旅行ガイドを置いて、私は香りで旅をする。
最近、キャンドルを誕生日プレゼントとして頂いた。
私にとって、はじめてのマイアロマキャンドルだ。
その人は、私がまさかデンマークのコペンハーゲンに行きたくて行きたくてしょうがないということを知らなかったと思うが、
選んでくれた香りは
偶然にもコペンハーゲンの夕日に照らされる石畳の通りから着想を得たものだった。
まだ未開の地、コペンハーゲン。
Googleストリートビューで何度も見た、
フィンランドやスウェーデンともまた違う、不思議な美しさを讃える街。
思いを馳せるためのツールは、
コペンハーゲンの家具や洋服やマップ検索だけではないことが今日分かった。
無我夢中で目で追ったコペンハーゲン製のものたち。けれど今日からは、目をつぶっても私はコペンハーゲンへ行ける。
目をつぶってみたら、何も見えないからもっとリアルだ。
この香りがあれば、コペンハーゲンのゲストハウスの中にいるんだと想像できる。
香りという最も原始的なツールが、
最も私をリアルに憧れの街に誘ってくれるとは。
strand
今夜も私はこの香りに包まれて、
憧れの街を旅する。
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