借金1600万円から始まる僕の人生

ニューヨークに住み始めて役一年半がすぎた。

最近の僕は少しばかりかニューヨークがキライになっていたかもしれない。

街は忙しく、人はゴミのように多く、課題と作業、バイトに追われるに日々が続いていた。

人・物・事に溢れているこの街では孤独に感じることも多くある。周りに日本人が少ない僕は余計にそう感じているのかもしれない。

僕はこのマンハッタンで美大に通いながら生活する為に一年間役400万円の学生ローンを抱えてる。卒業するまでの四年間で合計1600万円ものの借金をすることになるのだ。

夜何かに追われてるようにも感じる時がある。

実力があまり伸びてないよう感じる最近の僕は余計に焦りと苛立ちも感じてたのかもしれない。

今週、引越し以来、初めて僕の親が数日間ニューヨークに訪れた。

僕は改めて、観光客になったような気分になることができた。

一歩下がって見たニューヨークは素敵だった。

少ない時間の中でも改めて僕がマンハッタンに来た理由を思い出すことが出来た。

みんなが夢を追いかけて暮らすそんな素敵な街だったことを。

こんな忙しい街の中で忘れてはいけないことが一つあると思う。それは一人で食べるご飯よりも家族や友達と一緒に食べるご飯の方が百倍美味しいことだ。

それさえ覚えていれば今僕が悩んでることなんて大したことがないように思えてきた。

今は迷わずに一歩。一歩。前に進むことが一番大切なのかもしれない。

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