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保育園の卒園式とスクールコンサートtaska graduation and school concert

4歳の年に保育園を卒園します。
卒園式は園により様々だと思いますが、今回は次男の通ったtaskaの卒園式の様子をお伝えします。

卒園式とスクールコンサート

ほとんどの幼稚園や保育園が、年度末に行うスクールコンサートと兼ねて行います。
共働きの多いマレーシアなので、親が来られるように夜に行う園もあるようです。

わが子の園は、10月末の土曜日、朝から行いました。
ちなみに、これは強制参加ではなく、申し込みになります。
おそらく卒業生は皆申し込むでしょうが、有料です。

無料の園は、授業料にがっつり含まれてるか、事前徴収されているようです。
わが子の園はホテルで行ったので、ブュッフェ料金プラスαになります。
1〜4歳、5〜11歳、12歳以上の3段階。
プラス、ドネーション。
この感覚は日本ではありませんが、くじ引きの景品を寄付するか、現金を寄付するか、両方寄付するかを選びます。

相場が分からないのでいくら寄付すればいいのか悩みましたが、RM10でもRM50でもいいそうですよ。
出したかったらRM200でもRM500でもってところでしょう。

卒業証書授与

元イギリス領のマレーシアの卒業式はイギリス風。
制服はありますが園が用意したガウンを着ます。

来賓もきちんと招待しています。
教育関係者なのかは分かりませんが、日本でいったら区長さんとか議員さんとかそんな感じでしょうか。

事前の記念写真は1ヶ月くらい前に園で済ませていましたが、その時のvideoが会場で流されていました。

園長が帽子の投げ方を教えていました。
子ども達は、ただ投げるのを楽しんでいましたが、こうやって卒業に憧れを持つのかなぁ、なんてふと思いました。

マレーシアは賞状をシジル-sijil-と呼び、それはそれは大事にします。
1人ずつ名前を呼ばれ壇上に上がり、立派な台紙に挟まれたシジルをもらうのです。

この時、礼ではなく、校長と握手です。

わが子は1月生まれのためか、最初に呼ばれました。

1番右にいるわが子は何で俯いているかというと、、、
シジルと合わせてもらった花束にしたお菓子を品定めしています 笑
緊張とか感動とは程遠いですね。

子どもたちのダンス

卒業式がわると、ゆるい雰囲気はさらに緩くなり、子ども達のダンスと合間に混ぜたくじ引きが始まります。

サバには細かく分けると36種族の先住民がいると言われていますが、それぞれの民族の特徴やバテックを用いた衣装で、それぞれの民族の曲を踊っていました。

正確には踊らせようとしていました、かな。

写真のような人数ですが、半分の子が踊っていたら良い方かなぁ〜って感じです。
身に付けた服の柄をじーっと見ている子、ステージから親を見つけて手を振ってる子、後ろの飾り付けを眺めてる子、一生懸命踊る子、それぞれです。

卒園児はムルッ族のダンス。
さすが、卒園児!!
とは言い難いですが、1年前にステージ上で繰り広げたコントを考えると立派になりました。
ちなみに、真ん中の男の子はダンスの曲を熱唱していました。

かなり自由人なわが子ですが、根は真面目なようで、日本人らしさを発揮してました。
先生に言われたことがちゃんと出来るんです!家ではそんな姿微塵も見せませんけどね。
こう言うのは環境だけじゃないのかな?

でも、日本の幼稚園にいたら、必ず先生に注意されてるタイプだと思います。

テーマはサバ民族

わが子の園は毎年テーマがあり、今年のテーマは「サバ民族」でした。
家族も指定された服装かフォーマルでの参加となります。

昨年のスクールコンサートのテーマはインドでした。

インド系の少ないサバなので、インド服を探すのに苦労しましたが、実際行ってみたら皆さん普段着の人も多くて拍子抜け。
ちょっと近所にご飯を食べに行くくらいの人もいて、ゴールドのパンジャビドレスを着てるのが恥ずかしくなったくらいです。

しかし!今年はサバ民族!!
みんな自前の衣装です。

何を着たらいいか、どう着たらいいか知っています。

「幼稚園で納涼祭があるので、甚平か浴衣で来てくださいね。」
あれと同じようなのです。
先生達も自前衣装を着ています。

コンテスト

いくつかのコンテストがあります。
これは事前に応募します。

⚫︎親子顔そっくりコンテスト

参加申し込みと一緒に、親子の顔写真を貼った申し込み書を出します。
当日貼り出された写真の中から全員が投票します。

⚫︎笑顔コンテスト
ステージでは踊れない1歳以下の赤ちゃんの参加コーナーです。
これも写真が張り出されていて、みんなで投票します。

⚫︎ファッションコンテスト

その年のテーマでファッションコンテストをします。
今年は優勝狙いで頑張りました!
よしっ!
と思い準備して来ましたが、周りは本物。こりゃダメかなぁという思いも。

順位の決め方は、エントリーナンバーを呼ばれ、本人が登場した時の拍手で決まります。

そして!日本人が見事に1位に輝きました!
これは嬉しかったけど、ちょっと申し訳ないような、、、
仮装大賞だったら万々歳なんですけどね。

勝算は彼の背負ったワキッドにあったようです。

これがかなりウケました。

彼の衣装がサバの最大民族である、ドゥスンだったのも大きいでしょう。
きっと、もっと北の地だったら、バジャウの派手な衣装の方がウケが良かったかも知れません。

しかし、なんか、、、彼は似合う気がします。ドゥスンの服 笑

安心したのも束の間、親のファッションコンテストがありました。
実は、これらのお手紙は全てマレー語。
昨年はよく分からず、名前とか生年月日と書かれてる場所を全て埋めて提出したら、身に覚えのないまますべて申し込んでました。
申し込んでいたことを知ったのがコンサートの1週間前で、かなり慌てふためきました。

今年はしっかりチェックしたつもりなのですが、去年はなかった親のファッションコンテストにまさかの私が申し込んでました、、、
お手紙はしっかり読みましょう。

2時間の式とコンサートの後はお食事

朝会場に並んでいた品々です。
くじ引きや賞をとった人たち用の景品です。
全て終わると、この景品も全てなくなってるのです。

会を締めた後にブュッフェを取りに行き、食事タイムです。
そして、食べた人からそれぞれ帰っていきます。
なんだか自由ですね。

こんな感じなので、マレーシアでバンケットルームを予約すると、始まりは決めるけど終わりはありません。

ちなみに、保育園なので卒園児も12月30日までは園に通えます。
どこの園も学校もわりと早い時期に卒業式やコンサートを行います。

日本は最後の最後に執り行うからお涙頂戴でも良いのですが、
まだあと2ヶ月もあると、そんな雰囲気しゃないのかも知れませんね。

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