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【ピティナ特級公式レポート・番外編『オーケストラリハーサル』】

こんばんは。特級公式レポーターの寿すばるです。
今日はなんと、大変に大変に貴重な機会を設けていただきました!

それは
『オーケストラリハーサル』
です!!!!!

ステージの上では、飯森範親先生の指揮のもと、ファイナリスト4名と東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の皆さまが熱く音楽を交わし合っていました。
明日の本番を前に、この貴重な時間に立ち会えたことをとても幸運と思います。

演奏については明日を楽しみにしていてほしいので控えますが、ほんの少しだけ、リハーサルの様子をお届けしようと思います!

まずはリハーサル後の飯森先生からのメッセージ!

指揮の飯森範親先生は、全く違う4名の個性を最大限に発揮できるようにサポートすべく、オーケストラへの細かいオーダーを出していました。とても手短かつ丁寧な話し方で「○○番のタッタッターのところ、もう少し〜していただけますか」のような感じ。

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ステージ上で客席に背を向けて話しているので、細かいところや音楽用語らしきところは聞き取れませんでしたが、特に鶴原さんのラヴェルは合わせの難関やキメのポイントがたくさんあるからか、綿密にやり取りしていました。

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北村さんのベートーヴェンは同じフレーズが繰り返される箇所にメリハリを持たせ、推進力を生むようなオーダーが多かったように感じました。特にオケの入りで期待感を高めたり、終わりで余韻をしっかり残すような雰囲気作りを丁寧に行っていました。

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ピアノソロの部分に関しては、ソロパートを昨日の打合せでも弾いているからでしょうか、オケとの受け渡しの箇所をメインに確認したりしていました。

時折、コンマスの方がピアノの演奏に呼応して、酔いしれるように音楽に身を委ねるような場面もあったり、皆が私服で集っているステージが本番のような心地良い緊張感で引き締まる場面もあり、練習なのに思わず感動で涙ぐんでしまいました。

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というように、楽章を通して弾いて流れを確かめたり、数小節だけを何度か繰り返したりと、各1時間という限られた時間を1秒たりとも無駄にしない密度の濃いリハーサルで、見ているだけの私も息をするのを忘れるほどでした。

休憩は1時間ごとに15分くらい挟んでいましたが、オケの方の中には休憩時間を使って弾いている方もいらして、ホール全体がコンクールを全力でサポートしよう!という気持ちに満ちあふれていました。

ちなみにオーケストラのリハーサルを初めて見た私の一番の驚きは
「休符の瞬間を使って楽譜にメモをすること」
でした!
しかも、鉛筆は足元の床にあるので、パッと取ってパッと書いて、またパッと床に置くのですよ!

鉛筆を置く音と楽譜に書き込む音で曲が生まれそうでした(笑)

おまけ
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の機材車!

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ステージ撮影・柚子と蜜柑
画像掲載許可・ピティナ

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