紗花の秘密

私は実は、数年前に男性と女性それぞれに飼われていたことがある。
そこで私がされたことは肉体的にも精神的にも

今日私が、私の奴隷にしていることもよりもずっとハードだった。

そしていま思い返してみても、私はあの二人ほどSとしては至っていない。

ＳとＭは表裏一体だと言うが、読者の方々はその本当の理由をご存じだろうか？

もちろん、正解はどこにも記載されてないけれど。
私の解釈ではあの二人のＳとしての振る舞いを見ていて、彼らは究極のＭなのではないだろうか、と感じて、今に至った。

経験のある方、いや、ＳＭについて思いを馳せてきた方々ならこの意味がわかるのではないだろうか。

私はいま、彼らと対面したらすぐにＭになるだろう。

そして、特に女性の方のＳ様が私にもし、今

「逝きなさい」

と言ったら、5秒で逝くことになるだろう。
ＳＭとはそういうものなのだ。

現在の私はTwitterに拠点を移し、そこで遊び半分みたいなSMをしているが
私はいつも奴隷たちに「本気を出していない」と言っている。

それは、彼女たちが私の本当の姿を知らないし、
Mというものの意味、Ｓというものの意味を本当に水底レベルまでは知らない上に、それを教えようとしていないからだ。

彼女たちと向き合っている私は、もちろんその場その場では真剣だけど、
かつてあのＳ女様が私にしていただいた様な調教はしていない。

そして、するつもりもない。

きっと、奴隷達は、私たちはツイッターでの奴隷だし、、って思うかもしれない。

私を管理したあのＳ女様は、7か月の付き合いのなかで、通話したのが1回。
あとは全て文字だった。

大晦日の夜に、涙が枯れるほど号泣し、別れを決意した。
歳が明けただけで、復縁を懇願した。

そんなＳＭだった。

あの時の話は、いつか心の整理ができたら、ここですることがあるのかもしれない。

死ぬまで心にしまっておくかもしれない。