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【K-POP】NCT NATION 旬のアイドルというやつは

命短し、輝けアイドル

先日まったくファンでもないK-POPアイドルのスタジアムライブに参戦してきた。
彼らの名前は『NCT』、今やK-POP界の大御所、東方神起、ファンからもそろそろスーパーシニアだろうと突っ込まれるSUPER JUNIOR、一世を風靡した少女時代、SHINee、EXOを輩出してきた有名事務所S.M Entertainmentの現在イチオシのアーティスト。
友人Tに「ど~うしても今年NCTのライブに行きたい!」と懇願され、世話になっているので付き合うことにした。
友人が言うには「NCTは今が全盛期!」とのこと。
正直あまり興味がない。

20代、アイドルを追いかけていて思ったことだが、彼らの輝きは永遠ではない。
もちろん長く活動を続けてくれれば様々な味わいがあるが、ある一時期にしか見られない眩い輝きと言うものがある。K-POP界においては、メインメンバーが兵役に行く前、そしてアリーナ→ドーム→スタジアムへと駆け上がるほんの1-2年間がそれに当たる、と私は思う。

東方神起と比べて豪華すぎるペンラ。


どしゃ降りの3時間半

さて会場は、5万5千人を収容する大阪ヤンマースタジアム長居
メトロ梅田から地下鉄に乗ること約20分。前日に行われた同ライブの参加者からは「とにかく熱中症対策を!」という情報発信が多くされていたため、友人Tは事前に諸々用意してくれていた。
500mLの水を5本、ひんやり首タオル、熱さまシート、塩分タブレット、タオル…etc。いやもうライブにかける意気込みが凄い。
さらに、折り畳み傘とカッパ。恐ろしいことにライブのある時間帯がピンポイントで天気予報:雨マークなのである。

予報は的中して5曲目辺りから雨が降り始めた。
しかもけっこう豪雨
私たちの席は逃げも隠れもできないアリーナ前方で、友人の貸してくれたカッパは短めポンチョタイプだったため173㎝の私はあちらこちらからびしょ濡れあばばばば状態となった。
靴からぱんつからぐっしょぐしょである。
30過ぎて、こんなことあるのかい。


通りすがりのものさえ魅了するNCT

しかしライブは素晴らしかった。
ファンでない通りすがりの私さえも、その輝きに目が眩むほどに。
友人の最推しユウタくん。オーラで圧倒テヨンくん。ダンスのカリスマ、テンちゃん。顔面つよつよジェヒョンさん。歌声響くヘチャン氏。
3時間半も観ていればさすがに何人かは覚える。(頼んでもないのに友人が、鼓膜破れるくらい大声でメンバー名を教えてくれる。ライブ音響のせいで声のボリュームがバグっている。)
 
雨に濡れてもものともしない。
最後までキレの落ちない歌とダンス。
ステージに立てる喜びを全身で表現する彼らは、
ただただ、あまりに美しかった。

これから脱退して国へ帰るかもしれないし、炎上して干されるかもしれないし、事務所と訴訟を起こすかもしれない。(ファンとしての経験談)

かつての熱狂も、はるか遠く。
それでも今この瞬間、
彼らの何とまばゆいことか。
 
シーズニ!アーイゴ! 


いつも元気で機嫌のよいひと

ライブの本筋とはずれるが、今回再確認したことで、友人Tはちょっと凄い。
何かというと、いつも元気で機嫌がよい。
雨が降っても、歩き疲れても、ネガティブな気を発しない。

私のアテンドした串カツ屋に行けば「穴場だったね、美味しいね。」と笑い、濡れネズミ状態で私の手配したビジネスホテルに帰れば「大浴場があって最高だね、生き返るね。」とくつろぐ。
3時間半も雨ざらし&立ちっぱなし、ギュウ詰めのメトロに揺られて帰宅、ではもっとネガティブワードが出ても良さそうなものなのに、闇落ちしそうな私を尻目に、彼女はずっと機嫌がよい。

この人が、人を惹きつける理由がよくわかる。
人間誰しも、わざわざ陰気な人には近づかない。
誰かと一緒にいるということは、
常にエネルギー交換なのだ。

君がいてくれて、ほんとうに良かった。

翌日の栄養ドリンク。大人ですから。


 

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