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国枝選手、引退

ついにこの日が来てしまったー。
「パリまでやってくれるかな? その前に引退しちゃうかな?」と、いろいろ思っていたけれど、やっぱり引退しちゃったなあ。
以前、「まだウィンブルドンのタイトルは獲っていないから、それを獲ったら引退を考えるかも」というような話をされていたことがあったから、昨年のウィンブルドンのタイトル獲って、どうなるのかな、とは少し思っていたけど。

引退してもテニスから離れることはないだろうし、どこかでプレーするのだろうけど、プロとして、試合で戦う姿が見られなくなるのが本当に寂しくて。

2001年夏、有明テニスの森のBコートで、齋田選手と国枝選手の試合を見たのが衝撃で、「こんなすごいプレーが知られていないなんてもったいない!」と思った。
当時、ライター・編集者養成の専門学校に通っていた私は、卒業時にたまたまテニス雑誌の編集の仕事に就いた。
テニス雑誌で働くようになった翌年、国枝選手に取材する機会をいただけた。それが2003年だった。

それから、アテネ、北京、ロンドンの金メダルを現地で見ることができた。東京で、満員の有明コロシアムでプレーする姿が見たかったけど、それだけは叶わなかったのが悲しい〜。
でも、きっとあの決勝は、全国でたくさんの人が見ていたんじゃないかと思う。

私は、もう随分テニスの現場から離れてしまっていたし、他になにかないかと思って、昨年の4月から保育士の資格を取るために専門学校に通っていて、明日から実習が始まる。
「明日から実習だー!」って思っていたタイミングで、国枝選手の引退のニュースを聞いて、私の中でひと区切りついて実習に臨むんだなって、なんか勝手に感傷に浸っちゃってたりしてる。

国枝選手、お疲れ様でした。
国枝選手のプレーを見られたこと、その魅力を発信する機会に恵まれたことを幸せに思います。
私にとって、かけがえのない時間でした。

「共生社会」「多様性」という言葉が必要なくなる日が
早く訪れますように。

以前書いた記事、読んでみてね。


国枝選手の右後ろの青いズボンの人、絶対うちの旦那だと思う!

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