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我が生涯に一片の婚気なし

何年か前に初めて北斗の拳をちゃんと読んだが後付けだらけの作品で驚いた…すごいなユリアとかカイオウとか…


我が身はもうじき30歳。
三十路からおじさんだと思っているし死語だろうが既にアラサーというやつだ。なんとまあ時間の残酷なことか。


うつ病や体力的な面からも日本人伝統の週5日フルタイムの働き方ができない。

非常勤の夜勤としてひとまず就労環境に身を置きもうじき一年。大学を卒業してから7〜8年、初めて丸一年一つの職場に居座ることができた。収入は勿論新卒以下だが。

そんな如何にも底辺な生活をしている間に同期の結婚報告が次々流れてくるわ…出産して生後1年を迎えた人もいるのは驚いた。

体感的にまだ大学の延長な気分が抜けないし、背丈が中学生ぐらいの女性もいるのでえっ身籠ったの?!という気分。人体って不思議だ。


結婚&出産報告が続くが別に嫉妬や焦りといった感情は湧かない。
低所得故の「そんなに金銭に余裕があるんだな」が一つ。
「自分とは違う世界に生きてるんだな」が一つ。

お偉いさんに愛想が尽き真面目に生きる気力が失せるニュースや情報ばかりのこの今の世の中で、結婚という選択肢を選ぶのが不思議。



やっぱり家庭崩壊した我が家の環境が尾を引いてる気がする。
少なくとも不仲な両親を見て結婚したいとは思わない。別にずっといちゃついてろというわけではなく。



かといって揉めない家庭に生まれていたら結婚願望はあったか?と言われたらどのみちない気がする。


大学在学中こんな自分でも彼女という存在ができた。性欲と酒の勢いで付き合ったが本当に可愛かったし自分が他者に惚気るとは思わなかった。周りはうざかったろうなと思う…うん…

自分から告白しておいて1年ちょっとで別れた。

まだフィギュア等にお金を使えた時期にどうしても彼女より自分の趣味に優先順位を回したかったこと。

付き合っている内に「彼女」というより幼過ぎて「妹」のように思えてしまい性欲と愛情がバグを起こしたこと。

よりによって母親と趣味趣向が似すぎて母親と付き合っているような錯覚に陥ったこと。

一度母親に今何が食べたいか?と尋ねた上で、後日彼女に同様のものを食べたいねーと漏らしたら食べたい物も店も事細かにそっくり同じで青ざめた。
実は自分に内緒で裏で連絡取り合っているのでは?と疑うほど。

彼女からは私のこと知ってくれてる!好き好き!とアピールされたが内心それどころではなかった思い出…

それとこれが一番の理由。
将来の展望が全く見えず適当に食い繋ぐ未来をこの時点で悟っていたので、自分なんかと付き合うよりマシな男と付き合って少しでも幸せな時間を過ごしてほしいこと。


この時点で嗚呼、自分には結婚というものとはからっきし縁がないんだなと悟った。
そもそも大学の交際=結婚も結びついていなかったし、とはいえ遊びの関係とも思っていなかったが…




自分は結婚に興味がない。

それを知れた訳だがかといって勿論結婚を否定している訳ではない。
我が家が家庭崩壊しようともそれはそれ。他所は他所、ウチはウチ。ただ単に運がなかっただけ。


ただ我が家のような場合もあるので

結婚=人生のゴール

とは微塵も思っていない。


昨今はクソ喰らえな多様性ハラスメントで飽き飽きするがそれ以前に。
結局はその人自身の生き方であり価値観。
それを自分は尊重するのだから、

結婚しない=残念な人生

という古臭い先入観は何とかならんのかな…とぼんやり。それ以前に自分の人生なんざ掃き溜め同然だが…




結婚に対する嫉妬はないと言ったが、それとは別で最近連絡先を抹消しようか割と悩む。


今は地方ではなく都内で生活している身。
滅多に帰ることもないし、卒業後コロナ禍もあったとはいえほとんど会っていない。
会ったところで相手に興味もないし話すこともない。…自分って本当にそういうとこはドライなんだなと思う…


もうこれからの相手の人生で自分と交わることはまずないだろう。…寂しい人生だこと。


各々の人生に幸あれ






最初で最後の彼女だったが、僅か1年ちょっとだのに性癖を拗らされた。
年下なのに未亡人みたいな儚さがあり、キリッとしてる系かと思ったら妹のような甘える系。


そして何より太ももがとんでもなかった。腰の倍。だのに太ってはいなかった。
それまでおっぱい星人だった自分が打ち砕かれたし、ここ数年オタクの太もも性癖を開拓したグリッドマンの立花やライザ以上の太ももで神の下半身とすら思っている。


故に今でも立花やライザを見かける度あの太ももを思い出しては虚しくなる…という気持ち悪い余談…

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