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たわしとダウン

冠婚葬祭

季節は移り変わり,気づけば11月になろうとしている.初っぱなの1日(日)は四十九日のため近くの寺へ向かう.先月,深夜に訃報の知らせが届いてから告別式を終え,ここまであっという間である.

うちはいわゆる家族葬というやつで身内だけが集まってこぢんまりと式をしたので,時間もあまりかからず,親戚づきあいもほぼ皆無という感じであった.不謹慎かもしれないが.こーゆうとき身内が狭くて非常に良かったと思ってしまう.

おそらく,四十九日もさらっとしたかんじで終わるはずだ.

冬支度

11月26日には,うちのブリティッシュキャッツが2歳の誕生日を迎える.実に早い.早すぎる.人間は季節が変わるの時,気温の変化に応じて衣替えをするが,猫も毛が生え変わるというか,毛並みが変わってくる.

ブリティッシュの場合,目に見えて変化がわかると言うよりも,だっこしたときの肌触りが硬くなってくる.それはさながら,やわらかいスポンジが「たわし」になるようである.(悪い意味ではない)

「あぁーこうやって冬を乗り切るんだなー」っと2年目にしてちゃんと気づく.といっても,ちょいちょい,くしゃみをしているようなのでホットカーペットの上でどうかのんびりお過ごしください.

一方,もう一匹のノルウェージャンの毛並みは対照的である.生えている毛はさながらダウンみたいにフワフワである.流石北欧出身の猫である.寒さに対する態勢が違う.襟元からはライオンみたいなたてがみまで生えているし,凶暴さも折り紙付きである.

「こいつ,ライオンだろ」と何度思ったことや.

そんなこいつ,寒さに強いはずのこいつは基本的にホットカーペットを占領している.仰向けになった際におなかを見て気づいたが,毛が薄いのである.そりゃあもう,使い古したダウン,選択してしまったダウンのように,毛がくるくる縮こまってしまっている.

「たしかに,こりゃ寒いかも」

今年は去年より寒くなるらしいので,猫共々乗り越えたいものである.

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