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わたしの欧州大学受験ジャーニー①大学を選ぶ編

今月から通うベルギーのKU Leuvenへ出願したのは2020年3月1日。
合格通知を貰ったのは、2020年8月7日。

ベルギー、オランダ、ドイツの大学計5校に出願しました。

留学先が、”ヨーロッパ”という希望しかなかったわたしが、なぜ上記の大学に決めたのか、どんな書類が必要で、どんなプロセスを通って出願したのか、合格後の流れはどんなだったか。を、いくつかの記事に分けてご紹介します。

ヨーロッパの大学は、学校の規模から、学費、教えるプログラムの内容が多岐にわたります。今回は、数ある大学から、自分に合う大学を、わたしがどのように比較・検討したかについて書いていこうと思います:)

※わたしは、日本の大学に所属していたので資格や試験がパスになった場合もあります。自分の場合はどのような条件が当てはまるかは、一度該当の大学にメールをして確認してみてください。

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スケジュール

まず始めに、大学出願のスケジュール感を確認してみましょう。
上はわたしのスケジュールですが、ほんとうにギリギリなので、マネをしないでください(笑)出願にさえ間に合えばなんとかなるっちゃなるけれど、必ず余裕を持って準備をしましょう!

今だから言えるけど、出願のPersonal Statement(志望理由書)を前日に書き終わったり、受ける必要のあったACTが予約できてなく危うく不合格になったり(空席が出て命拾い)で、寿命が縮みました。

要確認なのは、奨学金
学費が安いとは言え、奨学金はあるに越したことはないと思います。わたしは遅くに準備して全く奨学金に出願できなかったのが大後悔です。奨学金の出願は、だいたい前年の6月~同年2月(ほとんどない)くらいで募集が終わってしまうので、確認しておきましょう!

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出願の時期も、アメリカに比べると遅いですが、国によってかなりバラバラですので、チェックが必要です!

ちなみに、わたしが出願した大学の締め切りは下記の通りです。
オランダ(出そうと思っていたところ) 1/15
オランダ(出したところ)       4/15
ベルギー(KU)              3/1
ドイツ                 5/15~7/15
※ドイツは留学生は出願書類の提出の受理に時間がかかる可能性があるので注意

大学探しの軸を決める

"Universities in Europe"と調べると、何が何かわからず、どんな基準で見ればいいのかも分からず、混乱したリサーチ当初。

大学に求める条件を洗い出してみることにしました。
わたしの大学探しの軸、条件はこちら。上から優先順位の高い順番です。

①学費。MAX50万円くらい。
②英語で全ての授業が行われているか
③世界ランキングの順位
④国と都市の立地

①学費

現地での学費+生活費が支払い可能であることは必須でした(笑)
わたしの場合は、日本の大学に通っていたらかかっていただろうお金(学費+家賃=約100万円/年)と毎月の少しのバイトで、まかなえる金額を予算に設定。年間最大150万円くらいの予算感でした。

実は、元々オランダの大学が第一志望だったんですが、予算上断念(笑)奨学金取れたら行けたかもなんだけどなー!遅かった!が、ベルギーにして全く後悔していません:)

ここは、経済状況と、奨学金次第で変わってくるので確認してみてください!

②英語で全ての授業が行われているか

わたしは英語・日本語以外無知なので、これも必須。
ドイツ・フランス・スペインは少ないイメージでしたが、オランダはほとんど、ベルギーは一部の学部が英語で学べます。

③世界ランキングの順位

世界ランキングに対しては賛否両論がありますが、それはさておき。
欧州の大学の知名度への認知が、オックスフォードやケンブリッジしかないレベルだったので、現地大学の世界的評価の指標として利用しました。

この二つが世界的に有名なランキングですね!
わたしの基準は、元々の大学が500~600だったので、150位以内、できれば100位以内の大学で探していました。

④国と都市の立地

個人の好き嫌いにかなり依存する部分で、優先順位は低いですが、これも指標の一つでした。

国や都市の立地によって、得られるチャンスも変わってくると思います。
わたしの場合は、最後ベルギーかドイツで迷ったところ、ベルギーは首都のブリュッセルに住むことができるという点は大きな利点でした。ブリュッセルにはEU本部があったり、世界の大手企業も進出しているために、より就職やネットワーキングのチャンスが広がっていると思ったからです。

また、気候や言語の相性も場所を選ぶ上での基準になり得ます。
わたしは寒いところが超苦手(笑)なので、北欧は早い段階で選択肢から外しました。言語と人の相性は、スペインとイタリアがよかったのですが、(ラテンの気質が関西人に合う)①〜③の条件に合う大学があまりなかったので諦めました。

調べてみよう

調べることについては、ぜひこの白川寧々さんの記事が一番網羅的に情報が乗っているので一度見てみてください。
ここにも載っている通り、キーは『英語でググる』こと。はじめは訳が分かりませんが、自分の軸を持っていれば募集要項でも見るところは限られてくるので、こなしていくうちに少しずつコツが掴めていくはずです。

わたしはが利用したデータベースの1つは先ほどあげた世界ランキング。

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例えば、QS のランキングは地域をヨーロッパに絞って、見ることができるので、この中から英国を抜いた大学郡を参考にしました。

あとは、ランキングに漏れていても素晴らしい教育をしている大学もあるので、(例は寧々さんの記事確認!Etovos、Charlesとか)日本語で ヨーロッパ 良い大学とひたすら調べていました(笑)本当は英語でググルべき、、、

わたしの場合は、候補の大学をエクセルシートにまとめて、一覧を作成しました。
下記の通りですが、途中で調べるのを諦めた大学もあるので穴あきまくりです。恥ずかしいです。①〜③の条件に合わなかったり、SATやACT(最終的には受けましたが)を受ける大学は避けていましたね、、、

特にdead line と英語のレベル、必要書類(取得にめんどくさいものはないか)に留意して記入しました。

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そして、候補の中から希望の大学を条件に合わせて、具体的に絞って行きました。

ちなみに、わたしが出願した大学はこちらです。

・KU Leuven - Belgium : Business Administration 
・Utrecht University - Netherland : Economics and Business economics
・Groningen University - Netherland : Business Administration 
・Technical University of Munich - Germany: Management and Technology 
・Technical University of Aachen - Germany: Business Administration 

候補に絞った大学も、このようにリストにして、出願に必要な書類と締め切り、重要事項をメモしていました。

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詳しい出願のプロセスや、書類などについては次の記事でまとめたいと思います:) 

大学選びは、正解がなく、わたしも頭をかかえました。探したら探すほど分からなくなったり、聞くひともいなく途中で投げ出したくもなりました。特に今年はコロナで良くも悪くも時間があり、向き合う時間も多く精神的にも少し疲れました(笑)

その中で、自分の譲れない、優先したい軸を持っているのも大事だと思います。今回ご紹介した軸は、わたしが調べるときの指標として用いたもので、人によって全く違ったものになると思います。(学びたい学部のフィールド、専門分野の充実度、インターンシップの有無、インターンを学校が斡旋してくれるか、、、、など。)

ぜひ、一度ゆっくり時間を使って、自分が海外の大学生活で何を優先したいか、どんな知識を付けたいのかを見つめ直して考えてみてください:)

それでは。次回へ続く。

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