最大規模のスポーツイベントです。
前回の2018年ロシアワールドカップのテレビなどによる累積視聴者数は260億人とも言われていて、2016年のリオデジャネイロオリンピックの累積視聴者数が50億人という事を考えると物凄い数字だと言うことが分かると思います。

サッカーを知らない人でも名前くらいは聞いたことがあるかな？というペレ、マラドーナ、ジダン、ロナウジーニョといった往年の名選手達もこのワールドカップで活躍したからこそ、世界的な知名度を得られたといっても過言ではありません。
その大会が日本時間で2022年11月21日に中東のカタールにて開幕したんですね。

さて、そんな世界的なイベントが開催されたわけですが、冒頭の話に戻すと今大会はメッシとロナウドという2人の英雄が出場する最後のワールドカップにもなります。
是非、この2人に注目して今大会を見て欲しいと思います。
それぞれの選手のプロフィールを説明していきます。

【リオネル･メッシ（アルゼンチン代表）】
1987年6月24日生まれ　35歳

言わずと知れた天才･世界的大スターです。
サッカー史上最高の選手と名高く、天才過ぎて「メッシは宇宙人」「別の惑星からきた男」とまで言われている正真正銘の天才です。
過去に残してきた記録が凄すぎて書き切れないので、詳しくは下記のリンクからWikipediaをご覧下さい（笑）

リオネル・メッシ - Wikipedia

身長169センチと決して恵まれた体格をしているわけではありませんが、ドリブル、パス、シュートとどの技術を見ても歴代でも最高峰のスキルを誇ります。
現在メッシは35歳ですが、メッシが初めてワールドカップに出場したのは2006年のドイツワールドカップです。
メッシが初出場した試合を僕もテレビで見ていましたが、初出場の試合で見事ゴールを決めていたのを覚えています。
今でも世界最高のスキルを誇るメッシですが、メッシの全盛期である2010年代のプレーに関しては、正直「サッカープレイヤーにおいてメッシより上手いという状態が想像つかない」と思わせるほど圧倒的でした。
世界の誰も真似が出来ないリズムから繰り出されるドリブルは圧巻で、世界の名ディフェンダー達が何度もメッシを止めようと試みましたが、ことごとくそれらを抜いてゴールを奪ってしまいます。
どうやったらメッシを止められるのか？がこの15年間の世界のサッカー関係者の議論の中心でした。
メッシが出てくるまでは、サッカー界のどんな名選手であっても1シーズンに25点~30点取れば得点王を取れていたのが、メッシが2012年に記録したゴール数は50点。しかも、当時世界最強のリーグといわれていたスペインのプロリーグで達成された数字です。
世界で最もハイレベルなリーグで歴代の得点王達の2倍の得点を奪う、、、意味不明です。（笑）
ただ、メッシに引っ張られる様にサッカー界全体の得点記録は近年増加傾向にあり、それを考えてもメッシという存在がサッカー界にどれほど大きな影響を持っているのかが分かります。
そんなメッシも今大会が最後のワールドカップと明言しています。
アルゼンチンの英雄と言えば1986年のメキシコで開催されたワールドカップでアルゼンチンに優勝をもたらしたディエゴ･マラドーナです。
正直、メッシはマラドーナを十分に超える実績を既に出しているのですがメッシが唯一獲得していないタイトルがワールドカップ優勝です。
2014年のワールドカップでは惜しくも準優勝に終わったアルゼンチン。メッシが今大会でアルゼンチンを優勝に導くことが出来れば世界中の誰もが歴代最高の選手と認めることになるでしょう。

【クリスティアーノ･ロナウド（ポルトガル代表）】
1985年2月5日生まれ　37歳

この15年のサッカー界において天才メッシと唯一しのぎを削ってきた男がメッシの永遠のライバル、クリスティアーノ･ロナウドです。
37歳になった今も世界最高峰のクオリティを誇り、数々の個人賞を総ナメにしてきた大スターです。
ロナウドも記録がエグすぎて書ききれないのでWikipediaをご覧下さい。（笑）

クリスティアーノ・ロナウド - Wikipedia

謙虚で派手なことを好まないメッシに対して、ロナウドは絵に描いたようなスターです。
モデルのような体型に抜群のルックス、高級車を何台も所有しエゴイストとも取れる発言も相まって、いつも世界中にサッカーの話題はもちろん、サッカー以外でも話題を提供してくれます。
インスタグラムのフォロワー数は人類で最多の5億人を超えます。ロナウドのSNS上の発言はもはや一国の大統領の影響力をはるかに凌ぎ、広告付きの投稿を1つするだけで3億円の収入を得ているという規格外の男です。
もちろん、ロナウドはサッカーでも本当に凄いです。
メッシが天才過ぎて宇宙人と言われていますが、そのメッシに地球人としてこの15年間張り合い続けているのがロナウドです。
前述のメッシが2012年に50得点を叩き出した2年後、ロナウドは48点を奪って得点王を獲得しています。
それもメッシと同じく世界最強のリーグであるスペインのプロリーグで、です。
正直、こんな数字は普通ではあり得ないんですよ（笑）
そもそもメッシと比較されるということ自体がえげつないことで、ロナウド以外の選手はメッシと比較される対象にすらなれていません。
良く「才能のメッシ、努力のロナウド」といわれますが、そもそもロナウドも185㎝で筋骨隆々の身体を持ちながら、100ｍを10秒台で走る俊足にNBA選手の平均を上回る跳躍力も持っているわけで、こんな選手を「努力の人」と言わせてしまうメッシの才能に改めて驚きますが、ロナウドも歴史的に見ても類い希なる才能を持った選手です。
ロナウドは派手な見せ方をしていますがサッカーに取り組む姿勢はストイックそのもの。
37歳で現役を続けているだけでも凄いのに、国の代表選手として今でも世界屈指のプレーのクオリティを保ち続けているのは驚愕の一言です。
メッシと同じくサッカー界のほぼ全てのタイトルを獲得してきたロナウドですが、唯一手にしていないタイトルがワールドカップの優勝。
今大会のポルトガル代表チームは非常に高いクオリティを持っており、十分に優勝を狙える実力を持っています。
ロナウドもまた今大会を最後のワールドカップと明言しています。
このワールドカップで優勝すれば永遠のライバルであるメッシを超えて、ロナウドが世界最高のサッカー選手の称号を手にする可能性も出てきます。

いかがでしたでしょうか？
歴史的に見てもあり得ないほどの才能を持つ2人が同時期に現役でプレーしているということは本当に奇跡的なことです。
ただ、その時代もいよいよ終焉に向かっています。
もちろんメッシもロナウドもまだ現役生活を引退はしないと思いますが、ワールドカップという舞台でこの2人の勇姿を見られるのは今大会が最後です。

今大会には日本代表チームも参加していますし、他にも注目チームはたくさん参加しています。
当然、メッシとロナウド以外にも注目選手はたくさんいるわけです。
ただ、やはりこの2人はサッカーという枠を遙かに超えた影響力を持っているという点で特別なんです。
サッカーに興味のない方も是非、この2人の最後の大舞台をご覧になってみてください。

ではまた！

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