長久手おいしい取材記～スパゲッティハウスポッケ編～

どうも、スズキとウチヤマです。

名古屋名物、あんかけスパゲッティ。

名古屋に行けばいくらでもお店があるけど、お隣のここ長久手では、あまり見かけません。
やっぱりあんかけスパゲッティ食べるなら、名古屋まで出ないとダメか…

と、思っていたら、ありました。長久手にも、本格あんかけスパゲッティのお店が!

その名は、「スパゲッティハウス ポッケ」。

──名前からして、良い雰囲気じゃないですか?

外観も、雰囲気出てるよ。

あぁ、良いなぁ。このちょっと懐かしくて、気取らない感じ。
店内も同様、昔ながらの喫茶店や食堂っぽさ満点で、
落 ち つ く ～ ～！！

こういうお店、私たち大好きです…!

中に入ると、あら、大きな水槽が。

全部で3つほどある水槽は(洗面所にもある!)、お店のご主人の趣味。きれいな魚やエビが泳ぐ。

さてさて注文。
恒例の優柔不断タイム。何しろ種類が多いんだもの。あ～もう、全部おいしそう…。困った…

それでもどうにか決めて、頼んだのがこちら。

スズキは、あさり、エビ、ウインナー、玉ねぎ入りの厚焼き玉子が乗った「ポッケ風」に、コロッケをトッピング。クリームコロッケです(←この昔ながらの喫茶店っぽい形がまた良い)。

ウチヤマは、あんかけスパゲッティの定番「ミラカン」。ベーコン・ウインナー・マッシュルーム・玉ねぎ・ピーマン、と１番具だくさんなメニューらしい。

大きなお皿に、たっぷり盛られた、ホカホカと湯気の立つスパゲッティ。
なんともウキウキする光景！早く食べたい！

では、いただきます。

おぉ、このあんかけ、なかなかスパイシー。胡椒が効いてる。やみつきになる、程よい辛さです。

「ポッケ風」の玉子焼きは、ふんわり分厚く、大きく焼き上げられ、あさりの風味がじゅわっと染み出て、ホッとする味。
トッピングのコロッケは、衣サクサク。クリーミーなホワイトソースが、スパイシーなあんかけに合う!

「ミラカン」は、もうとにかく具材たっぷり。玉ねぎは甘くてシャキシャキ。ウインナーの赤、ピーマンの緑、ベーコンのピンクが目に鮮やか。カラフル、シャキシャキ、なんだか楽しい。

付け合わせのスープについても少し。どのスパゲッティを頼んでも必ず出てくるそれは、何の具も入っていない、シンプルすぎるコンソメスープ!しかしこれが、味の濃いあんかけにぴったりなのだ。

それにしても本当、落ちつく雰囲気のお店だなぁ～
と思いながら店内を見回していると、お客さんが入ってきました。小さな女の子を2人連れたご家族。お店の奥さんが、おしぼりとお水を運んできます。

おしぼりを手渡しながら、奥さん、
「お子さんのおしぼり、ちょっと冷ましてあるけど、まだ熱いかも～、気をつけて～!」

めちゃくちゃ優しい…なんという細やかな気づかい…
自分がやってもらった訳ではないのに、ちょっと感動しちゃいました。見習いたい。

そんな奥さん、そしてご主人も、とっても気さくで優しい方でした。

家の近くにお店を開き、お子さんを育てながら、夫婦でコツコツ続けて16年。今年で17年目。常連さんも多いそう。

↑このお店のキャラクター、可愛いです。

もともと「トッポ」というあんかけスパゲッティ屋で修行していたご主人。独立して、自分のお店を持つとき、「ポッケ」という名前にしたのは…

奥さん「『トッポ』と似た感じの音で、3文字で…」
ご主人「(笑いながら)だから、お前いつもそう言うけど、違うってば！」
奥さん「(笑いながら)え～、そうだっけぇ？」

ご主人によると、「ポッケに入っているお金で、お腹いっぱいになれる店」を目指す、という目標が込められているそうです(笑)。いいご夫婦です。
確かに、メニューはほとんどが千円以内、それであのボリュームは嬉しい。
「昔はもっと安かったんだけどねぇ」と、ご主人はちょっと寂しそうな顔をしたけど。

ここにいると、本当に落ち着いちゃう。水槽を眺めながら、一緒に来た人とお喋りしながら、いつまでものんびりできそう。お店全体に、穏やかで気負わない、安心感のようなものが漂っています。

なんでこんなに居心地が良いんだろう？

ずっと考えていましたが、ご夫婦のお話を聞きながら、なんとなく、「このお店の雰囲気の良さは、このご夫婦の人柄の良さから来てるんだ」と感じました。

おいしいあんかけスパゲッティで、お腹いっぱいになったら、忙しい毎日のことしばらく忘れて、ちょっとのんびりしよう。

あぁ、また行きたくなってきたなぁ～…