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Rakuten Mobileの障害まとめ

はじめに

いよいよネタがないので、先週にひきつづき携帯キャリアの障害状況について軽めのポストをします。

ところで大手キャリアのwebサイトでは、過去の通信障害が履歴として掲載されていません。クレームや訴訟対策なのか分かりませんが、あまりユーザフレンドリではないように思えます。

その点我らが楽天モバイルさんは、サービス開始からの惰性いまだに障害履歴を残されています。時間や、原因、影響についてもまとまっているので、非常に分かりやすいです。
こちらをざっくりと見ていきます。

障害の件数

webの履歴から楽天モバイルの障害件数を、自然災害や、他責のものを除いて、グラフにしてみました。

出典:楽天モバイルのサイトをもとに著者作成

こうしてみると、2021年は鬼のように障害が発生していましたが、2022年は半年を経過したところであるものの、比較的落ち着いているようです。

障害の内訳

障害をアプリ不具合、サポート不具合、通信障害、課金不具合の4つに分類し、割合をグラフにしました。意外だったのは、通信障害はそれほど多くなかったことです。

出典:楽天モバイルのサイトをもとに著者作成

通信障害の時間

気になる障害時間ですが、まだ無料キャンペーン実施中の2020年5月に、プラン変更したユーザが19時間つながりにくくなる事象が発生しています。
その他は、長くても4時間以内に復旧しています。
ソフトバンクさんが3000万ユーザに4時間超、NTTドコモさんが830万ユーザに29時間、そしてKDDIさんが4000万弱のユーザに86時間通信影響を発生させたことに比べると、可愛いものに見えてきます。

こちらはやはり、オール仮想化によるものなのでしょうか。

おわりに

このままの結論だと楽天モバイルがんばってるじゃん、ということになりますが、そもそもの件数が桁違いに多い点と、iPhoneが着信し辛い事象が8か月くらい解消に時間がかかっているなど、通信キャリアとしての信頼を得るには、まだまだこれからの状況にあるかと思います。
レガシーに捕らわれる三大キャリアと違い、後発ならではの効率的な設計を生かし、信頼できるネットワーク運用を期待したいです。

前回、今回と日本のキャリアについて調べたので、時間があれば、海外キャリアの障害状況も見てみたいと思います。

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