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『如月書店』進行状況

まだ明かせませんが、個展のゲストとして
有難いオファーをいただきまして、
現在作成集の作品を段階を踏んで完成してゆく様子を
説明しながらお見せしようかと思います。

まずはイメージを具現化してみます。
脳内のイメージをアウトプットする感覚です。

ここで気になったのは妹の『お面の顔』
しっくり来ないんですよね、『なんか違う』

目を開いてみた。
嫌いじゃないけど、物語としての顔はこれじゃない。
見たいけど怖い・・・答えはここなんです。

こんな感じかなぁ・・・

店主を入れてみる。
大きな大きな店主。
描いてみると違和感があるのです。

結果、ミステリアスさを出すために店主のお面をやめる。
大きな髪の長い店主。
うん、これだ。

ライトテーブルを使って清書していきます。
使用する紙はケント紙。

コピックライナー0.03mmを使用してペン入れ。
今回はこんなところからスタートです。
特にいつも決めているわけではありません。
適当ですね、ピン!と来たところにペンを置くだけです。
感性と言いますか野生の勘です(笑)

ここで妹のお面の顔が変わっていますね(笑)
いつもなんです、ペン入れしながら変わっていくんです。
結果として『見たいけど怖い』そんなお面の顔になりました。
個人的には気に入ってます。
お面と妹の感情がリンクしてる感じになったかなと。

私の場合はペン入れの順番は無く、
ベタを塗りたくなったらベタ、細かく描きたかったらそうする。
なので、私のペン入れは『森を見て木を描く』感じでもない。
でも森は脳内にあるんです、だからこんな感じでいいんです。
色々違う事しないと飽きるんです(笑)

とは言え、細かさは完成までにどんどん重ねられて行きます。
なので初期のペン入れは雑然としています。

丁寧さもそんなにないですね、雑です。
割とブレて何重にもなったりする線とか嫌いじゃないんです。
まぁこの時点でも頭の中に完成図があるので、
ビビッてなんかないんだから。

この時点では濃淡を意識し始めています。
メリハリってやつですね。
これをやり始めたら気持ちがアゲアゲになってきます。
楽しくて仕方がないですね、水分摂取忘れて
具合が合悪くなる程集中しています。

ここら辺になってくると、もう下描きなんか無視。
ペンでどんどん直接描き足しを始めます。
だから私の下描きはサラッとなんですよね。
『どうせ描き足すし』みたいな。
良くないとは思っているのですが、これが楽しさでもある。

と言うわけで現在こんな感じの進行状況です。

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