小説とビジネス書の違い
「なんで小説とか読むの?作り話じゃん。ビジネス書は役に立つけど、小説って何の役にも立たないよね」
ー食べるものに例えるなら、ビジネス書はサプリみたいなもの。疲れが取れるとか、肌がきれいになるとか、目的がはっきりしている。一方で、小説は日々の食事に似ている。何に効く、とか関係なく、お腹が空くから食べる。どっちが良いとかじゃなく、別ものだよ。
ただ、生命を維持して身体をつくっているのはどっちだろう?食べて幸福感を得られたり、また食べたいって思ったり、この美味しさを大切な人と分かちあいたいって願ったりするのはどっちだろう?
「そりゃ食事のほうだけど、それで言うならジャンクフードとか、添加物まみれの食材なんかもいっぱいあるよね。それで身体壊す人もいるじゃん」
ー確かに。だから日々何を食べるかが大切なんだよ。自然のなかで丁寧に育てられた素材から作られた食事は、たとえ薄味でも深みがあって、ただただ美味しい。何に効くか、なんて意識しなくても、ミネラルやビタミン、酵素などがバランスよく摂れていく。
そんな食事を毎日選んでいくのと、何が入ってるのか分からない安くて手軽なモノを食べ続けるのでは、当然身体のつくりも状態も違ってくる。なにより、日々生きていくことへの豊かさが違うんじゃないかと思うんだよね。
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