フランス国旗 トリコロール
フランスの国旗について調べてみましょう。
なになに?
なるほど、トリコロールは "Trois Couleurs " 三色というフランス語なんですね。三色旗は他の国にもありますよね。イタリアは緑、白、赤の三色。ハンガリー、ロシア、あれ、たくさんあります。アフリカにも。世界中にあります。
世界で最初の三色旗はオランダの国旗だそうで、やはり赤、白、青の三色。上から横向きに色が流れています。16世紀にオランダがスペインに対して起こした独立戦争が関係しているとのこと。赤は国民の勇気、白は神の永遠の祝福を願う信仰心、青は祖国への忠誠心を表します。
では、他の国の三色旗はそれ以降に作られたんですね。オランダの国旗は独立と解放のシンボルだということがわかりましたが、フランスはどうでしょう。革命軍とありますから、フランス革命(?)と関係はあるのでしょう。
調べてみると、あわわ!フランスの革命の関連記事はいっぱい出てくる!かいつまみすぎる(怒られそう)言い方をすれば、王様の好き勝手な政治で農民とか商売人が苦しめられていて、この制度を変えようと革命が始まったんですね。”ONE PIECE”の革命軍、”Star Wars”のレジスタンスですね。
当時のフランスは豪華な宮殿の建設や度重なる戦争で財政難でした。不安定な状態で、王様は税金を集めなくてはいけません。それまでは平民から徴税していましたが、なんと、税を免れてきた特権階級がいました(‼️)聖職者と貴族です。その特権階級にも課税したいのですが、当然猛反発。課税されたくない特権階級と、特権階級にも課税してほしい平民。そして平民を黙らせたい王様。で大混乱。それがフランス全土に波及して暴動が起こりました。
食料のインフレに怒った主婦まで宮殿に押しかけるなど、とにかくみーんな戦ったわけです。そうやって権利を勝ち取ってきた歴史が今のフランス市民を形作っているんですね。だんだんと王様の立場も弱くなって、一応王様はいるけど憲法とか法律のほうが強くなりました。
そのうち、フランス以外のヨーロッパ各国の王様が、「フランスの王政が崩壊したぞ。もしや自分の身も危ないんじゃないか」と思い始めました。そしてフランスにスパイを送り込んだり攻め込んだりしました。とくにオーストリアやプロイセンとフランスは戦争になり、フランスが勝利。そして王政の最後には王様のルイ16世とマリー=アントワネットが民衆の前でギロチンにかけられ、処刑されました。
なんだか、三色旗の赤が血の赤に見えてきました。その後急に平和になるわけはなく、ナポレオンの独裁時代に入り、人々の戦いは続くのですが、フランス革命はひとまず終結。市民が勝ち取った権利の大きさは計り知れませんね。フランス革命はフランス(特にパリ)の誇りなのです。
1789年、フランス革命の発端となった”バスチーユ監獄襲撃”の7月14日はフランスの記念日となっていて、「フランス革命記念日」「フランス建国記念日」としてパレードや花火で祝うそうです。「自由」「平等」「博愛」かあ。日本で言うそれとは意味合いが違いそうですね。もうちょっと深堀する必要がありそう。
次回もお楽しみに!
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