よく聞く「最大公約数的な~」はベン図を使うと分かりやすいよ

こんばんは。

Twitterのトレンドを見ていて、日本は平和だなーと思いました(白目)。

今日は「よく聞く『最大公約数的な~』はベン図を使うと分かりやすいよ」というお話です。

これでインテリ層がよく使う「最大公約数」の理解は間違いなし!(たぶん)


ベン図って?

ベン図というのは数学の「集合」という分野で使われるもので、複数の集合の関係を図で表したものです。

こんなやつです。

画像1

Aという集合とBという集合の共通するところ(図の紫部分)が『公約数』となり、その中で『何か』が最も大きくなるものが『最大公約数』となります。

その『何か』ってなんだよ!っていう話なんですが、ここは時と場合によります。

数字なら「最も大きい数になる」のですが、ビジネスなどで使われるときは「話の落としどころ」だったり、「最も効果が高い手段」だったりします。

まあ、「最大公約数」の考え方はこんな感じです。

今回は単純に2つだけで考えてみましたが、問題は3つ4つに増えたときです。


関わる人が増えると最適解の範囲が縮小する

世の中の仕事には多くの人が関わってきます。

すると、商売の規模が大きいほど、最適解の範囲(最大公約数)は反比例して縮小していきます

例えばアニメ業界を例に「原作マンガのアニメ化」について考えると、

・マンガの原作者
・マンガの出版社
・アニメの制作会社
・放送局
・スポンサー
・視聴者(読者)

といったプレイヤーが関わってきます。

それぞれのプレイヤーは当然、自分たちのリターンを前提に仕事を行います。これがないと仕事を続けられないので。
例えば「売上」とかですね。

それぞれの望むリターンはこんな感じかな?
※ちょー個人的な憶測です!

・マンガの原作者 → 自分の作品が売れること
・出版社 → マンガや雑誌が売れること
・制作会社 → 知名度や評判が上がり仕事が増えること
・放送局 → 視聴率の高いコンテンツを発信すること
・スポンサー → 広告効果が高まること
・視聴者(読者) → 面白いアニメを見ること

多分こんな感じじゃないかなーと思います。合ってる?

で、この人たち全員が求める結果を満たす方法て、思いつくのはかなり難しいですよね。

原作の有名な名シーが少し過激で、ファンからしたら高クオリティでアニメ化して欲しいけど、スポンサーとしてはイメージダウンになるからカットして欲しい、なんて話ありそうじゃないですか?※素人の戯言です!

こんな感じで、あっちが勝つとこっちは負ける、逆にこっちが勝つとあっちが負けるとなって、最適解が縮小されてしまいます。


これからはプレイヤーを絞っていくのも大事なのかも

ただし、今はネットが普及したおかげでプレイヤーの参加数をコントロールできるようになりました

昔のメーカーは自分たちで作った製品を、お客さんに届ける手段がないので、代理店や販売店を間に挟む必要がありました。

そのため必然的に参加するプレイヤーを増やさざるを得ない状況でした。

しかし、今ではネットを使って直接お客さんとやり取りすることが可能なので、作り手と買い手の二人だけでも商売が成り立ちます。
※プラットフォームの運営会社はめんどくさいのでここでは除きます。

商売に参加するプレイヤーの数が少ないほど、お互いWin-Winになる方法がより多く見出すことができます。

これからのビジネスには、このように参加するプレイヤーを絞っていけるところは絞るという考え方が大事かもしれません。


先ほどのアニメの場合、Netflixなどのネット配信がその役割を担っていると思います。

憶測になってしまうのですが、たぶんスポンサーを除けるのかな?と思いますが合ってます?
(間違ってたらすみません💦)

すると、スポンサーの意向を気にしなくて済むので、全体の最適解も見出しやすくなります。


そう考えると日本の大企業って規模が大きい分、関わってくるプレイヤーが多いので、最適解を見出すために行動が遅くなっているんじゃないかなーと思います。

こういったところも今後は考えて創作活動をやってみたいです。


それでは本日は以上となります。

最後までお読みくださりありがとうございましたー。

【おまけ】
本日のTwitterのトレンド秀逸でしたね。
久しぶりに笑いました( ´∀` )

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