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[カナダ社会人日記]#11レイプ被害者と看護師のニュース

さて、今回は「レイプ」という単語が入っているので、わりとセンシティブなタイトルです。加えて先に言っておっくと、この記事で出てくる内容に正解はありません。どういう事が考えられるかという事です。

はじめにニュースを和訳すると、「レイプの被害にあった女性は、病院に駆け込んでテストを受けたいと伝えると、資格を持つ看護師がいないから12時間後に来てくださいと言われた。同時に医師は現場保存の目的もあり、なるべくトイレにもいかず、服も着替えないでもう一度病院に来てください、と伝えた。被害にあった女性は「12時間も加害者の匂いがついた服をきてると、レイプ中の経験が蘇る」と伝えて、警察を呼び、結果的には看護師に来てもらい、テストを受けた」という事です。(スクショは下に掲載)

前もって記述すると「加害者が悪い」事は絶対です。加えて考えられることがいくつかあります。①女性はすぐにでもテストを受ける事が必要だった、②病院は資格のないスタッフがテストをして訴えられたくない、③看護師が病院に来た。(この時、本当にオフだったかはわかりません)

現在、カナダの病院はコロナ病床の影響で「人手不足」が深刻です。その中でも、働いている人にしっかりと休みを取らせないと、転職が一般的なカナダでは、より人が職場から離れていきます。

ここからは少し妄想も入るのですが、①女性はすぐにでもテストを受ける事が必要だったに対しては、人間の体は循環しているので、加害者の皮膚が体外に出されると、証拠能力を失います。このテストは時間との勝負です。

加えて、被害を受けて、心身ともに絶対に疲弊し、助けを求めたい心境で病院に駆け込んだのに、12時間待ってください…と言われたときに絶望したことでしょう。

次に、②病院は資格のないスタッフがテストをして、訴えられたくないがあります。病院のドクターの立場に立ってみると、初めに他にも患者さんがいたと思います。もちろん、被害者の緊急性が無いわけではないですが、他の緊急性がある患者がいた可能性もあります。

そして、どうしてもテストを受けさせてあげたいけど、法律的に資格のない人がテストを受けさせて、後に訴えられると…そこで働いている人が無職になったり、その地域で必要としている患者さんが遠くの病院に行かないといけない等の事態になることもあります。

最後に③看護師が来たという事です。この看護師がどのように呼び出されたのかわかりませんが、もしかしたら、家族とオフを過ごしていた、コロナの影響で久しぶりのオフだった、夜中に寝ている途中だった等、色々な事が考えられます。また冠婚葬祭から抜け出してきた、なんてことも…(すべて可能性ですが)

このニュースを見た時に、人によって同情する場面がスゴイ変わってくるんだろうなと感じました。ここで伝えたいのは、このニュースも1つコロナの影響がこんなところにも出ているという事です。

世界のいくつかの都市ではコロナが終息し始めて、ライブが復活したり、僕も仕事場でマスクをつけなくてよくなっていたりと、コロナの影響が日常生活から無くなり始めている中で、まだまだ病院などのコロナ前線では深刻な内容なんだなと感じました。

また、このニュースは東京と比べると田舎の地域で起きた事なので、コロナは人がいるところもそうですが、より人手不足が深刻なのは田舎だったりします…


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