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BYDの日本進出と、いまの中国のクルマ事情に思う隔世の感

孔令愚さんが、中国の自動車メーカー・BYDの日本進出について書いていました。

元となっているのは、1月末からBYDが日本で自動乗用車の販売を開始したと言うニュースです。BYDはこれまでもバスなどの分野ですでに日本にマーケットを持っていたとのことですが、自家用車に参入するのは初めてのようです。すでに販売ディーラーが稼働しているそうです。

これを見て、もうそんな時代になっているんだなあと感慨深いものを感じました。中国のEVが世界で台頭し(BYDのEV販売台数は世界でテスラに次ぐ第2位)、日本にも上陸するようになるなんて、たった10年前だとしてもたぶん信じられないことだったんじゃないでしょうか。

日本はEV化で遅れをとっているようですが、この状況で中国製の市場投入はどういう意味を持つようになるんでしょうね。

インフラが整っておらず、まだ消費者のほうにEVを買う動機が薄い(かつ、消費も極限まで冷え込んでいる)日本の環境のなか、さらに中国製製品へのマイナスイメージという悪条件で苦戦を強いられるのか。

はたまた日本製のEVやハイブリッド車、テスラなどよりも低価格で買えて性能も悪くないところが、コスパ意識を徹底的に鍛えられた日本人のマインドに刺さって、むしろ日本のEV化促進を牽引するような存在になるのか。

予想はいかようにも立てられますが、結局は神のみぞ知るです。素人なりに結果を見守りたいと思います。

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そんな、日本でのニュースに隔世の感を感じたという話ですが、そのような中国EVの台頭であったり、トレンドの移り変わりは、中国でも感じ取ることができます。

もちろんそれは中国にいて、BYDをはじめとした中国産メーカーの車、特にEVを見かける頻度が増えたということなのですが、これってさらっと書いてますが結構すごいことのように思っています。

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