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招待状

 街風の町

昨年、千葉県柏市の半生過ごしてきた実家の一室から移動して足立区千住にアトリエを構えました。

通うようになってからは毎日歩いて進む間の景色に影響を受けています。
都内でも都会から離れた町ですが吹いている風はビルが作り出す不穏な緩急を感じます。

静かで退廃的な商店街の褪せた色彩も古着のようだと捉えれば新しく感じます。

ある日、作業中によく聴くPOPLIFE the podcastのゲストに七尾旅人が出ていてレコードの話をしていました。

「好きな人がレコードを出していたら買ってあげてほしい。全く利益が出ない
けど、形に残したいという気持ちだけで作っているものだから。」

アトリエ用にレコードプレーヤーを買った矢先の配信だったので印象的な発言でした。

それを聞いて衣服は形に残ることが避けられない表現なのだと思うようになりました。

昨今古物に新しさを見出す価値観が色濃く浸透しつつある潮流を感じます。
これから服を作る意義として既に残ってしまっている物には務まらない存在でなければ作る意味がないのかもしれません。

作るからには残したいと思える服をなるべく考えています。

オガタジュンジ

『 METHO 23年秋冬展示会』

◆日程
 3/15(水) 〜 3 / 19(日)
◆時間
バイヤー様
3 / 15 (水) 11:00 - 20:00
3 / 16 (木) 11:00 - 20:00
3 / 17 (金) 11:00 - 20:00

※ ご来場の際のお時間はお間違えの無い様、お気をつけてお越し下さいませ。
ご案内の時間に限りがございます事、何卒ご了承下さいませ。

◆会場
〒153-0052 東京都目黒区祐天寺2丁目8−4 エクセルサカエ
esu gallery
https://goo.gl/maps/VBvmqhWThu1fP8eB9

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