寿すばる

Twitter在住 小説・音楽 小説note https://note.com/48600 ヘッダー:スターツ出版(表紙:ふすいさま) アイコン:うちの猫 ちょい焦げ ピティナ2022・2023特級公式レポーター ※公式タグのない記事はすべて個人的な非公式記事です

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    noteで出逢った小説・創作に役立つ記事をまとめているマガジンです。

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  • 『角野隼斗・かてぃん』特選

    SNSやnoteで角野隼斗氏ご本人や関係者の方からリアクションをいただいたものをまとめています

  • 角野隼斗ショパンコンクール

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ファッション・絵画や歴史と繋がるクラシック音楽

先日、こんな本を買いました。 ここが見どころ! 聴きどころ! 西洋絵画とクラシック音楽(amazon) 著:中川 右介 実は常々、こういうのを読みたかったんです。と、いうのも、私は学生時代に服飾の勉強をしていて、クラシック音楽を聴くときに(ものすごくざっくりですが)当時の人々が着用していた服装が浮かぶことで、音楽の解像度が高くなることを薄っすら感じていたからです。 皆さんは、着物を着たことはありますか? 浴衣でもいいです。 着物を着ると、今の洋服を着て過ごすのとは動きが

    • 角野隼斗『Human Universe』異例のTOP10入

      ※異例、との記事が出たので備忘録的にランキング推移など集めてみました。 オリコン 週間アルバムランキング7位 2024.11.11付 追記:2週目も35位にランクイン!(2024.11.18付)Penthouseも初週22位なので、2作同時! デジタル週間は3位 2024.11.11付  4年3か月ぶり、とあったので遡ってみると、2020年8月頃にジョン・ウィリアムズが6位にランクインしていました。おそらくこのことかな。巨匠以来となるとその異例さが際立ちますね。

      • ポーランド国立放送交響楽団2024/2025シーズン:オープニングコンサート(ソリスト:角野隼斗)をラジオで聴いた

        10月4日の26時、ショパンコンクール以来のポーランド語を浴びながらラジオを聴いていた。ポーランドの都市カトヴィツェで開幕する新シーズンのコンサートを聴くためだ。 経緯はコチラ 放送枠は現地時間の19時から22時。生放送で開演は19時半からなので、それまでの時間はポーランド語の中から英語に似た音を探す時間だった。 知っている言葉や人名、地名などが出てくればわかる。冒頭でHayato Suminoと聞こえたあとは美術館でマンガ展があるなど、お知らせが10分ほど続いて、ノスプ

        • 戦場のピアニストと角野隼斗

          2024年6月10日の深夜、とあるWEBサイトが更新された。 そこには、ひとりの日本人ピアニストの名が記されていた。 『Hayato Sumino』 ポーランド国立放送交響楽団(NOSPR)と指揮者マリン・オルソップとの再共演の報せだった。しかも楽団の本拠地、ポーランドで。そのうえ当公演は2024-2025シーズンの開幕公演という大抜擢。 追記:なんと開幕公演というだけでなく、この日はホールオープンから10周年の記念日! NOSPRとマリン・オルソップ。角野隼斗を語る上

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          ピティナ特級2024、三次予選感想

          今年も始まっていますね! 日本の夏、ピティナの夏、特級の夏!! 出場者は昨年、一昨年と公式レポをしながら応援していた方たちも多くて、嬉しい、楽しい、悔しい、などなど……自分が参加しているわけでもないのに既に一喜一憂の感情ジェットコースター状態になっているところです。 ♪一次予選 ♪二次予選1日目 ♪二次予選2日目 も併せてご覧ください 岩間 優希/津野 絢音/深津 天馬 ラフマニノフ/ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18 私の大好きなピアノ協奏曲です! 特級でも選

          ピティナ特級2024、三次予選感想

          短編映画『ファーストライン』を観た末席作家の感想文(東宝GEMSTONE『GEMNIBUS vol.1』)

          映画配給会社【東宝】が運営するコンテンツ制作レーベル【GEMSTONE creative label】が、新人クリエイターに発表の場を、と立ち上げた短編映画オムニバス『GEMNIBUS』を観に行ってきました。 作品は4作。特撮、サイコスリラー、アニメ、ゾンビパニックと、バラエティーに富んだラインナップ。 新人、といっても素人がイメージしがちな『アマチュアからプロになりたての新人』ではなく、公式サイトで紹介されている経歴を見ると既に充分な経験と実績を積んでいる方ばかり。そろそ

          短編映画『ファーストライン』を観た末席作家の感想文(東宝GEMSTONE『GEMNIBUS vol.1』)

          Marin Alsop×Baltimore S.O.×Hayato Sumino

          ついに、マリン・オルソップと角野隼斗が海外公演! しかもアメリカ! この知らせをTwitterで知った時、嬉しすぎて本当に声を上げてしまった。 マリン・オルソップといえば、2022年に来日し、ポーランド国立放送交響楽団とのショパンコンチェルトを角野隼斗にもたらした指揮者。最高の初日から最高すぎる千穐楽まで11公演を共に走り切り、特にショパンコンクール時の角野を知るファンにとっては特別すぎるレジェンドである。 当時の相性の良さから、ファンの間では海外での共演も決まるだろうと

          Marin Alsop×Baltimore S.O.×Hayato Sumino

          角野隼斗と猫

          最近推し記事あんまり書いていないのと、備忘録を兼ねて、かてぃんさんにまつわる猫の曲をまとめておこうと思います。猫の日なので。 (ヘッダーはうちの焦げ猫です、公開時間22:22にしたかったのに悔しい笑) 『大猫のワルツ』 この『大猫のワルツ』はスタインウェイ アンド サンズの自動演奏機能付きピアノ『SPIRIO』にも収録されています(角野氏はスタインウェイアーティスト) 『猫ふんじゃった』 ※👆Twitterでファンの方が発掘していたのを見て思い出しました!ありがとうご

          角野隼斗と猫

          猫の日なので、猫の曲🐾

          【ファッション・絵画や歴史と繋がるクラシック音楽】の更新が遅れてしまってごめんなさい! 今日は猫の日にちなんで私のお気に入り猫曲をお届けしますね。 クラシック音楽からロックまで、私の好きな曲というだけの基準でお送りします! 🐈‍⬛『猫のワルツ』ショパン ショパンが猫をイメージしたわけではないらしいのですが、俊敏な躍動感にあふれ、途中で「にゃ~~~お♪」と鳴いているように聴こえますよ。 MARTÍN GARCÍA GARCÍA – Waltz in F major, Op.

          猫の日なので、猫の曲🐾

          角野隼斗ツアー2024【KEYS】福島

          2月7日、快晴。 昨年7月の高崎以来、7カ月ぶりに角野隼斗の生音に触れるため、隣県の福島へ。 最寄駅から福島駅まではローカル線で約3時間ほど。目的はコンサートただひとつなので、私にとっては乗車時間も束の間の車窓旅行です。よく晴れた青空と前日に降り積もった雪景色のコントラストが美しく、忙しない日常を離れて清々しい気持ちになることができました。 今年のツアープログラムは目次にあるとおり、なかなかのバラエティパック仕様。興味深いことはモーツァルト成分が2曲並んでいることと、全体的

          角野隼斗ツアー2024【KEYS】福島

          トルコ行進曲を聴くとシンバルがジャンジャン聴こえるのはモーツァルトの好奇心と「これカッコイイ!」を受け取っていたからかもしれない話

          トルコ行進曲とシンバル かねてより、私には幻聴に近いイメージの刷り込みがあった。それは モーツァルトの『トルコ行進曲(ピアノ)』を聴くとシンバルが鳴り響くという現象。 具体的に言うと、後半にかけての最高音を皮切りに 「シャーン! シャーン! シャンシャンシャン!」と鳴るのである。 しかもすごく主役級に。 なんとなく、脳内にはオーケストラ版の印象があるような気はしていた。 けれど、YouTubeなどで確認する限りでは、いうてそんなに強烈にシンバルが鳴っているわけではなか

          トルコ行進曲を聴くとシンバルがジャンジャン聴こえるのはモーツァルトの好奇心と「これカッコイイ!」を受け取っていたからかもしれない話

          2023年もありがとうございました

          いつもnoteを読んでくださり、ありがとうございます。noteを使い始めて4回目の大晦日がやって参りました。 ……と、1年前と同じ書き出しですが笑 noteの住民になって4年ですが、年末にこういう記事を書くのは2年目です。毎年の報告なんて浮き沈みもあるだろうし、前年より奮わなかったら書きたくないしなぁとかも思うのですけど、ふだんは日記とかつけない性格なので、1年に1回くらいまとめておいたほうが良さそうだなって。 良い年もそうでない年も、ありのまま綴って毎年重ねていけたらあとで

          2023年もありがとうございました

          【第3回 セルミジ】ファッション・絵画や歴史と繋がるクラシック音楽

          シリーズ3回目、お待たせしました。今回は12月なのでクリスマスにちなんだお誘いです。 突然ですが皆さん、日本での初めてのクリスマスって、いつだか知っていますか? 答えは1552年といわれています。西洋音楽史では後期ルネサンスと分類されている頃で、バッハやヘンデル、ラモーなどが活躍したバロック時代の直前あたり。今回ご紹介するセルミジは、宗教音楽やシャンソンを多く作曲した、当時を代表する音楽家です。 まずはじめに、1530年頃のセルミジ作曲『Tant que vivray(私

          【第3回 セルミジ】ファッション・絵画や歴史と繋がるクラシック音楽

          ひなた短編文学賞の作中作制作:ワイシャツがウエディングドレスに生まれ変わりました

          「Life is Improvisation」 まさに今、この言葉がぴったりの心境。 人生、本当に何が起きるかわからないんですね。 嬉しすぎて長くなるのですけど、一言でいうなら、小説家を目指してる無職の主婦が文学賞もらってウエディングドレス作ったらベストドレッサー賞の授賞式会場に展示されちゃった!って話です。正直、いまだに意味がわからない。 ベストドレッサー賞授賞式といえば、受賞者も招待者も園遊会に招かれるような方々ばかりの場所……。私みたいな一般庶民からしたら画面の外側

          ひなた短編文学賞の作中作制作:ワイシャツがウエディングドレスに生まれ変わりました

          【第2回 アンダーソン】ファッション・絵画や歴史と繋がるクラシック音楽

          第1回のショパンから一気に100年ほど時間を進めて、第2回はルロイ・アンダーソンが活躍していた1950年前後のアメリカに行ってみたいと思います。 アンダーソンという名前でピンとこなくても『そりすべり』『タイプライター』など愉快な曲の数々を聴いたことのある人は多いのではないでしょうか。 その愉快さは語るより見たほうが早いので、まずはこちらをご覧ください。 ※8分の動画で中ほどまでお芝居です笑 1954年の作品『サンドペーパー・バレエ』をお送りしました。アンダーソン、もう好き

          【第2回 アンダーソン】ファッション・絵画や歴史と繋がるクラシック音楽

          【第1回 ショパン】ファッション・絵画や歴史と繋がるクラシック音楽

          39年という短い生涯の中で、音楽家として重要な時期をフランスで過ごしたショパン。彼がポーランドを離れた1830年という大きな節目の頃の絵画やファッション、歴史に注目して、同時に並べてみることで、時代の空気を感じながらショパンの音楽を鑑賞してみよう! という趣旨のnoteです。どうぞお楽しみくださいね。 連載の第1回目はショパン特集ということで、最初に貼ったBGMは1831年、祖国ポーランドでの革命が失敗に終わったことへの感情が反映されていると言われるエチュード『革命』。 ニ

          【第1回 ショパン】ファッション・絵画や歴史と繋がるクラシック音楽