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旅に出たいと思う私の心のメモ帳 〜with コロナから1年過ぎて〜

2020年2月上旬…私はこの場所で夏の旅行を思い描いていました

 この写真を見てください。横浜の海辺にあるハンマーヘッドです。私はこの場所で、その年の夏休みに予約した、クルーズ旅行の説明会に参加しようと急いでいました。この建物に近づくにつれて、なぜかマスクをし始める人がどんどん増えていきました。なぜ?
 このハンマーヘッドの2階から見ることができたのは、大黒ふ頭に停泊していたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」でした。その船の中では、新型コロナウイルス感染症が蔓延しはじめていました。

家族で最後の旅行かもしれないと思っていた昨年の夏

 我が家の息子はこの春高校3年生。受験学年になります。昨年の高校2年生は、部活の最上級生として夏も忙しいはずでしたが、それでも、お盆休みには家族みんなで最後の?旅行ができる、そう思って予約をしたのがこちらの旅行でした。
 外国船のコスタクルーズというカジュアルな大型客船の、日本の大手旅行会社が企画したツアーでした。横浜を旅立ち、釜山に寄って日本各地の様々なお祭りなどを見学し、横浜に戻る、私にしてはとても贅沢な旅行で何年も前から夢に見ていました。
 クルーズ旅行に関する本を読んだり、ネットの旅行記を読んだりして、夏休みの海の上での楽しい旅を心待ちにしていました。しかし、3月になって緊急事態宣言が出されることになり、6月には解除されたものの、この旅行は企画自体が中止となってしまいました。

withコロナの生活になってから1年が過ぎて…オンラインイベントで私の旅心に火がついた!

 最近 SNS では様々な人が旅に対する想いを綴っています。今までの旅行で思い出深かった場所、これから旅をしてみたい場所、私も1月2月に続けて2回、旅や外国に関するオンラインのイベントに参加しました。

【1/29 死ぬまでに行きたいリストを更新しよう】
〈主催〉
やくみ さん
あやてぃ さん
con さん

【2/13 We LOVE New York City!】
〈主催〉
あやてぃ さん
まみぞう さん Notionアンバサダー
con さん
 そこでいまのあんさんからメッセージを頂いて、旅について振り返ってみるきっかけをもらったような気がしました。

 今までは旅はお金と時間さえあれば、自由に行くことができるもの、と信じていました。オンラインイベントに出て、旅が遠い世界のようになっていることを再確認しました。そしていつか旅に行きたい!という思いが強くなっていきました。

私がここ数年で行きたいと思っている場所

日本

南紀白浜「アドベンチャーワールド」

毎年のようにパンダの赤ちゃんが生まれ、現在ジャイアントパンダが7頭も!この中の動物園にいるそうです。上野動物園は現在閉園中なので、ぜひ見に行きたいです!(画像は公式サイトより)

さっぽろ雪まつり

北海道を楽しむなら、短い夏もいいけれど、冬がおすすめだよ!そんなことを聴いたことがあります。2021年は「見送り」となってしまった、「さっぽろ雪まつり」雪像を見て、北海道の特産品を味わって、存分に楽しみたいです!公式サイト

阿智村で星空体験

天空の楽園「スタービレッジ」と言われる、日本一?の星空の名所、長野県阿智村。もちろん世界一の星空の名所にも行ってみたいけれど、まずは日本から?コロナ禍のSTAY HOME中、家族でオンライン阿智村体験に家族で参加しましたが、たまたま星空は見えず…。今度は肉眼でリベンジしたいです!

海外

カジュアルな大型外国船でのクルーズ旅行

 日本船「飛鳥」や「クイーンエリザベスⅡ世号」などの、セレブによるセレブのためのラグジュアリーな旅「ではなく」、何千人もが乗り込む高層ビルを横倒しにしたようなカジュアル船で、気軽に船旅を楽しみたい!と何年も前から思っていました。
 実際に申し込み、キャンセルになったのはコスタクルーズ。ウェブサイトのトップページのフラッシュ動画から、その規模感を感じていただける科と思います。基本的には食べ物や滞在費がコミコミになっており、寄港地には船が連れて行ってくれ、宿移動もない。世界のお客さんとエンターテイメントを見たり、お散歩したりいい異文化体験になりそう!とも思っていました。

このシリーズを読んで、いっぱい妄想していました。

出来るだけ早く、体験できるといいな。

ニュージーランドのレイクテカポでの星空ツアー

英文ですが公式サイトはこちらです。星空で世界遺産の登録を目指す町、テカポ湖。いつかここに行きたい、というのが子ども1(息子)の願いでもあります。美しい湖を見て、美しい自然をトレッキングして、ニュージーランドのワインを飲んで、星空のもとで眠りたい。そんな夢が叶うといいな…。
こちらにわりと近い空港に2011年に大地震が起きた「クライストチャーチ」があります。まだまだ地震の爪痕は残っているそうです。静かな祈りの気持ちとともに、日本人建築家坂茂氏によって建てられた「紙の教会」にも赴きたいなと思っています。

「今しかできない旅」を優先してさせてあげたい

 もちろん私自身が「旅に出たい」「旅先でたくさんの思い出を作りたい!」という気持ちがあります。
でも、私より前に旅をさせてあげたいという人がいます。
その時だから、できる旅行。その時にしかできない、旅行、です。

一つ目は学校の修学旅行

 昨年は多くの学校で、宿泊を伴う修学旅行や移動教室が中止になってしまいました。
幼稚園や保育園の年長さんたちが卒園間近に行う日帰りのお別れ遠足、小学校の遠足、高学年の宿泊を伴う移動教室、中学生や高校生の修学旅行。
 クラスのみんなと教室を飛び出してぞろぞろと連れだって神社仏閣を巡ったり、集合写真を撮ったり…。後輩へのお土産は何にしようかと部活の仲間と散々悩んで、夜はみんなでお風呂に入って、同じ鍋をつついてお腹いっぱいになるまで食べ、夜は先生の見回りの目をかいくぐりながら、頭を突き合わせて恋バナをする。その時にしかできない、その仲間としかできないかけがえのない体験が失われてしまいました。
 どうか早く感染症に怯えることなく、修学旅行ができますように…。心から思います。

二つ目は大学生の卒業旅行

 もう一つ私が気になっているのが高校生や大学生など少し大人に足を踏み入れている人たちの、卒業旅行です高校生は多くの学校で進路がバラバラになり就職をする人、進学をする人、進学の準備のために浪人する人など、それぞれが異なる生活環境になっていきます。
 大学生も、それぞれの就職先や、大学院などの進学先に散らばっていきます。特に社会に出ていく若者たちには、社会に出る前に、利害やしがらみなく、純粋に同じクラスだったり、同じ学びの志だったりを持つ人たちと、笑いあい、時を過ごす時間を持たせてあげたかったな、と思います。

「若い人はいつでもこの先旅行に行ける機会がある」そんなのは多分オトナのごまかし

就職してからの私は、休みを縫うように旅行に出かけていました。でも、それはごく短い旅行で、長い時間をかけた大学時代のような旅行は、大学の卒業旅行が最後でした。

感染症という人がどうすることもできない相手との戦いとなり、私が訴えたところでなんの解決にもならないことは分かっていますが、

1日も早く、若い感性だから得られる、仲間とだから得られる、旅という貴重な経験を、これまで通り体験させてあげたいなと思わずにはいられません。

私も早く子どもたちと旅に出かけたい!
そう心から思います。

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