短歌5首「-setuna-」

揺れる揺れる水面に花火残像の花火しずかに花火死にゆく

ボーダーコリーの刺繍を胸にして昼に思うことを夜にも思う

熱病に罹患する夢 冬につららを舐めること夢にも思わない

高架下 手持ち花火を消す悪魔が命のギャップでわらわせにくる

109は大きなシンボル コンピュータグラフィックスにならない



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