その忙しさは何につながっているのか?
世の中に日々のタスクを管理するためのツールはたくさんある。
そういうツールをいかに使いこなしていくのかということをまとめた本やブログもたくさんある。
しかし、そういうのにハマってしまうあまり、ついついタスクの数をこなしていくことが目標になってしまうことがある。
それが目標になっていると、今日一日を振り返って、
「どれだけのタスクを終えることができたのか?」
と考えてしまう。
そして、数が多ければ達成感を感じ、数が少なければ、ともすると罪悪感を感じるようなことになってしまうかもしれない。
ただ、それは手段が目的になってしまっているような状況だ。
数を求めるよりも重要なことは、今日一日を振り返って、
「今日終えたタスクのうち、自分が立てている長期の目標の実現につながっているものはどれだけあったのか?」
と考えること。
たとえ大量のタスクを終えられていたとしても、それらが自分の目標や夢の実現とは、まったく関係のないものだとしたらどうだろう?
短期的には満足感はあるかもしれないが、長期的に見れば、忙しいばかりで、まったく自分の理想の状態に近づいている感じがしない…。
そういう状況を長く続けられるほど、私たちは強くはないはずだ。仮に続けられたとしても、どこかで必ず支障が出てきてしまう。
忙しいときこそ、その忙しさにおぼれてしまうのではなく、いまのこの状況が何につながっているのかを見据え、自分の目標に向けた確かな一歩であるかどうかを確認することを忘れてはいけない。
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Photo by Fabrizio Verrecchia on Unsplash
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