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WeChatの顔文字をめぐって、中国人と気まずくなった話

中国でスタンダードなメッセージアプリといえば、WeChatです。

家族間や友人間のカジュアルなやりとりのほか、仕事などでも普通に用いられます。日本でもいまどきはLINEなどを仕事に使うことは珍しくないとは思いますが、中国におけるWeChatのビジネスへの浸透度は、おそらく比較にならないほど高いといっていいでしょう。ほとんどの連絡は、WeChatを通して行うといっても過言ではない状況です。

また、中国の人の特徴として、ビジネスの場面でも絵文字などを普通に多用するということが挙げられます。WeChat内にはアプリ内で使える絵文字がついていて、どのような場面であろうと、初めてやりとりする相手でも、普通にこれを使います。

顔文字を使うこと自体は悪いことではないし、むしろ仕事中でもカジュアルでなんかいいなと思うのですが、先日この絵文字をめぐってちょっとやらかしというか、気まずくなる場面を経験しました。今日はそれについて書きたいと思います。

先に断っておくと、これは僕が明らかに心が狭く、感情もうまくコントロールできなかった失敗例です。

読者のみなさんには中国人とのやり取りの中でこうなってほしくない、という反面教師的なものとして読んでいただければ幸いです。

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最近取引をするようになった、若い中国人の男性とのやりとりの中での話です。

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