ボルネオ島のキナバル山に登ってみた3〜1日目〜
コタキナバル出発
当日朝、6時半にコタキナバルツーリストオフィス前に集合です。
集合は予約した旅行会社やその日の人数等で異なり、ホテルやコンドまで迎えにきてくれる場合もあれば、今回のように指定場所までいくこともあります。
Amazing Borneoのミニバンに乗り込むと、各席に500mlの水とバナナが置いてありました。
水は2ℓ背負っているのですが、ありがたいです。
バスの中でローカルの友人が用意してくれた 高山病予防 の薬を飲みました。
標高2.000mほどのメキシコシティとか、グァテマラのシエラとか、めちゃくちゃ具合悪かったので、私、きっと高いところダメなんです。
キナバル公園到着
8時ちょっと過ぎにキナバル国立公園に到着。
まずは、公園局で手続き。
住所や緊急連絡先を記入して、ガイドを待ちます。
ここで、荷物を持ってもらうこともできます。
荷物持ちはガイドとら限らないので、必要なものは自分で持っていないとなりません。
1kgごとの値段です。
翌日の衣類や余分に持ってきた水など、全員の不要なものをまとめて1つのバックパックに入れて預けました。
Back Pack2つで約MR200、1人RM50くらいでしたよ。
預けないものを入れる小さめのBack Packもあると便利です。
ガイドが来たらお弁当を受け取り登山口に向かうミニバンに再び乗ります。
余談ですが、このお弁当、色々種類が選べました。
ノーマル、ベリタリアン、グルテンフリーなどなど。
さすがは多民族国家だなぁと思い、なんとなくグルテンフリーをリクエストしてみました。
ちょっと特別メニューみたいじゃないですか。
中を開けてみたら、普通のnasi goreng(炒飯)でした。
他の人はというと、サンドウィッチとバナナ。
確かに米だからグルテンフリーってことなんですね。
ティンポンゲート
事務局から登山入り口のチェックポイント「ティンポンゲート」までは車で10分足らずです。
ガイドから登山ルートの説明があり、いざ出発!
「よーし!登るぞ」と思いきや、いきなり下りでした。
休憩場所が約1kmごとに設けてあり、50分歩いて10分休憩ペースをひたすら繰り返します。
3箇所目の休憩場所でランチタイム。
ここだけは30分ほど休憩がありました。
休みすぎると疲れて登れなくなってしまうそうで、他の休憩は10分以上休ませてもらえません。
ひたすら熱帯雨林の山を登り続け、午後3時頃、目の前に頂上が見えました!
ラストスパートです!
次第に酸素が薄くなってきます。
ここは全てを人の手で運ぶので、具合が悪くなっても車のお迎えは不可。
自力で下山するか、運んでもらうかです。
私たちのガイドは
「なんでも運ぶよ。人以外ならね。」と言ってましたが、
タンカで運ばれて降りていく人をみました。
タンカにくくりつけられて、4人がかりで運び降ろされています。
タンカに寝ていても身体はほぼ垂直になるほど急な斜面です。
タンカになると1kmごとの値段なのだそうですよ。
ラバンラタ到着
本日のゴール、山小屋のラバンラタに到着です。
ラバンラタは標高3,272m。
まだ半袖でも大丈夫でしたが、ひんやりしています。
ちなみに、ロッジはさほど厚くない掛け布団1つ、暖房なしです。
寒いので、翌日の服を着て、フリースまで着て寝ました。
酸素が薄いのと疲労とで、ラバンラタに到着したが、歓喜の声も上がりません。
山小屋でチェックインをし、自分のベッドに荷物を置いてごはんです。
すでに多くの人が到着していて、食事を済ませてます。
私たちも割といいペースだったのですが、早く到着している人の方が疲れていません。
持参したスナックバーやアメを歩きながらひたすら食べていたけど、ハラペコです。
ブュッフェを取りに行きました。
ステラが管理しているだけあって、ローカルフードからパスタと色々選べます。
お昼にせっかくグルテンフリーにしましたが、その反動か、ロールパンが無性に食べたくて6〜7個食べてまいました。
プラスマイナスゼロゼロですね。
フリーのコピを飲んでから、別メニューをオーダー。
ジンジャーティです。ティパックですが、RM20ほどしました。
コタキナバルのカフェの2倍ですね。
しかし、登山途中に水のケースを運ぶ人、ガスタンクを運ぶ人とすれ違います。
ちなみに、サバは都市ガスがないので、家庭でも同じプロパンガスを使っています。1缶小さいもので34kg入っており、海抜0mの場所でも私は持ち上げられません。
中にはマットレスを3つ背負っている人も見かけました。
全てのものが毎日誰かの手で運ばれてると思うと、高くはない気もします。
私たちが出したゴミも、こうやって人の手で運ばれるのか、と考えると頭が下がります。
ま、彼ら仕事ですけどね。
ラバンラタのロッジ
ロッヂに飾られていました。
やる気スイッチ入りますね。
単純です。
しばし休憩をしてから、シャワーに行ってみました。
チェックインの時にバスタオルを渡されたので、それを持ってバスルームへ。
はい。
お湯は出ません。
2人くらい浴びている人はいました。
タイミングなのかもしれないし、外が寒いから冷たく感じたのかもしれません。
しかし、この寒さの中で浴びれる温度ではなかったです。
諦めて、タオルで体を拭いて、歯を磨き翌日の準備。
部屋は8人部屋のドミトリー。
先に到着していた4人はすでに寝ていたので、電気を付けずに荷物の入れ替えです。
ガサガサ、ガサガサやってますが、一向に終わりません。
酸素が薄いからか、さっきから同じことばかりやってるんです。
頭が働かない。
登頂アタックは午前2時出発!
登頂アタックに必要な荷物と、置いていく荷物に分けて、午後7時就寝。
つづく、、、
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