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フリーランス本格始動から四半期が経過したので、現況報告書を書いてみます。

屋号は、Little Wing Jimi Hendrixの曲のタイトルでした。

2019年11月1日、フリーランスに転身。本格的な始動は今年の1月から。ちょうど第一四半期が経過します。お陰様で、なんとか日銭を稼いで生きています。

就業規則を気にすることなく複業ができ、労働基準法を気にすることなく業務時間が取れ、電話に時間を取られること無く作業に集中ができる、割に良い仕事生活を過ごしています。

ごく個人的な反省をかねて、第一四半期締めの報告書をと思い立ち、書き始めた次第です。

はじめに

「結局、フリーランスになって良かったの? 悪かったの?」

「楽では無いが、なって良かった」という返事になります。

以降は、その理由、つまり現状についての書き下しです。

仕事の現状

・受注件数: 20件
・納品件数:10件
・(1Q締め)売上: 約68% (1Q目標対比)
・(通年見込)売上:約25.13%(通年目標対比)※進捗25%で正常
・ブログ投稿数: 8件
・ポートフォリオ掲載数: 2件(制作途中の案件が4件)

やっている仕事は、

・企画書づくり
・簡易なデザイン
・サイト制作
・システム開発のアシスタント

最近では、ディレクターとしての稼働も復活しました。


仕事の現状について想うところ

はじめの頃(いなフリに参加していた頃)は、企画書仕事をする機会が無く、少し不安になっていたのですが、元いた(席があった)会社からの受注によって活路が開けました。

辞めてもなお、お声掛けいただけ一安心しています。

ただ、ほぼ1箇所からのお声掛けなので、この御時世リスク分散の意味合いでも、道を拡げたいなと思っている次第です。とは言いながらも、辞めてから経過した時間的な問題もあるので、焦ってはいませんが。

コーディング・プログラミング仕事については、勉強させてもらいながら仕事をいただけるという、過分に恵まれた状況です。LINUX, Github, Dockerなど、新入社員の頃で云う、メールの送り方や受発注登録並の基礎からやり直しています。早いところJavascript, PHP(あとLaravel)も、人並みに手懐けて、恩返しせねばなりません。

コーディング・プログラミング仕事については、クラウドソーシング経由の受注もあったのですが、まあ、端的に云うならば「仕事の常識が違い過ぎた」ので、身を引くことにしました。詳しく書こうとも思ったのですが、こんなところに愚痴を溢しても仕方が無いので控えます。

さて、以上の通り、
・広告・プロモーションの仕事が約半分。
・サイト制作等コーディングの仕事が約半分。
仕事量の割合的には、目指していた配分に限りなく近く、理想的な状況です。

元々、新卒の就職活動をしていた頃、広告屋かプログラマになりたかったものですから、その両方同時にできている今は、非常に良い状態と云えます。

広告・プロモーション領域を通じて「企画」したこと考えたことを、「デザイン」に起こし、そしてコーディング「実装」する。

これらすべてを1人でやるために、会社を出たものですから、まだバラバラな進捗ではあるものの、少しずつでも前に進んでいる感覚があります。

願わくば、アニメの公式サイトの制作をやりたい。ああいった仕事はどこから回って来るのだろうか。製作委員会かな、多分。今度訊いてみよう。

仕事のお金の話

仕事内容的には充実している一方で、金額面に関しては、少々厳し目です。

この傾向が完全に続いた場合、会社員時代の6,7割ぐらいの年収になるかなという見込みです。

交通費・備品代・保険料・年金・退職金など、さまざまなことを考えると、本来収入は上がらないといけないところ、むしろ下がっています。

以前、元いた会社繋がりの部長さんから、「フリーランスには退職金が無いのだから、順当に割り返すならば、会社員の頃よりも年間で100万円は多く稼がなければ合わないよね」といった助言をいただきました。

それに加え、健康保険は労使折半ではなくなり、厚生年金は国民年金に切り替わり(しかも国民年金は免除申請を出している)、PCやスマホ、会計システムなどといった仕事道具の仕入れも全て自腹です。それだけ多く稼がなければならない中、むしろ下がっているのですから不安は残ります。

見込みが甘かったか、駆け出しだからと金額交渉が甘かったか、あるいは単純に少し軽めの案件に関与していたから。理由はかなりたくさんあるのですが、まずはクラウドソーシングを切るというところから始めます。

辛うじて生活はできているので、これから頑張っていきます。

生活のお金の話

収入話の次は、支出の話を残します。

最も大きな変化は、食生活です。

・ごはん
・納豆
・味噌汁or中華スープ
・珈琲
・炭酸水
・ヨーグルト
・(サラダチキン)
・(プロテイン)

じぶんの食生活は9割方、上記の通りです。

元々は、365日全て外食。鍋もフライパンも家に無い。炊飯器もちょっと前まで埃を被っていました。

それが途端に自炊へ切り替わったのですから、我ながら驚きです。バラエティ豊かな、かつての食生活とは程遠い日々を繰り返しています。

上記の枠から外れるのは、飲み会やら何やらの時だけです。

とは云え元来、酒も煙草も特段興味を持たないので、あまり不自由していません。よく考えたら、新入社員で一人暮らしを始めた頃は、同じような生活をしていました。元に戻ったと表現しても差し支えありません。

ジンジャーエールで過ごして良い飲み会があれば顔出します。

フリーランスになって良かったこと悪かったこと

ここまで現状を辿ってきました。

最後にまとめとして、また、課題と解決策の書き置きとして、考えたところを記します。

課題

焦って案件に飛びついた
主にクラウドソーシング案件ですが、下手に受注しなくてもよかったなと反省しています。おそらく一般的な駆け出しフリーランスに比べれば、じぶんは段違いに良い環境にいます。それなのに、他のフリーランスと同じような土俵に行く必要は無かったかもなとも思っています。
やはり顔見知りや、その紹介といった安心して仕事できる相手の方が、金額的にも仕事のプロセスについても良いものでした。したがって、いなフリの事業計画でも予定していた通り、今後はクラウドソーシング案件は原則受けないようにいたします。


自宅作業での集中断絶
YouTubeとAmazonPrimeです。
受験勉強をしていた頃から、「音楽を聴きながら作業」をしていたのですが、ここに来て、それはダメだ。ということがよく分かりました。

まあ、chill系は良いのですが。


文化的な生活
割に忙しく過ごした結果、本を読む時間が失われています。かつては週一文庫なんて銘打ってちゃんと勉強以外にも本を読んでいたというのに。

先日、川端康成と三島由紀夫、伊藤整の鼎談動画をYouTubeで見ていました。

自分自身の目指す風合いはこういった具合ですから、矢張り仕事そのものはしながらも、加えてその仕事が文化的に文脈的にどういった意味合いを持つものであるのかというのを、ちゃんと気にしながら生きていきたいなと思います。

そしてこれからの方針

ひとまず3ヶ月やってみて、やるべきこと。やるべきでは無いことの区別がつくようになってきました。

よく分かったのは「結局、じぶんだって安売りに陥るんだ」ということ。作業対価を求めるに当たって、フリーランスという立場を、過度に純粋に低く見積もってしまうこと。

これさえ止めれば、あとは上々。

ひたすらに、片っ端から仕事を片付け倒せば、なんとかなりそうな気がしています。ひとまず死なずに生きています。


最後に

COVID-19(新型コロナウイルス)騒動が、未だそれほど顕著ではない頃に書き上げていたせいもあってか、タイミングにそぐわず、ちょっと呑気な文章になりました。

だいぶ状況が変わっています。

受注していた案件が、ポンっと飛んでしまい、「4月以降、あわやニートか」となりかねない状況にもなりました。ただ、メインの仕事をプログラマ側に傾けることで、どうにか乗り切れそうな兆しもあります。

別にプレッパーでも何でもないですが、せめてこんな本でも読み返しながら、いろんな準備をしつつ生活しようと思いました。

充実した引きこもりライフを過ごしていこうと思います。


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