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shinobuk
正義を振りかざしたい自分に気がついた話
「正義」や「ただしいこと」というのは、基本的には一面的なもので、自分の持っている正義を他人に押し付けてはいけません。ましてや「常識」のようなものをもとに、相手を非難したり排除しようとしたりするのも、よいことではありません。それは自分で重々わかっているつもりでした。
でも、そんな自分にも、自分で思う「正義」を他人に押し付けることで、自分の「ただしさ」を確認し、安心したり道徳的な優位に立とうとする気持ちがあるのだ、ということをはっきりと自覚するような出来事が先日ありました。
今日はそれについて書きます。
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最近、健康のために毎朝ジョギングに行っています。近所の公園に400mトラックがあるので、そこで30分ほど走ります。その日も快調に走り終え、トラックを出て行こうとしたとき、ちょうど入れ替わりにこれから走り始めようとしている男性がトラックに入ってきました。
なんとなくその人を見ていると、その人は持っていたミネラルウォーターのペットボトルを近くの植え込みの上にボン、と放り投げたのです。
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