フランスに住むならどこでもいいのかな。でも、もしうちの息子が音楽の勉強をするのであれば、やはりパリであった方が良い機会に恵まれるかもしれません。でもパリってなんでしょう。どんな所で、どうして芸術家をたくさん輩出したのでしょう。
イル=ド=フランス? "île-de-France"と書きますが、「フランスの島」という意味。地域圏とありますから、フランスの地方のことなのですね。日本で言うと、関東地方とか近畿地方とかに近いでしょうか。
でもなぜ「島」なんでしょうかね。セーヌ川、オワーズ川、マルヌ川などの川によって島のような地形になっているから、とか、この土地に根を下ろした「フランク人」が名付けた”Liddle Franke”(小さなフランク人の土地)から来ているなど諸説あるようです。
セーヌ川!世界遺産にも指定されている有名な川です。2024年のパリオリンピックではセーヌ川で開会式をすると発表されていましたね。屋外で開会式とは、どのように行うのでしょうか。また、競技(トライアスロンとオープンウォータースイミング)にも川を使う予定ですよね。セーヌ川で泳ぐんでしょうか。キレイなんでしょうかね。1900年に開催されたパリオリンピックでは200m自由形と200m障害がセーヌ川で行われたそうです。なんだか楽しみです。
そのセーヌ川がパリを貫いているのですが、中洲である「シテ島」を中心にパリが作られたと言われています。シテ等の半分とルーブル美術館のあたりを1区として、ぐるっと時計回りに渦巻き状に2区、3区と広がって、20区まであります。「エスカルゴ」と呼ばれているんですって。
広さは東京の山手線の内側くらい。頑張れば端から端まで歩けてしまうかもしれませんね。メトロなどはよくストライキで動かないことがあるそうなので、歩くことも必要になるのかな。
ガイドブックによると、パリにはたくさんの美術館や博物館があります。とはいっても、私が現在住む東京にもそれはそれはたくさんあります。もしかしたら数ではパリに劣っていないのでは?と思います。美術館を楽しむ人の数も東京にはたくさんいます。
では何がパリと東京で違うのか。それはやはり行ってみないとわからないこともたくさんあると思いますが、街並み、建物の景観がある程度統一されていて、歴史的建造物などが違和感なく見ることができるのも一つにあるのかな、と思います。街全体が「パリ」と言う一つの美術館のような感じ。
普段囲まれているものや雰囲気によって、私たちの感じ方は左右されるように思います。パリの街を作っている人たちはそういった芸術的な意識が高いのでしょう。日本にも日本らしさを追求する人たちはたくさんいますが、街中でその痕跡を探すのは一苦労です。まあ、それが日本らしいと言うことなのかな。
と言うことで、結局遠く離れた場所でパリとはどんなところかをああだこうだ調べても何一つ分かりませんでした。百聞は一見に如かず。この目で見て確かめる日を楽しみにしていることとしましょう。
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