片利共生についてキンチャクガニに教えてもらおう!
写真はキンチャクガニです。
腕のハサミにイソギンチャクをつけて、外敵から襲われないようにしています。
今日このイソギンチャク先生に片利共生について教えてもらいましょう。
まず、片利共生という言葉の定義ですが、
共生の一形態で、一方が共生によって利益を得るが、もう一方にとっては共生によって利害が発生しない関係である。
我らがwiki先生より抜粋しました。
キンチャクガニを見ると、キンチャクガニは、イソギンチャクをハサミにつけることで、外敵から身を守ることができます。
なぜなら、イソギンチャクは毒を持っているからです。
イソギンチャクにも天敵はいることにはいますが、そんなに多くはありません。
なので、基本的にイソギンチャクを腕につけているだけで外敵は逃げていくというわけです。
このようにして、キンチャクガニはハサミにイソギンチャクをつけることで、外敵から身を守るという利益を得ています。
しかし、イソギンチャク側から見るとどうでしょうか。
別にイソギンチャクは、利益を得ているわけではありません。
一方的に利用しているだけです。
ここで、他方に害を及ぼすことがあれば、これは寄生になりますが、キンチャクガニはイソギンチャクに対して害を与えてはいません。
このような関係を片利共生といいます。
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