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マレーシア・コタキナバルのChinese New Year

華人が多いマレーシアは、どの州も旧正月は祝日になります。
コタキナバルも例外ではありません。

まずは、コタキナバルのCNYの様子をお届けします。

ハッカホールのCNY

ハッカとは、漢民族の一派と言われていて、中国南部やフィリピン、インドネシア などにも多くいる民族です。
よそ者という意味をもつ「客家」。
サバにもハッカ族が多く暮らしていて、彼らはハッカ語も話します。
円形のハッカホールは、サバ華人の民族ホールのような場所。

実は、徒歩2分、すぐ裏に2年以上住んでいましたが、オープンハウスに初めて入りました。
いつもはベランダからライオンダンスを覗き見ていたのです。

オープンハウスとは

2020年は1月25日が新年でした。
翌26日の10時〜14時がオープンハウスです。
オープンハウスとは、誰でも入って良く、食事が振る舞われるのです。

これは会社経営をしている人などが家で行うこともあります。
わが子の保育園も、毎年オープンハウスを行います。

さて、ハッカホール手前に作られたステージでは、子どものダンスやカラオケなどで盛り上がってました。

ライオンダンスがお出迎え

サバには先住民族がいますが、数種族の先住民の衣装、インド系衣装、中華系衣装を着た人たちがお出迎えです。

人が来ると手前のライオンが踊ります。

とはいえ、赤絨毯なので来賓のお出迎えですけどね。

民族衣装がステキでうっとりします。
こういうところに立つ人なので、みんな綺麗です。

日本領事もいらしてました。
各国の大使館関係の方はみんな呼ばれているようです。

そして、彼らがさす傘は、民族模様の傘なのです。
サバらしさがあっていいですね。

入り口では神様に扮した人がお出迎えです。
貫禄ありますね。

一般市民は何をしてるのか

みんなは何をしに来るのか、というと、ライオンダンスを見にきたり、ごはんを食べに来たり、来賓を見に来たり様々でしょう。

サバの政党や政治はわかりませんが、拍手が起こる人もいるので、そういう人を見に来るのかも知れません。

初詣に行く、あるいは除夜の鐘をつくのにお寺を訪れる、そんな感覚なのかな、と思います。

無料でごはんが食べられちゃう

これ、食事をもらう行列です。
かなり時間がかかりそうなので並びませんでしたが、なかなか美味しそうなナシチャンプルでした。
ムスリムの人も来るので、ハラル料理だと思います。

しかし、チャイニーズニューイヤーといえば、赤い服です。
この写真をみると赤い服の人はほとんどいません。
という事は、タダで食べられるごはんを目当てに来た人たちなのではないかと推測されます。

みかんは縁起がいい

こちらはみかんを配っています。
漢字が金の音と同じで、縁起がいいのだそうです。
どこまでも金の華人ですね。

チャイニーズの新年の挨拶も

喜恭発財
Gong Xi Fa Cai
お金が貯まりますように

ですものね。
でも、華人はケチではないのです。
お金を分けて自分のところに戻ってくると考えるので、太っ腹。
自分の誕生日は、みんなを招待して全て自分もちです。

プレゼントをもはう、ではなく配るのですよ。

かくいう私も、ご主人がチャイニーズというカザダン族の友達から毎年赤包(アンパオ)をもらってます。
ランチに誘われて、ご馳走になりおまけに子どもたちにお年玉をもらってくるのです。
これ、断ったら失礼なので要注意です。

華人エリア

ダマイという華人街のショップロットでもCNYのお祝いがありました。

政党の旗が上がっていたので、議員さんとかが来賓です。
ステージに向かってイスがズラーっと並べられていて満員御礼。
そしてあか一色!

ライオンダンスを個別に呼んでる店もあり、店前の駐車場はロープがはられ爆竹の凄まじい跡が。
こんな風に店をまわります。

ライオンダンスとは

ライオン、つまり獅子舞です。
ライオンというとなんだかイメージ違いますけど、獅子なのでライオンと呼ぶのでしょうね。
色々な師団があり、上手い下手もあります。
どういう基準で選ぶのか分かりませんが、店のオーナーやホテルなどでこの師団を呼ぶのです。

ショッピングモールも例外ではありません。
お客さん向けにライオンダンスのパフォーマンスを呼ぶショッピングモールもあれば、モール内の1店舗が呼んでいることもあります。

この時期に観光でコタキナバルにくるならば、スリアサバショッピングモールやイマゴショッピングモールで見るのが良いでしょう。
通りの店や飲食店などが呼んでいる場合もあるので、運が良ければ見られるかもしれませんよ。










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