寿すばる

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寿すばる

Twitter在住 小説・音楽 小説note https://note.com/48600 ヘッダー:スターツ出版(表紙:ふすいさま) アイコン:うちの猫 ちょい焦げ ピティナ2022・2023特級公式レポーター ※公式タグのない記事はすべて個人的な非公式記事です

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  • 【連載】ファッション・絵画や歴史と繋がるクラシック音楽

    クラシック音楽の作曲家が暮らしていた時代をファッションの流行や絵画、歴史などとのクロスオーバーで立体的に感じてみたい! という筆者の『こういうのが読みたい』をカタチにしたマガジンです。

記事一覧

ピティナ特級2024、三次予選感想

今年も始まっていますね! 日本の夏、ピティナの夏、特級の夏!! 出場者は昨年、一昨年と公式レポをしながら応援していた方たちも多くて、嬉しい、楽しい、悔しい、など…

寿すばる
1か月前
25

短編映画『ファーストライン』を観た末席作家の感想文(東宝GEMSTONE『GEMNIBUS vol.1』)

映画配給会社【東宝】が運営するコンテンツ制作レーベル【GEMSTONE creative label】が、新人クリエイターに発表の場を、と立ち上げた短編映画オムニバス『GEMNIBUS』を観…

寿すばる
2か月前
61

Marin Alsop×Baltimore S.O.×Hayato Sumino

ついに、マリン・オルソップと角野隼斗が海外公演! しかもアメリカ! この知らせをTwitterで知った時、嬉しすぎて本当に声を上げてしまった。 マリン・オルソップといえ…

寿すばる
6か月前
109

角野隼斗と猫

最近推し記事あんまり書いていないのと、備忘録を兼ねて、かてぃんさんにまつわる猫の曲をまとめておこうと思います。猫の日なので。 (ヘッダーはうちの焦げ猫です、公開…

寿すばる
7か月前
81

猫の日なので、猫の曲🐾

【ファッション・絵画や歴史と繋がるクラシック音楽】の更新が遅れてしまってごめんなさい! 今日は猫の日にちなんで私のお気に入り猫曲をお届けしますね。 クラシック音楽…

寿すばる
7か月前
22

角野隼斗ツアー2024【KEYS】福島

2月7日、快晴。 昨年7月の高崎以来、7カ月ぶりに角野隼斗の生音に触れるため、隣県の福島へ。 最寄駅から福島駅まではローカル線で約3時間ほど。目的はコンサートただひと…

寿すばる
7か月前
157

トルコ行進曲を聴くとシンバルがジャンジャン聴こえるのはモーツァルトの好奇心と「これカッコイイ!」を受け取っていたからかも…

トルコ行進曲とシンバル かねてより、私には幻聴に近いイメージの刷り込みがあった。それは モーツァルトの『トルコ行進曲(ピアノ)』を聴くとシンバルが鳴り響くという…

寿すばる
8か月前
41

2023年もありがとうございました

いつもnoteを読んでくださり、ありがとうございます。noteを使い始めて4回目の大晦日がやって参りました。 ……と、1年前と同じ書き出しですが笑 noteの住民になって4年で…

寿すばる
9か月前
39

【第3回 セルミジ】ファッション・絵画や歴史と繋がるクラシック音楽

シリーズ3回目、お待たせしました。今回は12月なのでクリスマスにちなんだお誘いです。 突然ですが皆さん、日本での初めてのクリスマスって、いつだか知っていますか? …

寿すばる
9か月前
26

ひなた短編文学賞の作中作制作:ワイシャツがウエディングドレスに生まれ変わりました

「Life is Improvisation」 まさに今、この言葉がぴったりの心境。 人生、本当に何が起きるかわからないんですね。 嬉しすぎて長くなるのですけど、一言でいうなら、小説…

寿すばる
10か月前
244

【第2回 アンダーソン】ファッション・絵画や歴史と繋がるクラシック音楽

第1回のショパンから一気に100年ほど時間を進めて、第2回はルロイ・アンダーソンが活躍していた1950年前後のアメリカに行ってみたいと思います。 アンダーソンという名前…

寿すばる
1年前
63

ファッション・絵画や歴史と繋がるクラシック音楽

先日、こんな本を買いました。 ここが見どころ! 聴きどころ! 西洋絵画とクラシック音楽(amazon) 著:中川 右介 実は常々、こういうのを読みたかったんです。と、いうのも…

寿すばる
1年前
55

【第1回 ショパン】ファッション・絵画や歴史と繋がるクラシック音楽

39年という短い生涯の中で、音楽家として重要な時期をフランスで過ごしたショパン。彼がポーランドを離れた1830年という大きな節目の頃の絵画やファッション、歴史に注目し…

寿すばる
1年前
68

名刺を作った話

15年ぶりくらいに名刺を持った。 小説家と、ライターを名乗るためだ。 少ない実績をかき集めたリットリンクのポートフォリオとQRコードも作って、何年も触っていなかった…

寿すばる
1年前
42

梅田俊明先生インタビュー(特級レポ2023)

本番前日のリハーサルの合間にも気さくに対応してくださった梅田先生。 指揮者を志しはじめた頃の先生ご自身のお話や、未来の音楽家たちへの熱いメッセージなど、たくさん…

寿すばる
1年前
45

特級ファイナル・結果発表と現地レポート(特級レポ2023)

特級公式レポーターの寿すばるです。レポートを始めてから約一か月が経ち、8月21日のファイナルをもって名残惜しくも全ての日程が終了しました。 私は昨年と同じく、サン…

寿すばる
1年前
66

ピティナ特級2024、三次予選感想

今年も始まっていますね! 日本の夏、ピティナの夏、特級の夏!! 出場者は昨年、一昨年と公式レポをしながら応援していた方たちも多くて、嬉しい、楽しい、悔しい、などなど……自分が参加しているわけでもないのに既に一喜一憂の感情ジェットコースター状態になっているところです。 ♪一次予選 ♪二次予選1日目 ♪二次予選2日目 も併せてご覧ください 岩間 優希/津野 絢音/深津 天馬 ラフマニノフ/ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18 私の大好きなピアノ協奏曲です! 特級でも選

短編映画『ファーストライン』を観た末席作家の感想文(東宝GEMSTONE『GEMNIBUS vol.1』)

映画配給会社【東宝】が運営するコンテンツ制作レーベル【GEMSTONE creative label】が、新人クリエイターに発表の場を、と立ち上げた短編映画オムニバス『GEMNIBUS』を観に行ってきました。 作品は4作。特撮、サイコスリラー、アニメ、ゾンビパニックと、バラエティーに富んだラインナップ。 新人、といっても素人がイメージしがちな『アマチュアからプロになりたての新人』ではなく、公式サイトで紹介されている経歴を見ると既に充分な経験と実績を積んでいる方ばかり。そろそ

Marin Alsop×Baltimore S.O.×Hayato Sumino

ついに、マリン・オルソップと角野隼斗が海外公演! しかもアメリカ! この知らせをTwitterで知った時、嬉しすぎて本当に声を上げてしまった。 マリン・オルソップといえば、2022年に来日し、ポーランド国立放送交響楽団とのショパンコンチェルトを角野隼斗にもたらした指揮者。最高の初日から最高すぎる千穐楽まで11公演を共に走り切り、特にショパンコンクール時の角野を知るファンにとっては特別すぎるレジェンドである。 当時の相性の良さから、ファンの間では海外での共演も決まるだろうと

角野隼斗と猫

最近推し記事あんまり書いていないのと、備忘録を兼ねて、かてぃんさんにまつわる猫の曲をまとめておこうと思います。猫の日なので。 (ヘッダーはうちの焦げ猫です、公開時間22:22にしたかったのに悔しい笑) 『大猫のワルツ』 この『大猫のワルツ』はスタインウェイ アンド サンズの自動演奏機能付きピアノ『SPIRIO』にも収録されています(角野氏はスタインウェイアーティスト) 『猫ふんじゃった』 ※👆Twitterでファンの方が発掘していたのを見て思い出しました!ありがとうご

猫の日なので、猫の曲🐾

【ファッション・絵画や歴史と繋がるクラシック音楽】の更新が遅れてしまってごめんなさい! 今日は猫の日にちなんで私のお気に入り猫曲をお届けしますね。 クラシック音楽からロックまで、私の好きな曲というだけの基準でお送りします! 🐈‍⬛『猫のワルツ』ショパン ショパンが猫をイメージしたわけではないらしいのですが、俊敏な躍動感にあふれ、途中で「にゃ~~~お♪」と鳴いているように聴こえますよ。 MARTÍN GARCÍA GARCÍA – Waltz in F major, Op.

角野隼斗ツアー2024【KEYS】福島

2月7日、快晴。 昨年7月の高崎以来、7カ月ぶりに角野隼斗の生音に触れるため、隣県の福島へ。 最寄駅から福島駅まではローカル線で約3時間ほど。目的はコンサートただひとつなので、私にとっては乗車時間も束の間の車窓旅行です。よく晴れた青空と前日に降り積もった雪景色のコントラストが美しく、忙しない日常を離れて清々しい気持ちになることができました。 今年のツアープログラムは目次にあるとおり、なかなかのバラエティパック仕様。興味深いことはモーツァルト成分が2曲並んでいることと、全体的

トルコ行進曲を聴くとシンバルがジャンジャン聴こえるのはモーツァルトの好奇心と「これカッコイイ!」を受け取っていたからかもしれない話

トルコ行進曲とシンバル かねてより、私には幻聴に近いイメージの刷り込みがあった。それは モーツァルトの『トルコ行進曲(ピアノ)』を聴くとシンバルが鳴り響くという現象。 具体的に言うと、後半にかけての最高音を皮切りに 「シャーン! シャーン! シャンシャンシャン!」と鳴るのである。 しかもすごく主役級に。 なんとなく、脳内にはオーケストラ版の印象があるような気はしていた。 けれど、YouTubeなどで確認する限りでは、いうてそんなに強烈にシンバルが鳴っているわけではなか

2023年もありがとうございました

いつもnoteを読んでくださり、ありがとうございます。noteを使い始めて4回目の大晦日がやって参りました。 ……と、1年前と同じ書き出しですが笑 noteの住民になって4年ですが、年末にこういう記事を書くのは2年目です。毎年の報告なんて浮き沈みもあるだろうし、前年より奮わなかったら書きたくないしなぁとかも思うのですけど、ふだんは日記とかつけない性格なので、1年に1回くらいまとめておいたほうが良さそうだなって。 良い年もそうでない年も、ありのまま綴って毎年重ねていけたらあとで

【第3回 セルミジ】ファッション・絵画や歴史と繋がるクラシック音楽

シリーズ3回目、お待たせしました。今回は12月なのでクリスマスにちなんだお誘いです。 突然ですが皆さん、日本での初めてのクリスマスって、いつだか知っていますか? 答えは1552年といわれています。西洋音楽史では後期ルネサンスと分類されている頃で、バッハやヘンデル、ラモーなどが活躍したバロック時代の直前あたり。今回ご紹介するセルミジは、宗教音楽やシャンソンを多く作曲した、当時を代表する音楽家です。 まずはじめに、1530年頃のセルミジ作曲『Tant que vivray(私

ひなた短編文学賞の作中作制作:ワイシャツがウエディングドレスに生まれ変わりました

「Life is Improvisation」 まさに今、この言葉がぴったりの心境。 人生、本当に何が起きるかわからないんですね。 嬉しすぎて長くなるのですけど、一言でいうなら、小説家を目指してる無職の主婦が文学賞もらってウエディングドレス作ったらベストドレッサー賞の授賞式会場に展示されちゃった!って話です。正直、いまだに意味がわからない。 ベストドレッサー賞授賞式といえば、受賞者も招待者も園遊会に招かれるような方々ばかりの場所……。私みたいな一般庶民からしたら画面の外側

【第2回 アンダーソン】ファッション・絵画や歴史と繋がるクラシック音楽

第1回のショパンから一気に100年ほど時間を進めて、第2回はルロイ・アンダーソンが活躍していた1950年前後のアメリカに行ってみたいと思います。 アンダーソンという名前でピンとこなくても『そりすべり』『タイプライター』など愉快な曲の数々を聴いたことのある人は多いのではないでしょうか。 その愉快さは語るより見たほうが早いので、まずはこちらをご覧ください。 ※8分の動画で中ほどまでお芝居です笑 1954年の作品『サンドペーパー・バレエ』をお送りしました。アンダーソン、もう好き

固定された記事

ファッション・絵画や歴史と繋がるクラシック音楽

先日、こんな本を買いました。 ここが見どころ! 聴きどころ! 西洋絵画とクラシック音楽(amazon) 著:中川 右介 実は常々、こういうのを読みたかったんです。と、いうのも、私は学生時代に服飾の勉強をしていて、クラシック音楽を聴くときに(ものすごくざっくりですが)当時の人々が着用していた服装が浮かぶことで、音楽の解像度が高くなることを薄っすら感じていたからです。 皆さんは、着物を着たことはありますか? 浴衣でもいいです。 着物を着ると、今の洋服を着て過ごすのとは動きが

【第1回 ショパン】ファッション・絵画や歴史と繋がるクラシック音楽

39年という短い生涯の中で、音楽家として重要な時期をフランスで過ごしたショパン。彼がポーランドを離れた1830年という大きな節目の頃の絵画やファッション、歴史に注目して、同時に並べてみることで、時代の空気を感じながらショパンの音楽を鑑賞してみよう! という趣旨のnoteです。どうぞお楽しみくださいね。 連載の第1回目はショパン特集ということで、最初に貼ったBGMは1831年、祖国ポーランドでの革命が失敗に終わったことへの感情が反映されていると言われるエチュード『革命』。 ニ

名刺を作った話

15年ぶりくらいに名刺を持った。 小説家と、ライターを名乗るためだ。 少ない実績をかき集めたリットリンクのポートフォリオとQRコードも作って、何年も触っていなかったイラレを引っ張り出した。 テンプレートで作成してくれる業者の2色刷りはQRコードもカラー側だったからだ。黄色系だとコンサート会場等の照明の下でQRコードが読み取れない可能性があったから、それは避けたかった。あと微妙な色味がやっぱり欲しくて。 名刺に適正なフォントやサイズだとか、アウトライン化ってどうするんだっけ

梅田俊明先生インタビュー(特級レポ2023)

本番前日のリハーサルの合間にも気さくに対応してくださった梅田先生。 指揮者を志しはじめた頃の先生ご自身のお話や、未来の音楽家たちへの熱いメッセージなど、たくさんお話を伺うことができました。 過去のコンクールでは1日5時間にも及ぶ審査での指揮を6日連続でしたこともあるという、若い未来の音楽家たちを熱くサポートし続けている梅田先生だからこそのメッセージをお届けします。 インタビュー前に撮影した梅田先生のメッセージ動画はこちら。 梅田先生が指揮者を目指したきっかけ 5歳から

特級ファイナル・結果発表と現地レポート(特級レポ2023)

特級公式レポーターの寿すばるです。レポートを始めてから約一か月が経ち、8月21日のファイナルをもって名残惜しくも全ての日程が終了しました。 私は昨年と同じく、サントリーホールで行われたファイナルを客席から聴くことができ、帰宅してからこのレポートを書いています。 まずは結果から! グランプリ および聴衆賞 鈴木愛美さん 銀賞 三井柚乃さん 銅賞 神原雅治さん 入賞 嘉屋翔太さん サポーター賞 塩﨑基央さん おめでとうございます!! それでは、4名のファイナリストたちの演