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ネット記事を読んで心に残った文抜粋(社会編)

「韓国が善」であるために「日本は悪くなければならない」という発想の言語的背景 
https://bunshun.jp/articles/-/38738

加害者は、自分より弱い被害者が惨めになればなるほど、自分の価値が上がると勘違いをしています。そして、その被害者が状況を改善するために努力し、立ち直ろうとすると、加害者は恐れをなし、さらに被害者を苦しめます。被害者が立ち直ると、自分(加害者)の価値が下がると思い込んでいるからです。


私は一ヶ月後、この牛を殺します。〜私がヴィーガンにならないと決めるまで〜
https://locafra.com/2021/02/27/anatanoketsudan/6/

サプリメントで補って、生きていくことが可能な人はいるのかもしれない。
だけどそうではない人もいて、なによりも、お肉を作ることが、食べることが、誰かの人生を豊かにするのなら、その選択をとることは、私が人間を続けていく以上、責められないのだ思った。


なぜ社会は「男性」を競争に駆り立て、搾取するのか…? その進化論的な理由
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/81263?imp=0

彼によれば、平均的に見てみると男女間には能力の差はない。
しかし、関心や傾向には男女差がある。
女性は人や感情に関わる物事への関心が強い一方で、男性は物質や論理に関する物事に興味を抱く。また、男性は女性よりもリスクを追求することを好み、競争に参加したがる。
そして、能力や性格の特徴のばらつきは、女性よりも男性のほうが大きい。ある能力を極端に持っている人もまったく持っていない人も、性格に関する特性の一部が過剰であったり欠けていたりする人も、その大半は男性なのだ。
人間に限らず、他の多くの動物でも、オスはメスよりもリスク追求的であり特性のばらつきが多い。この現象は、雌雄間の繁殖戦略の違いに起因する。メスが生涯に生産できる子供の数に限りはある代わりに、多くのメスは安定して子供を残すことができる。一方で、オスは精子さえ出すことができればいくらでも子供を生産することができるが、そのためには他のオスとの競争に勝利してメスに選ばれなければならない。競争に勝つためにはときとしてリスクを取らなければいけないこともあるし、極端な性質を持つオスは平均的なオスを差し置いてメスに選ばれる可能性が高いのである。

文化が存在することで人間は共同作業を行いやすくなり、食物の生産量が上がって飢餓を防ぎやすくなる。また、栄養に関する知識や病気への対処法などが共有されることで長寿化して、社会が安定化してより多くの子供を育てやすくなるのだ。
原始的な戦争の勝ち負けには「どちらの人口のほうが多いか」ということがかなり重大な影響を与える。また、どちらのほうがより発達した武器を持っているか、どちらの戦士たちのほうが秩序立っていて命令にしたがうか、ということも関わってくる。「情報の蓄積と伝達」「分業、専門化」「交換、交易」といったことをより効果的に達成できる文化のほうが、生産量を上げて人口を増やしやすく、集団内に秩序を築きやすくて、より強力な武器を生み出すためのイノベーションも起きやすいので、競争に勝ちやすいのだ。

効率の良い文化は集団内の人間の生存と繁殖は考慮しても、集団内の人間の幸福は考慮しない、ということにある。競争に勝って現在まで生き残ることができた文化とは、生産や秩序やイノベーションをより効率的に達成するために、より効率的に男性を搾取してきた文化である、とバウマイスターは論じる。
女性が生涯に生産できる子供の数には限りがあるのだから、集団の人口を拡大するためには女性を保護する必要がある。一方で、10人の男性のうち9人が死んだとしても一人が生き残って精子を排出できていれば、人口の拡大という観点からは問題がない。だから、集団の維持のために戦争行為や危険な労働が必要な場合には、男性をそこに追いやったほうが効率的なのだ。集団からすれば、女性よりも男性のほうが消耗品として扱うのにふさわしい存在なのである。また、集団が発展するためには道具や科学に関する発明を行う人も必要であり、経済を円滑にまわすための投資活動を行う人や、政治的な権力を行使して人々を指導して秩序を維持する人も必要とされる。しかし、発明や投資は「当たれば大きいが、負けたら何も得られない」というハイリスクハイリターンな活動であるし、政治的な権力を持つためにも他の相手との競争に勝たなければならない。→リスクをとる傾向がある男性の方がそれを担う素質を持っている
これらの活動を集団内で実現させるためには、もともとがリスク追求的であり文化にとっては消耗品である男性たちを、ハイリスクな世界へと積極的に追いたてることが効率的だ。さらに、性格や特性のばらつきは男性間のほうが大きいという点も、多様な視点からのアプローチを必要とするイノベーションの世界とは相性がいいのである。
大半の社会では政治や経済の世界で勝ち抜いてきた人が多大な利益を享受できる構造になっているのは、それが男性にリスクを負わせる方法として最も効率的であるからなのだ。「一人前の男と見なされるためには、世の中で活躍してなにかを成し遂げなければいけない」という規範がある社会では、ハイリスクな領域に関わらない男性は「男らしくない」と見なされて男女の双方から冷淡に扱われてしまう。そのために、競争することに消極的な男性たちすらも、政治や経済の領域に参加せざるを得なくなるのだ。
世界中の集団で、文化が効率的であるためには欠かせない経済や政治の領域が、競争的な男たちによって発展させられていった。それと同時に、女性たちを経済や政治の領域から排除するジェンダー・ギャップも発展していった。ハイリスクな領域に参加させるのは男性だけに留めて、女性には子育てやケア労働を押し付ける性別役割分担を徹底したほうが、集団を維持するうえでは効率的であるためだ

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