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おっぱいロケット剤、乳ポンの特効薬なるか。

これはひょっとして乳ポン含む乳房疾患によいかもしれない、、と思う生薬の組み合わせをみつけたので、覚え書きしてみます。
*「ポ」→「ガ」に読み替えてね。

滋養の根っこ

肩こり&首こりの緩和や、血糖値調整、美肌(潤い/おでき排出)作用があるので、私がおやつがわりに時々食している「根っこ」があります。

葛っ粉です
吉野葛も♩

漢方薬の方剤でいうと「葛根湯」。これをお使いになっている方もいるでしょう。
風邪の引きはじめに飲めば発汗するが、首&肩こりのために飲んでも汗は出ないというフシギ。
入る「チャンネル」のようなものが違うからです。こういうトリッキーさが生薬のおもしろさ。

でも、麻黄など生薬の組み合わせである「葛根湯」はエフェドリンというアルカロイド=交感神経興奮剤をふくみますので、夕方以降にのむと覚醒し、夜中のトイレが頻回になったり、イライラ、ドキドキしたリ。なかなか都合よい作用だけではありません。

集中力↑を期して「葛根湯」をテスト前にのむ受験生もいるようですが、ちょっと危険なのでおばちゃんおすすめしません。
美肌や体の潤いを求め、高血糖、こりを和らげたい方は、「葛根湯」ではなく「葛粉」のほうで、やさしく楽しみましょう。


かんたんクッキング

ミニ鍋に葛粉を入れ、水を足して素早くかき混ぜつつ弱火にかけると超かんたん葛湯♩

わざと「だま」をいっぱいつくって、蜂蜜を足した「あったか葛もちの甘み仕立て🍯」は乾燥性便秘によし(腸の潤い)。
体調によって蕎麦、麻、麦…と雑穀やきのこなど入れてスープ仕立てもおいしいし、味噌汁仕立てもいいし、薬草茶と合わせて、とろみ薬膳もいい。どんなスープベースにもなってくれる、ふところ深いとろみ粉です。

使用量は、私は多くても20g程度でしょうか。
子宮頸がんに春ウコンが良いと聞いて、毎日ちゃわん山もりいっぱい食して、かえって体を壊されたクライアントがいましたが、何事も多量✕連用はまずいです。



「葛根」のさらなる面白さは、大豆の5倍とも言われるイソフラボンをふくみ、「婦人ノ道に入ル」こと。

2〜3回、葛根のスープを飲んでみたら、急に乳房がむずむずしてきたので、
「あれ?こんな作用もあるんだっけ」と思いつつ、さらに野花Tをおやつに加えてみるとーーー。

ますますおっぱいがムズムズ…。どころか、なんだかヒリヒリする。

そういえば、野花Tって「乳癰」(痛みや熱感、腫れ、しこりなどを伴う乳腺の炎症)に作用するのでした。

もしかして葛根✖️野花Tの組み合わせは、ピンポイントで乳房疾患にフィットするんじゃないか?
でもそんな方剤は、古今東西どんな文献にも載ってない。

漢方ならぬ、日本オリジナルの「和方」って、もっと数多く記録が残っていてもいいと思うんですが、不都合な層に焚書されたんか。と陰謀論に走りたくなるほど少ないです。

ポンだって(ポ→ガ)、戦前までは、もっといろんな「野に咲く」特効薬があったんです。
地方の霊山に住むおばあちゃまなんかを尋ねると、ファイザーやメルク社もびっくりな、遺伝子が組み変わりそうなくらいの激烈な家伝薬を受け継いでらしたりします。

Tという木なんて、それを手に持って歩くだけで、「どなたかポンの人がおられるんですか?」と聞かれるくらい治療薬としてメジャーだったんだって。
でも今、それを知る日本人はほとんどいません。私たち令和のおばちゃん(いや昭和…)が掘り起こすしかないです。

おっぱいロケット

そんなある夜、我がSANKAの温泉に入ろうとした私は、脱衣所で目が点になりました。
なんじゃこりゃ。

通りがかった家人も、ギョッッと立ち止まりました。

ふだん私の裸を見ようものなら、きゃ〜と目を伏せて一目散に逃げる失礼な人ですが、このときばかりは二度見して、叫んだ。

「あ、あんた、どうしたのそれ。ちくびがふたつある」

そうなんです。乳頭のわきに、ご丁寧にもうひとつダミー乳首ができて、双子山になっている。

自慢じゃないですが、生まれてこのかた、軽い軽い、羽二重餅のごとき微乳で、
PMSや胃腸トラブルや、メンタルからの乳房痛くらいは覚えがあるけど、これといった大トラブルもなくて、微乳に疾患なし!と油断していました(そんなことはない…)。

生まれて初めてのへんなオデキ。葛根と野花Tの食べ合わせによる、デトックス噴火としか思えません。

見た目には、皮下に膿が溜まっているだけのようなので、小刀を火で熱して、スーと切り開いてみました(真似しないでください)。

「ヤメテ…そういうのヤメテ…怖い、怖い」。

以前、痔の悪化で脱肛したとき、私の手作業でお尻に腸を戻された(肛門科がすべて休診していたのでやむなく…)家人は、目をふさいでいます。

膿はスーときれいに出て、すぐに普通のちくびに戻りました。シャーレにとって検分してみても、脂まじりのただの老廃物みたい。

その後も時期をおいて試すと、おでき噴出はないけれど、かすかな乳頭分泌物があったので、やはり葛根✕野花Tが作用を及ぼしているようです。
作用がはっきりしているようなので、摂取しすぎないようにしよう。いざという時に使おう。




葛根=「肌肉の生成に関わる胃腸の経絡に入る」、「婦人科に作用する」、「各種デキモノに作用する」。かつイソフラボンを多量に含有する(多量✖️連用はNG)。

野花T=「乳癰(痛みや熱感、腫れ、しこりなどを伴う乳腺の炎症)に作用する」。そして「各種のデキモノを追い出す」。

中医学でいうと、乳房には脾経絡、胃経絡、腎経絡が通っています。

ですからスイーツや乳製品、ジャンク食品、ストレスなどで「消化器の異常から→乳房疾患になったパターン」に、よく作用する組み合わせなのかもしれません。私的仮説です。



面白いので、乳ポンサバイバーの知人に試してもらったら、
数日後、「これは不思議です。乳周りに引き攣れが残っていたのが、やわらかくなった」と興奮しておられる。
子宮頸ポンの治療中の方は、「腫瘍マ●カーが少し下がって、抗ポン剤を延期することになったんだけど、偶然でしょうか?」と首を捻っておられる。

生薬で症状が変化するのは珍しいことではないけれど、同じ「婦人の道に入ル」でも、人によってレスポンスが違うみたい。なかなか複雑な作用なのかもしれません。
まだn=4くらいなので、いろんな方に試してみてほしいです。

名付けて「おっぱいロケッ湯」


ひねりがない。



このありふれた野花に…


さて、野花Tとは何?

野花Tについてはこちらのブログに記しました。だれもが日本全国の路傍で見つけられるものです。できれば日本産がおすすめですが、洋ものでも良いです。

エビ🦐エビ🦐エビデンスガーーみたいな人に見つかりづらいよう、回りくどい書き方ですみません。

時期的(2024秋)に山村部ではもう生えていないけれど、都市部なら洋ものがまだ摘めるかも。なるべく野原の隅の、綺麗なのを摘んでくださいね。

花・葉・茎・根と全草が使えますが、「乳癰」には特に花が良い気がしています。仮説です。個人的にはソテーして食すのが好み。新鮮で柔らかいのはおひたしやサラダもいいです。乾燥させたのをお茶にしてもいいです。

生の野花が手に入らなければ、根っこを乾燥させた「Tコーヒー」粉末(通販などで手に入る)と葛根のブレンドも良いのでは。試す価値はあると思います。
Tコーヒーはとくに「肝」経絡に良いと言われます。体調に変化があった人は教えてください♩

野花Tの生薬名は蒲公英といって、スミレと組み合わせて煎じると、さらに乳癰によいです



薬も宇宙も人体も、精密な曼荼羅

現代のあらゆる「クスリ」のほとんど全てが、もともと自然の草花、木々、鉱物から取り出されています。
そこに人間がまだまだ解明できない成分が何百、何千と含まれ、曼荼羅のように精緻な縁起で織り成された構造になっています。草木の1本1本が完成した天の薬局といえます。

人間は、解明できたちょっとのことーーー例えば麻黄からエフェドリンを抽出し、ルール付けし、「評価」し、基準を決めて端的に用いるようなことを、科学とか医学だと思っているけれど、

果たしてその前提は適っていたんだろうか?と2020年以降、身をもって問いただされている気がします。




「そうは言っても、生薬なんて勉強するのは難しい」

20〜30種類くらいを抑えれば、たいていの日常の疾患はカバーできますし、基本さえおさえて(今度、研究クラブを作りましょう♩)「マイ方剤」をみつけると、爆発的に楽しくなります。


虫に刺された瞬間、ちぎって肌に塗りつけると痒みがおさえられる草だけで、何十種類もあります。そのへんの雑草だと思っているものほぼ100%が、何かの用途に使える有用な薬草です🌱 

そしてなぜか、近くに住んでいる動物を癒すように生えている。かつ天のくすりなのでゼロ円。これが最高ですよね。誰もが、誰かを無料で癒してあげられます。

天の処方箋、まだまだつづきます。^ ^

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