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"精華モデル"を体験しませんか?誰でも受講できる「ソーシャルデザイン演習」はじまります!

こんにちは、勉強家の兼松佳宏です。

今日は4/5(金)から東京でスタートする、"生き方"としてのソーシャルデザインを学べるクラス=「ソーシャルデザイン演習」のご案内です!


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『空海とソーシャルデザイン 2019』の一環としての開催です



"精華モデル"って?

僕はもともと「ソーシャルデザイン」をテーマとするウェブマガジン「greenz.jp」の編集長を5年ほど務め、『ソーシャルデザイン』『日本をソーシャルデザインする』といった本を出版してきました。2016年からは京都精華大学人文学部の特任講師として、ソーシャルデザインを学生に教えています。

担当している授業は、ソーシャルデザインのそもそもについて学ぶ「ソーシャルデザイン概論」、学生一人ひとりが自分のプロジェクトを考えて実践する「社会創造演習」「社会創造概論」「社会起業演習」、自分の気付きや思いをnoteに書いたり、プレゼンテーションしたりする「ICTメディア演習」などなど。

4年目となる2019年度からは、デザイン学部生向けに「ことばの力」を身につけるための授業も新たに始まります。

こうしてほぼ毎週、新作のワークショップを発明する環境はとてもありがたく、初の単著であり、おかげさまで全国で開催されるようになったbeの肩書きも、あるいはnoteで以前ご紹介したコミュニティすごろくMOYAMOYA研究も、実は京都精華大学の授業で育まれてきた"精華モデル"の成果だったのでした。


精華生ではなくても受講できる場を

そんな折、何人かの方からありがたいことに「大学生しか受講できないのはもったいない!」「私も体験してみたい!」という声をいただくようになりました。

もともとは精華大生向けに設計した授業ではありますが、必修科目でモチベーションにばらつきがある中で、何とか興味をもってもらえるよう試行錯誤してきたからこそ、もしかしたら大学の外でも通用できる部分があるのかもしれません。

そこで教員生活4年目となる2019年度は、"精華モデル"ともいうべきソーシャルデザインの教育方法をさまざまに広げていきたいと思っています。『空海とソーシャルデザイン』の書籍化もその一環となりますが、こうした動きが僕を拾ってくれた京都精華大学への恩返しになると信じています。


「ソーシャルデザイン演習」のシラバス

ということで、4月からはじまる「ソーシャルデザイン演習」のシラバスは以下のとおりです。日程は全部で6日間ですが、ほとんどが半日4時間がっつりなので11コマ分を想定しています(ちなみに「空海」コースを合わせるとちょうど半期15コマ分となります)

〈授業の概要〉
日本と世界のソーシャルデザインの事例に触れ、そこで得た知識をワークショップで体感することで、"自分ごと"をきっかけに身近な人や地域の課題を解決するためのあり方や考え方を身につけていく。 
〈授業の目的・到達目標〉
・共通課題に取り組むことで、ソーシャルデザインの基礎知識を応用する力を身につけることができる
・仲間と対話を重ねることで、思いをオープンに共有する力を身につけることができる
〈授業計画〉
1コマ目 2019年4月5日(金)19:00〜21:30
講義「ソーシャルデザインのそもそも」/ゲストトーク
w/ 上田壮一さん、太刀川英輔さん

2&3コマ目 2019年4月27日(土)12:00〜16:00
講義「〈本来の自分〉として発起する力」/ワークショップ「beの肩書き」

「◯◯をしている人」(do)ではなく、「◯◯な人」(be)という肩書きを仲間と一緒に見つけていくワークショップ。自分の半生を思い出し、他者に自分のあり方をパラフレーズしてもらいながら、ソーシャルデザインをするための足場を固めてゆきます。

4&5コマ目 2019年5月25日(土)12:00〜16:00
講義「秘められた〈リソース〉を引き出す力」/ワークショップ「コミュニティすごろく」
「アプリシエイティブ・インクワイアリー(AI)」を応用して、コニュニティを題材にすごろくをつくって遊ぶワークショップ。まだ共有されていない仲間のニーズに耳を傾け、役立ちそうな知識やスキルを引き出し、仲間への感謝を高めてゆきます。

6&7コマ目 
2019年6月22日(土)12:00〜16:00
講義「煩悩を〈ほしい未来〉に転じる力」/ワークショップ「MOYAMOYA研究」
煩悩をきっかけに〈ほしい未来〉を描いていくワークショップ。個人的に気になっていること、モヤモヤしていることを書き出し、その原体験となるストーリーを語り合いながら、MOYAMOYAをWAKUWAKUに育ててゆきます。

8&9コマ目 2019年7月27日(土)12:00〜16:00
講義「自由自在に自ら〈デザイン〉する力」/ワークショップ「スタディホール」
準備中の段階から試行錯誤を仲間と共有することで、小さな一歩を祝福しあえる関係をつくる連続型のワークショップ。定期的に集まって、いま積極的に学んでいることや思いつきを共有し、フィードバックを重ねてゆきます。

10&11コマ目 2019年8月24日(土)12:00〜16:00
グランドフィナーレ/マイプロジェクト発表会!
ひとつの集大成として、これまでのワークを通じて浮かび上がってきたマイプロジェクトを発表します。


初めての試みなので、まだまだどれくらいニーズがあるかはわかりませんが、ソーシャルデザインがまったく初めてという方から、すでに実践されていていながらも壁に当たっている方、あるいはさまざまな教育機関でソーシャルデザイン教育に取り組まれている方まで、幅広く来ていただけたら嬉しいです。

個人的な感覚ではありますが、「ソーシャルデザイン」という言葉は一時のバズワード化を越えて、新たな定番としてしっかりと根づいていきそうな予感がしています。それはきっと、そこに"これからの生き方"のヒントがあふれているからだと思うのです。

ソーシャルデザインの真髄にご興味ある方は、この機会にぜひ遊びに来てください!


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『空海とソーシャルデザイン 2019』の一環としての開催です









はじめまして、勉強家の兼松佳宏です。現在は京都精華大学人文学部で特任講師をしながら、"ワークショップができる哲学者"を目指して、「beの肩書き」や「スタディホール」といった手法を開発しています。今後ともどうぞ、よろしくおねがいいたします◎