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初心者のための登山講座⑥三種の神器・ザック

第6回は前回に引き続き三種の神器の一つ、ザックについてお伝えしたい。

◼️登山用ザックの特徴


ザックとはいわゆるリュックサックのことだが、登山をやる人はザックと呼ぶことが思いと思う。

大自然を歩く登山において、頼りになるのは自分の体と頭脳、そしてこのザックだ。正確にはザックの中身だが、コンビニも自販機もない山中ではザックによって運ばれたアイテムで乗り切るしかない。


これはもうちょっとしたサバイバルみたいなもの。そんな頼れる相棒ザックは普段使いのリュックより丈夫に作られており、機能性も優れている。


また、登山は長時間の山歩きになるので、体と接触する部分にはクッション性を伴い疲れにくくする工夫が施されている。

サバイバルとは言ってみても、登山の目的や動機は人それぞれかもしれないが、多くの方は楽しむためであると思う。不安を減らし、登山を楽しむためにも、大切なアイテムを運んでくれるザックはしっかり選びたい。

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◼️ザックの種類


ザックは主に、容量ごとに使用用途が異なる。
以下は僕が参考にしているガイドブックより引用させたもらった。

デイパック
容量:20ℓ前後
目的:低山日帰りハイキング、タウンユース

小型ザック
容量:30〜35ℓ
目的:日帰り登山、1〜2泊の山小屋泊

中型ザック
容量:40〜50ℓ
目的:3泊以上の山小屋縦走登山など

大型ザック
容量:60ℓ以上
目的:テント泊登山

『ヤマケイ登山学校①山を歩く』より

この講座で想定しているのは低山、日帰り登山なので、デイパック小型ザックで良いと思う。中型ザック以上は泊まりがけがメインのザックになる。いくら用心深くても、大は小をかねる!と意気込んで大容量を買わないように(笑)

◼️お店での試着ポイント


気になるザックを見つけたらまず背負ってみよう。これも店員さんを呼んでアドバイスしてもらうのが良い。

【チェックポイント】

☑︎自分の体にフィットしているか
☑︎変に当たる場所はないか
☑︎重さは気にならないか
☑︎ショルダーハーネスや背面に当たるパッドのクッション性は良いか

などが挙げられる。ザックは腰で背負うと別のガイドブックで読んだ気がするが、それでも肩に相当な負荷がかかるので、肩への背負い心地は入念に確かめてほしい。

たしか重りを入れて背負わせてくれたと思うので、これも当日を想定して試した方が良い。荷物だけでも数㎏になるので、ザック自体が重いと余計に負担になってしまうのだ。


◼️個人的なオススメ


僕も実際そうしたのだが、今後継続するつもりなら30ℓくらいのザックがオススメ。30ℓなら山小屋一泊にも対応できるので、日帰りメインに経験を積みながらいずれチャレンジできる。

…と、ここまで、新しく購入することを前提に話してきてしまったが、お金をかける前にとりあえず山に登りたいという方は、ひとまず家にあるデイパック(リュック)でもここだけの話構わないと思ってる。


僕も最初の最初は家にあるデイパックを背負って行った。その代わりいくら一回だけとは言え、登山靴だけは用意してほしい。怪我をしたら元も子もなくなってしまう。

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