見出し画像

【ピティナ特級公式レポート・番外編『配信とクラシック音楽』】

こんばんは。特級公式レポーターの寿すばるです。今回はピティナのYouTubeチャンネルのことを少し書いてみたいと思います。

ピティナ特級で、ハイクオリティな配信を支えて下さっている林浩史さん。特級ファイナルが幕を閉じた最後の最後、会場を後にした出口のところでお会いすることができて嬉しかった!!
なにしろ、林さんがいなければ、家にいながらにして予選を視聴することが出来ず、レポートを書くことも出来なかったわけです。もっと言えば、YouTube配信がなかったら、特級を知ることもなかったかもしれないのですから、私にとってはある意味、特級そのものとも言える存在です!

そんな林さんのインタビュー記事はこちら!

配信(YouTube)ってすごいですよね。本来、自分のテリトリーでは見ないもの聴かないものに『暇つぶし程度の気持ち』でリーチできる。本気で挑んでいる人たちがいる世界に暇つぶしと書くのは少し気が引けますが、時間もお財布の中身も限られている生活の中で、人は一体どれだけのコンテンツを自らの意思で選択し、お金を支払って体験しようとするでしょうか。

人の娯楽や趣味は、昔から数多あり、その上、今はスマホゲームやポップスアーティストたちのインスタライブなど、特に若者をとりまく環境には膨大なコンテンツが溢れかえっていて、それらのほとんどが無料です。

こうなってしまったとき、もともと敷居の高い、縁遠いクラシック音楽の世界になど、誰が寄り付くでしょうか。そんな時にYouTubeで気軽に視聴できるコンテンツとして、ピティナという存在があるという意義は計り知れないと思うのです。いまでこそコロナ禍の影響でクラシック系コンテンツも目に入りやすいところに増えてきましたが、以前は興味のない人にはあまり表示されないコンテンツだったように思います。

ちなみに私をピティナにどっぷり誘導したのは角野隼斗さん(2018年の特級グランプリ)で、今や飛ぶ鳥を落とすというか飛行機でビューっと追い越し、世界中で活躍している音楽家です。私だけでなく、角野さんをきっかけにクラシックの世界に興味を持つ人というのは、少なくないと思います。YouTubeで角野さんの動画をアレコレ見ていると、だんだんとオススメにクラシック方面の動画が出てくるようになるんです(笑)そしていつかは必ずピティナの動画にでくわすという。そこで中高生、大学生など若い人たちが熱く競演する姿が見られると、同世代なら自身と身近に感じたり、上の世代なら我が子のような視点で応援したくなったりするのだと思います。

単にコンクールを視聴するだけでなく、「あれ、この曲どんなだっけ?」と検索した時に出てくるのがピティナのピアノ曲事典や演奏動画だったりするというのも何度も経験しています。すごい!

そこから興味を持って、少しずつクラシックを知っていくことができたら、『ちょっと生で聴いてみようかな』という気持ちになる人も出てくるのではないかなと、思うのです。なんせ入場無料とかワンコインとかもありますからね!

クラシック音楽を遠い世界の話だと思っている人たちには『クラシックは高い、堅苦しい格好で気を遣いそう』みたいなイメージもありますから、そういうイメージも、知ることで徐々に意外とそうでもないと思ってもらえるといいなと思います。

私は今回、ピアノを弾けない身でピアノコンクールの公式レポートをするという、特殊ともいえる立ち位置から書かせていただいていますが、これもある種、意外なところからクラシック音楽へ誘導できるかもしれない方法なのかなと思います。

今後、ロックや他の音楽に関する記事をnoteに投稿して、そこからのピティナ特級、そしてピティナからのクラシック音楽へと、読んでくださった方々をお誘いしていけたらいいなと思いました。

特級公式レポーターとして過ごした2週間で芽生えた、クラシック音楽に対する小さな小さな使命感のようなものかもしれません。

ピティナの皆さん、林さん、私というちっぽけな存在のnoteから、どれだけご案内できるかわかりませんが、今後も素敵なコンテンツを用意して待っていてください!

そしてこんな私の独り言のような記事をいつも読んでくださる皆さま、本当にありがとうございます。Twitterやnoteにいただくメッセージに、いつも励まされています!!

特級ファイナルの模様はアーカイブで何度でもご覧になれます!

では、残りわずかですが、次のレポートでお会いしましょう!
読んでくださり、ありがとうございました!
このレポートがいいな、と思ったら、【いいね(スキ)】と【マガジン登録】をよろしくお願いします!

写真提供:ピティナ/カメラマン:石田宗一郎

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?