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ダサい姿を晒したくなかった自分が恥や失敗を恐れずに挑戦できるようになるまで


最近個人アプリ開発を始めて、多少休む日があるものの継続して開発を行うことが出来ていてモチベーションも保てています。 

しかし始める前は挑戦するかしないか躊躇していて進められずにいました。

挑戦できなかった頃から、挑戦を決意し今に至るまで悩んだこと、考えたこと、取り組んだことを吐き出してみようと思います。

今までの背景

そもそもどんな背景を歩んできたのか簡単に紹介しておきます。

・今まで8年以上、iOSエンジニアとして開発をしてきた
・特定の領域に於いてはある程度専門性、自身を持って開発を行うことができる
・1から作っていく新規開発も、中~大規模の開発も経験があります
・自分で企画や案を考えるのは苦手な方
・技術情報のキャッチアップ、業務外での学習も苦ではない

... といった具合に、ある程度の技術スキルと経験は積んできている状態(だと思っている)です。

業務で必要に迫られれば挑戦することはできた

業務上新しい技術や取り組みに挑戦する際は、iOSという領域外の事でも挑戦し、習得することができていました。

チームにその技術に精通している人が居る、自分より先に開発をはじめて知見を共有してくれる先人者が居る、自分で調べながら四苦八苦しながら開発を進める... ー とシチュエーションは様々ですが、
開発において必要に迫られ、且つある程度の期限が設けられていると否が応でも挑戦し、開発をしていく中で新しいこと、新しい技術に挑戦することができました。

よく「実際の業務で手を動かしながら学ぶほうが早い」なんて言われたりしますもんね。
英語なんかも普段から使う必要があるくらいに必要を迫られないと習得し難いとか。

ここ数年で、FirebaseやTypeScript、React.js,Next.jsなどに触れ、それらを使って開発ができるようになったのも、"業務で必要になったから"というのが大きい理由でした。
完全に個人で趣味レベルで、だったらこれらを習得できなかったかもしれません。


なぜ新しいことに挑戦するのが怖いのか /
挫折してしまうのか

今までも、何度か個人アプリ開発をしようと決めて取り組んできたことがあります。 
しかしどれも誰にも言わずに始め、誰にも知られることなく挫折してきています。

その理由はとてもシンプルで、新しいことや自分の得意領域のレールを外れたときに、「失敗したくない」「失敗した姿を見て悪い評価をされたくない」という理由でした。

あとはもとより完璧主義、他人の意見や視線を気にしすぎてしまう、心配性という性格が起因しているのもありそうです。

要は"ダサい"姿を晒したくなかった /
周りの視線を気にしすぎていた

要するに、周りに「あの人あんな簡単なこともわからないの?」「その程度のものしか作れないの?」と思われたくなかった、ダサいと思われたくなかったのです。

自分の専門領域で決められたものを開発する、誰かの企画やプランを体現することは自信をもって取り組める一方で、
新しい技術で、自分でコンセプトや仕様、機能や提供したい価値を考えながら開発をする ー 今まで自分が乗っかっていたレールから外れて挑戦して失敗したり惨めな姿を晒すのが怖かったのかなと。

エンジニアとしての歴も長くなり、経歴も更新されていく中で、自分が挑戦し作るものが「そんな程度か」と思われたくないプレッシャーを感じていたのもあります。

(深く)考えるのをやめた

ジョジョの第二部に出てくるカーズのように考えるのをやめることにしまいた。
やめるのはそうした思い込みを、ということです。

自分が一生懸命取り組んでいるものであるなら、他人からどう思われようが気にしないようにしようと決めました。

新しいことに挑戦するのであれば誰だって失敗するし、いくら他の技術に精通していても経験があっても違うことを始めたら知らないことがたくさんあるのは当たり前だなと。

ただ、もし自分が挑戦していく分野に精通している人がアドバイスをくださったり、こうしたほうが良いよと発信していることがあれば受け入れて吸収していく姿勢は大切にしようと決めました。


敢えて今の自分を曝け出してみる

よしじゃあ深く考えないで取り組んでみよう、だと気持ちの持ちようだけになってしまって途中でまた折れてしまいそうだったので、敢えて今の自分を曝け出してみることにしました。

具体的には、個人開発の進捗をTwitterで発信していく、というシンプルな方法を選びました。
これは周りの人が行っているのを見て自分も実践しようと思った方法です。

この方法を取ることで

・自分の成長を振り返ることができる
・周りに、「今の自分にはこれくらいしかできない」と見せることでハードルを下げることができる
・下げたハードルから徐々に上げていき成長していく姿を見てもらえる

といった恩恵が得られるのかなと思っています。
この記事を書いている時点で26日目なのですが、1日目の頃とかを見ると懐かしいなと思えてきたり、あの頃よりは理解が進んできたなと自分の成長を実感できるので、
もっと頑張ろうというモチベーションも湧いてきます。

最初はTwitterに投稿するのもドキドキで緊張してしまって、何度も下書きを書き直したりしていましたが(笑)、
今は気にせず投稿できるくらいの心の余裕が生まれました。

あとはもう一つルールを設け、「必ずしも毎日開発して投稿しなくても良い」としました。
毎日にしてしまうと義務のように開発しないといけなくなりそうで、別の原因で挫折してしまいそうだなと思い。

周りの人や環境に恵まれた

こうして個人アプリ開発をスタートできたのですが、周りの人や環境、タイミングに恵まれたのも大きかったなと思います。
今回のケースだと「個人アプリ開発するかしないか」「技術選定をどうするか」迷っていたのですが

・個人開発をしている人/挑戦している人が増えてきた
・Flutterを使って開発している人が増えてきた
・開発の進捗をTwitterで投稿している人の姿を見た
・一緒にもくもく会をしているときにFlutterは良いぞと勧められた

のもあり、結果としてFlutterを使って個人アプリ開発を始める決意が固まり、挑戦することが出来ました。

また、最近では仲の良い仲間内でDiscordを使ってやり取りをしていて、気軽に情報共有できる場で情報共有をしたり、オンラインもくもく会をしたり、進捗を見せ合ったりできていて、心理的安全性の高い状態で個人開発を続けられれているのも大きいです。感謝しています。

さいごに

実際まだアプリをリリースできていないのですが、
恥も失敗も無知も恐れずに新しいことに挑戦できるようになりました。

今までダサい姿を晒したくないからと殻の中に閉じ籠もっていた自分を殻の外に出すことが出来ました。

アプリリリースに向けて引き続き頑張っていこうと思います。

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