定量化から目を背けない英語学習方法&有益な英語教材

英語学習で大切なのは、目標モチベーション定量的な学習法である。

目標は「外資でドやりたい」とか「キャリアアップして金が欲しい」とか素直な欲望を剥きだしにするのがおススメだ。

そしてモチベーション

誰しも学習の開始時はモチベーションがある。しかし、モチベーションは必ず下がる。その最大の原因は「成長実感が感じられない」ことである。

では、成長実感を定期的に感じるためどうすべきか。それは明確な指標を意識することと、定期的にテストを受けてチェックすることである。

定期的にチェックすべき各技能の指標とテストを以下に記す。学習者はこれらを定期受験することで成長実感を得ながら学習を進めるべきである。

英語学習の指標とテスト

reading = wpm ( words per minutes )

listening = TOEIC score

speaking = Versant score

しかし、定期的にテストを受験したは良いものの、点数が下がったということにならないように、必ず効果の出る勉強方法を実践する必要がある。

その勉強方法を以下に記す。これらを毎日継続すれば必ず英語力は向上する。

モチベーション管理

以下に記す鍛錬を継続するのが一番大変なことである。

継続するために最も効果的なのは、英語学習という同じモチベーションを持った仲間を作り、互いの進捗管理をすることである。

自分自身を決して信用してはいけない。自分の意志は何よりも弱い。

大切なのは、継続するための「仕組み化」である。互いに切磋琢磨して励まし合い、𠮟咤激励できる関係さえあれば英語は上達する。


モチベーション管理ができたら、いよいよ具体的な学習方法だ。技能別に説明する。

リーディング

リーディングはリスニングの土台である。リスニングの部分でも後述するが、リスニングで重要な意味理解が多読をすることにより鍛えられる。

多読という単語を耳にすると、一日に大量に読まないといけないというプレッシャーを感じるが、過去の私含めて多読の定義を勘違いしている人が多い。なんてことはない。一日30分読むことを継続する、これを多読と言うのである。

リーディングで一番大切なのは、1分間に何単語読めるかの指標wpm(words per minutes)を意識することだ。wpmを上げることで、リスニングで聴ける英語のスピードも上がってくる。

センター試験くらいとかNHK英会話レベルに遅く話してくれれば理解できるが、CNNなどの英語のニュースやTEDの演説になるとついていけないという人はwpmが足りていないことに原因がある。ここから目を背けてはいけない。

教材はラダーシリーズ(Rudder Series)だけでよい。多読専用に作られた教材だ。

1日30分、wpmを意識してラダーシリーズを読む。これをひたすら行う。180wpm(words per minutes)を達成すると、ビジネス会話レベルについていけるまで到達可能になる


リスニング

人間の脳は人の話を聞く時に、二つのことを同時に行っている。音声理解意味理解を同時にマルチタスクで行っているのである。

英語学習者は英語の音が完全に正しく発音・認識できていないことが多い。つまり、音声理解が弱い状態にある。そのため、リスニングの際中に、意識の90%が音声理解に向いてしまう。

すると、音声理解に脳の大半を取られて、意味理解に使う脳の部分が僅か10%になってしまう。

普段、日本語で話を聞いているときは、全く逆で音声理解が10%、意味理解が90%という脳の使い方をしている。

よほど滑舌が悪い相手でない限り、音声の方に意識して話を聞く機会というのは日常で日本語を使っているときはないはずだ。英語もそのレベルに近づける、すなわち音声理解をマスターすると自ずと意味理解に集中できる段階に到達できる。

したがって、リスニング能力向上のためのトレーニングを漠然とするのではなく、音声理解と意味理解の二種類を区別して、特に音声理解に焦点をあてて学習する必要がある。


音声理解の鍛錬 = オーバーラッピング(ものまね)

シャドウイングというより、オーバーラッピングという分類になるかもしれない。意味は全く考えなくて良いので、音を完全再現する。一番良いのは音声の録音をしてネイティブスピーカーに添削することである。

ただ、ネイティブスピーカーのコーチングサービスは幾つかあるが、3か月で50万といったものが一般的(高すぎる!)

そこで、20回ほど同じ文章をシャドウイングしたら、オンライン英会話の講師に授業を予約して、チャットに文章を流し、

「今からこの文章をシャドウイングと同様の速度でネイティブスピーカーを真似て読むので、ネイティブから見てどの部分が正確な発音になっていないかフィードバックをくれ」

と言って、オンライン英会話をテストの時間に使うのが良い。


瞬間英作文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?