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中国嫁が好きなYouTubeチャンネルから、中国でウケそうなコンテンツを考えてみる

我が家では結構な頻度でYouTubeを見ます。食事の時なんかはたいてい、iPadでなんらかの動画を見ています。一番多いのは嫁の日本語の勉強のためにニュースなどを見ていますが、日本のいわゆるYouTuberによるエンタメコンテンツを見ることもあります(中国ではYouTubeへのアクセスができないはずですが、そこは魔法の力でなんとかしています)。

嫁は日本語は初級〜中級くらいなので、あまり複雑なものは理解できません。しかし、それでもいろいろ見せているうちに、嫁が抵抗なく見れるYouTubeチャンネルの傾向みたいなものがわかってきた気がするので、書いてみたいと思います。

サンプル数がn=1の話で恐縮ですが、中国にエンタメを輸出したい人なんかの参考になればいいのかな、と思います。ではどうぞ。

嫁が好きなチャンネル①:カジサックチャンネル

押しも押されぬ芸人YouTuberのトップ、カジサックのチャンネル。たぶん夫婦二人で一番よく見ているチャンネルだと思います。

嫁が好きなのは、登場する家族やチームのメンバー、そのまた家族が登場するような動画です。それぞれの登場人物をキャラクターとして捉えて楽しんでいるようです。あと、家族愛を押し出しているところであったり、日本での家庭生活みたいなものが垣間見えるのも嫁のツボなようです。

あとは、嫁は真面目なので、動画内でゲームやなんらかのチャレンジをするようなものは参加するような気持ちで食い入るように見ています。たとえば最近見たこの動画は、動画の中のみなさんと一緒になって一生けんめい予想をしていました。

逆に、芸人さんのゲストを呼んでカジサックと二人でトークをするような回は、まったく興味を示しません。まあ、かなり文脈が必要なので当たり前といえばそうです。僕は中高生くらいの時がちょうどキングコングの全盛期だったこともあって、むしろそっちの方を見たいのですが、嫁に見せてもしょうがないのでそういうのは一人で見ています。

嫁が好きなチャンネル②:HIKAKIN

言わずとしれた日本のトップYouTuberたるヒカキンですが、中国人たる嫁にもしっかりその面白さというか凄さは伝わっているらしく、更新されたら必ず見るチャンネルの一つです。

ここでもヒカキンのキャラクター性というか、企画意図はよくわからなくても「ヒカキンが楽しそうにしている姿」そのものを楽しんでいるように思います。

ちなみに嫁のお気に入りは、日本で億越えのロレックスを買いに行くというものです。やはりカネに関するものは万国共通の最強コンテンツですね。

そのほかSNSで流行っている食べ物を紹介したり、料理に挑戦するようなものも嫁の好みです。いわく、「日本で流行っているものがわかるから」ということです。

嫁が好きなチャンネル③:谷やん(谷崎鷹人)

大食い・料理系YouTuberの谷やんさんも、嫁が大好きなチャンネルの一つです。

他にも料理系のYouTuberはたくさんいますが、その料理にかける丁寧さが何よりも嫁のツボを刺激しているようです。見ながらいつも「中国の料理人だったら、絶対にこんな繊細なやり方はしない」と言っています。

また、日本の家庭料理や食文化がわかるのもポイントのようです。先日はクリームシチューを作る回があったのですが、「クリームシチュー」という食べ物そのものの説明を求められて大変苦労しました。日本ではメジャーな食べ物であるシチューですが、中国ではほとんど食べられていません。

嫁が好きなチャンネル④:ザ・きんにくTV(なかやまきんに君)

嫁は、なかやまきんに君を「日本の芸人で一番面白い」といってはばかりません。

もともとはフィットネスや健康のために筋トレの解説動画などを見るだけだったのですが、気がつけば嫁はそのキャラクター自体に夢中になり、今ではどんな動画でも喜んで見ています。

ご本人が「お笑いはアルバイト感覚」と公言しているうえ、先ごろ吉本興業を退所したことでますます芸人かどうかという点は曖昧になってきていますが、ひょっとしてそのうちきんに君が中国進出しないかな? と密かに期待しています。

どんなものが中国でウケそうか

ここからは個人的な推測に過ぎませんが、これら嫁の好きなYouTuberと、その他周囲の知り合いなどから見える中国人像などから、日本のエンタメ(個人でやっているようなもの)のうち、どんなものがウケそうなのか考察してみたいと思います。

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