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勘違いされる夫

脊髄損傷って、相当気をつけて運動をしていないと、糖尿病になりやすいのよね。
夫も、もう何年もギリギリ糖尿病に片足突っ込んでいる状態が続いている。
外出自粛の期間が続いたこともあって、そのころは数値も上がってしまって、ついに薬も出されてしまったらしい。

危機感を感じた夫は、今までも比較的運動はしていたほうだけど、さらに運動量を増やした。
近所の公園を数キロ走り(車いすだから漕ぐ?)、夜はジムに行って体を動かしている。らしい。ジムは、市の施設で、別に車いす対応でもなんでもないのだけど、車いすのまま使えるものとかを利用しているのかな?

運動量を増やしたおかげで、今月の数値は5.0台を叩き出したらしく、すごく喜んでいた。でも薬はまだやめられないらしい。

以下は夫から聞いた話。

そんな夫に、声を掛けてきた人がいた。
ジムで汗を流したあと、休憩スペースで飲み物を飲んだり、帰りの支度をしていたら、「突然、声を掛けてすみません」と声を掛けられた。
「いつも公園でランニングするときにお見かけしていて、お声掛けしようかと思いつつ、急に話しかけてもと思っていたんですが、今日はこちらで見かけたので話かけてしまいました」と。

そして、パラリンピックの選手かなにかですか? みたいなことを聞かれたらしい。
まあ、あれだけ運動していて、日焼けしてて、腕もムキムキしてたら勘違いされるよねー。

夫は、否定して、趣味で車いすテニスはやっていますけど、と返事をしたらしい。

そんな話を家に帰ってきてから話してくれた。
夫は「なんだろうね?」と言うから、
「それはさ、身内で『こんな人がいるんだけど、あれは絶対にパラリンピックの選手だって!』とか話題になってて、今度確かめてみようとかって言ってたんだってー!
なのに、聞いてみたら選手じゃないって言うから、今ごろ『あんなに運動してるのに選手じゃないんだって』とかがっかりされてるんじゃない?」
って私の見解を伝えてみた。

選手だったらサインのひとつでももらおうって思ってたんじゃないかしら!?
なんか、ごめんねって感じ。

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