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[留学体験記]#33カナダの就活は、企業から友達に電話が行く。

さて、今回はカナダでBig4と呼ばれる会社の1つから内定が出たので、カナダの就活とは!?を書いていきます。(2021年10月時点に書いてます)

カナダの就職活動の特徴とプロセスを書いていきます!

特徴①:総合職がない!

北米(アメリカ/カナダ)には総合職なんてものはありません。多分、日本だけですね、「総合職」という透明な職種があるのは…(笑)だって、「なんの仕事してるの?」の解答に「総合職だね」なんて言わないのに(笑)

基本総合職がないので、学部直結です。日本では医学部と法学部くらいが職種に直結しているとは思います。例えば…

商学部会計学科ー>公認会計士

農学部ー>農学系研究職、第1次産業系企業、林業

体育/スポーツ学部ー>トレーナー、スポーツ系のマーケティング

なので、決して、農学部ー>公認会計士なんて事はありません(笑)これは「大学=キャリア形成第0歩目」という準備段階のイメージがある為、人事側は「は?(怒)学部違うのになんでこの職種なの?」となりますね(笑)

特徴②:コネがモノをいう

日本では何かと嫌われる「コネ」ですが、これがカナダではマジで大事です。Networkingと言います!ただ、コネ…ていうと->「そんなの自分の力じゃどうにもならないじゃん!」と….

いえ!違います!コネ=人の価値です

Networkingの一環として、大学では卒業生との社交界みたいなのがあります。そこで、連絡先を交換し、LinkedIn(仕事版Facebook)を通して、その人の職歴を調べて、話を聞いて…

あとは、教授に知り合いを紹介してもらったり、インターンにでたり…と、これは正攻法です。僕は正攻法でうまくいくタイプではないので、裏技?を使いました。

LinkedInで企業を調べて、その企業の社員リストみたいなところにいたManagerとタイトルに就く人片っ端から定型文を送り続けました(笑)「OO大学のOOです。この度、OOというポジションに応募しました。気になることがあったら、ご連絡ください!」と…

こんな連絡が学生からくれば、少しは「ん?」となると思いますし、1%しか気にしないよというのであれば、10人をゴールにして、1000人連絡すればいいだけです!!と力技です(笑)

プロセス①:書類選考&面接

就職活動のプロセスは、G7に入るような先進国は似ているようなプロセスだとは思いますが、日本ではないなぁ…と思うのは、「GPA」を聞いてきます。口だけ達者じゃないかを見る為ですね。まぁ、いい成績が欲しいから偏差値が低い大学行っても…学歴フィルターはありますし、いいコネは無

なので、いい大学行って、いい成績取る!そんで、いいコネを作る事が書類選考を通る秘訣?ですね。面接は、本当に「縁」だとは思いますが、1つ通過する人に共通点があります。それは…

Do Your Homework

です。Do Your Homeworkはよく英語表現で使われて、意味は「できる限り調べてから来い=準備して来いよ」という事です。日本の学生は、この点「どんな質問が来ても…」と備えあれば憂いなしの考えですね。

そして、面接では学業面が3割、非学業面(部活、課外活動etc)が7割くらいで聞かれます。成績が著しく目立つor悪い場合は、学業が4割になりますね。

プロセス②:Reference Check

最後のプロセスのパートですが、ここは日本では聞いたことがありません。これは学生がReference Listと言って、「3名の証人」の連絡先を企業に提出します。要は、こいつ嘘ついてないよね?ということです。

ここで友達を選ぶと人事が電話で、「この人の事をどう評価しますか?」とか、「どこが良い/悪い点ですか?」とか聞かれますが、暗黙の了解で親族と友達はタブーですが…内定が社内で決まっているのに、Listが友達が入っていて内定取り消し…なんてことも(笑)

僕の場合は「教授、元上司、副学長」の3人です。副学長は大学で2番目に偉い人です…多分学校でReference Listに彼がいるのは僕だけかと(笑)教授は仲が良く、かつ気にかけてくれている方です。元上司はインターン繋がりです。

実は僕の4人目は友達です。友達とは言いつつも、僕が副生徒会長で、現上司に当たる、「生徒会長」です。しかし、お互い同じ学生という身分で一般的に見ると友人ですが、肩書きがあるので、頼んでいます(笑)


以上。今回はカナダの就活について書いてみました!

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