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乳ガン日記42 ~ここ一年間の振り返り~
こんばんは。Ottoです。
昨年11月に乳ガンが発覚、今年1月に手術、6月に抗ガン剤治療を終了、3ヶ月前に放射線治療も終え、現在はホルモン療法を実施中です。
過去の日記は下記のマガジンから御覧頂けます。
早いもので紅葉の景色も終わりつつあり、師走の季節になりました。
仕事納めに向けて奔走する人、年賀状をどうするか悩む人、クリスマスにソワソワする人、少しずつ部屋の掃除を進める人、etc…きっと様々な人達がいらっしゃることでしょう。
私はというと、この一年間を、ふと振り返っていました。
昨年の11月、私は乳ガンと診断されました。
元々は趣味や日常のことを備忘録として自由に記すつもりだったnoteで「乳ガン日記」シリーズを始めることになったわけですが「本当に色々あったな…」と思わずクソデカ溜め息が出ました。
そもそもコロナ禍によるストレスが極まり仕事を休職せざるを得なくなり、静養に少々お時間をいただき「さて、そろそろ復職か退職か考えねば…」と思っていた矢先に乳ガンが発覚、休職を延長することになってしまったのです。
診断結果に対しては「あぁ、これはアカンやつですね。」と意外とスッと受け入れられましたが、身体にしこりを自覚した瞬間に本能的に感じた恐怖感、すぐ検査できる病院を大急ぎで探していた時の焦り、その感情は今でも忘れられません。
もし、あの時「いや気のせいでしょ。」などと誤った判断をして即行動に出ていなければ、おそらく私は10年以内には死んでいたかもしれないわけですから。
手術前の精密検査、手術、手術に伴う肩のリハビリ、抗ガン剤治療、放射線治療、そして現在はホルモン療法を受けている最中ですが「よく頑張れたな…。」の一言に尽きます。
一切茶化さず真剣に受け止めてくれた彼氏、母、数少ない友達に感謝してもし切れません。
心配かけてしまい互いに心苦しく感じることもあったかもしれませんが、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
またnoteを読んで応援してくださった皆様にも、他のSNS上のフォロワーの皆様にも、心より御礼申し上げます。
今までと変わりなく他愛のないやりとりを楽しめていることに、不意に涙が溢れてくることもありました。
世の中の「当たり前にある物事」は、実は当たり前なんかではなく、奇跡の上で成り立っているのですね。
ホルモン療法は5年後に終わる予定ですが(もしかしたら更に5年延長されるかもしれませんが)、とても苦しい治療工程を乗り越えることができて、そこそこ身体を動かせるようにまで体力も戻り、患部も綺麗な状態に再生(再建)し、注意点さえ守れば普通の日常生活が送れるくらいには回復できていることに、嬉しさや喜びを噛み締める今日この頃です。
結局、仕事は復職できず退職してしまったけれど、来年は自分の体調に合った働き方のできる所に再就職できればと、今は新たな目標に向かって日々生きております。
また今後も時々「乳ガン日記」シリーズは更新していくつもりですので、また暇潰しにお読みいただけると幸いです。
世の中の患者様達が少しでも減る世の中になるよう、また患者様達それぞれが快癒に至りますよう、お祈り申し上げます。
![](https://assets.st-note.com/img/1670138979668-NODUvdYJNh.jpg?width=800)
最後に、最近の髪について。
全体的にだいぶ伸びてきましたが、何というか、頭頂の部分だけフサフサ感が増してきているような…?
もっと側面もフサフサしてきて欲しいのですが…。
抗ガン剤治療を受ける前の髪型に戻るには、まだまだ年月を要するのかもしれないですね。
今回の日記は以上です。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました!
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