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猫カフェに行きたい

12月。
上京して早1年半。あっという間に2度目の年明けを迎えようとしている。

一応非常勤の仕事に就きはしたものの、さすがに現状のまま何年もいつくのは考えられないし将来性がない。


苦手な冬の寒さも相まってかものすごく精神的に病んでいてここ数日かなり危なかった。がっつりうつ病の再来である。

もう30代になりかけるのに生産性がない生活。楽しみや生きがいがない人生。ああ死にてえなと。このままじゃ危ないので気分転換に行こうにもそれはそれでお金がかかり参ってしまう…


とにかく夜勤から帰宅した今日、ずっと家で1日を過ごすのは危険なので何処か抑えめに行かねば。


そこで前々から気になってた保護猫カフェへ行ってみることにした。

猫は昔から大好きだ。
飼ったことはないがかわいいと思える。
地元にいた頃も何度か街に出ては猫カフェに行ったのだが閉店してしまいとても悲しかった。

副都心でも度々猫カフェは見かけてはいたが金儲けとしか考えてない運営会社の本質だとかを知ってからは滅多に行かなくなった。そんなとこに貢ぎたくねえと。

でもやっぱり猫を間近で見たい…
そんな時TwitterXで保護猫カフェなるものがそう遠くない場所にあることを知った。
これだ。ここなら大丈夫だろう。


午前中にやることを済ませて仮眠をとり外出。



上板橋にある上板にゃんこ亭
最寄駅からとても近い。

あらかじめTwitterXで予習していたので建物内へ。

受付で手続きしようと思ったらびっくりした。
受付台に猫の置物があるなーと思ったら猫そのものだった。

あまりに堂々としていたので気づかなかった…
こうして猫に窮屈な思いをさせないのが既に好印象。

注意書きをしっかり確認しいざ開始…と思いつつも先客がいるのでがっつり空間に踏み込むことができず…
棒立ちで眺めるのも勿体無いので違う階へ上がる。

フロアは2階と3階、そして屋上もあるのが珍しい。
3階は先客が少なかったので腰掛けてじっくり眺められた。

がっつり触れ合おうにも猫は「寝る子」の語源説もあるようにとにかく眠る。ので起きてる子をひたすら撫で回す。

数年ぶりに触った猫は暖かった。こんな小さな生物なのに鼓動を感じるのだから生命って不思議だ。



3階と屋上は繋がっていて猫が自由に行き来できるつくりになっている。ちゃんと脱走しないよう対策済みでツリーが飾られていた。



屋上へ移動する際言葉は通じなくとも「ついてきて!」と言わんばかりの鳴き声にアイコンタクト。


運営会社の猫カフェの猫の場合、本当に全く寄ってこない。奴らは学習してて露骨に餌を持ってる時でないと見向きもしない。

それに比べて保護猫だからなのか、かなり人慣れしていて「撫でろ!」と積極的に寄ってくるのが嬉しかった。一度に3匹に催促されて手が足りない嬉しい悲鳴。


滞在時間は30分だけだったがうち1匹がずーっと自分についてきてくれたのがおじさんにとって嬉しかった。

壁に貼られたプロフィールによればアイちゃんだそうだ。人も猫も関係なく一緒に遊ぶのが大好きだとか。あざとい。かわいいやつめ。

ジーパンが落ち着いたのか必ず膝に乗ってくる上に何なら眠り始めて驚いた。
真っ平じゃないだろうに寝れるのか…

もうすぐ時間が来るのになかなか起きてくれず少しだけ焦りもした。ゆっくり足を揺らして起きてもらう。申し訳ない、、



久々の猫カフェはやはり精神衛生的に良い、メンタル回復に最適だった。銭湯だの美味いものだの試したが違ったので助かる。

スタンプカードも作ってもらったし週一は来ようかな…予期せぬ生きがいができた。ありがとう。また頑張れそうだ。



帰り際あまりに満たされすぎて受付に預けた荷物の存在を忘れて帰るところだった。危ない危ない…

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