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「STUDIO共作所」noteをご覧の皆様

初めまして。
俳優の小橋川 嘉人(こばしがわ よしと)と申します。

僕は、過去「スタジオ共作所」で現在在籍しているメンバーと2022年の8月までの約1年間程ワークを共にし、発表会等にも参加していた者です。

現在参加はしておりませんが、時間を共有していた仲間達、そして主催のチェ・ギュファンさんへ感謝の意を込めて陰ながら団体を応援している僕なりのエールを込めて、このnoteに言葉を綴りたいと思います。

主催者であるチェ・ギュファンさんと出会い、
そしてスタニスラフスキーシステムをベースとした
韓国的ワークを通して僕自身が何を感じたのか。

またスタジオ共作所でのワークを経て現在僕はどう思っているのか。

語彙力に乏しい私ですがどうかお付き合い頂けたら幸いです。

「スタジオ共作所note」
にアップされている記事には現在ワークしているメンバーの皆さんが
沢山のワーク内容を書き記していますので是非ご参考に。

※具体的ワーク内容については重複する為、
僕のパートでは割愛させて頂きます。

自分には明確な想いがある。と思っていたが、

人に伝えるには漠然としたものに過ぎなかった。

自分の想い、行動心理は具体的であれ。

対象(目に見える人や物、臭い、聞こえる音、感じるあらゆる全て)との出会いを大切にする事によって新たな価値観と感情と出会う。

そして身体的行動

チェ・ギュファンさん(以下 チェさん)と韓国的演技との出会い。
チェさんが主催していた「K-ACTING」という数日間行われるワークショップに僕が参加したことが出会いのきっかけになりました。

主にフィジカルアプローチをメインとした
①エクササイズ
②漠然から具体的に(チェさんの問う質問に向き合って
自分の言葉で簡潔にそして具体的に答える(伝える))
③シンクロするとは。

というテーマに基づいたワークを経て、

-自分とは何者であるのかという自覚。
(現状の自分自身を形成する、三つのワード。自分を認識する。)

-俳優とは何なのか

-"シンクロ" / "自然"とは何なのか。

自分の肉体を使って、目の前に見える、臭う、
感じるあらゆる全てとシンクロする(対象と向き合う、出会う、認める)

「この概念を理解して現場で実行する為に普段から考え、養わなければ…!!」と感銘を受ける。
ですが…まぁ…

全然一筋縄にはいかない。
まさに壮大な課題、優れたテーマなのです。

チェさんの行うワークに感銘を受けた後、
スタジオ共作所に参加する事となりました。

"自分-俳優-役-自然"
「自然-人」

チェさんが掲げる
「自然-人」。

これは、
文章で簡単に、且つ簡潔に説明することは非常に困難です。(汗)
理解に必要なセクションが多すぎます(苦笑)

数多のセクションを理解し、
優れた俳優とは何なのかを自身で追求し、
自分の身体で知る為に「スタジオ共作所」という場所があったのだ。
と、僕は思っています。

同時に
「出演する撮影現場で、舞台でワークを活用する為には?」
ということを常に念頭においてワークに参加していました。

幸い、映画やドラマの撮影、舞台の公演を控えていましたので

現場に臨む準備も含め、本番のシーンで、それをテストしなければと…。

結果から申しますと、
過剰表現をする必要なくその場に居ること(存在)は出来ても、作品のテイスト・求められるニュアンスによって結果は様々でした。

・体験してきた様々なワーク、「俳優の仕事」の読解…etc
これまでの学び、体験してきた事が全て正解である。
と捉えず、
あくまで自分を支えるツールでしかないと捉えること。

求められる事に都度、自分の中からどの道具を出していくのかを選択し、
その現場に
"適応"していく事こそ必要である。という僕なりのやり方が芽生えた。

-現場でのルールがある事を大前提に、それに自身が縛られる事なくシーンに裸で飛び込む事が出来るのか。(全ての対象と溶け込む・解け合う)

準備段階からシナリオ/戯曲を読解して身体で研究と実験を重ねた上で、
現場では共に創作する共演者の方、
スタッフの皆様、空間、お客様とシンクロする事。

※自分自身の演技メソッド・生き抜くメソッドを築け※

自分なりに約一年間STUDIO共作所のワークと向き合い、
現場を通して僕の感じた事はこんなモノです。非常に奥深く、
具体的に全てを語れるには程遠い。

僕は凡人です。
一生を懸けて追い求める事でやっと少しだけ具体的に
僕自身の言葉で語る事が出来るのかもしれない。

しかし、現在の僕にとってはこれらの経験は宝です。

普段の生活から、
勿論現場でも真摯に興味深く探究、追求していく思いです。

さて、
現在も様々なワークや経験を通して各々のテーマに向き合っている「STUDIO 共作所」の皆様。

2月に、
テネシー・ウィリアムズ「ガラスの動物園」を発表する様です。

私は観劇に参ります。
このプロジェクトに置いてチェさん始めメンバー皆様が
どう取り組んできたのか。
お芝居を通して凄く知りたい。

先程、申し上げた様に
"お客様とシンクロする。"
という事を大切にしている団体でもあります。

名作である、素晴らしい戯曲と
「STUDIO 共作所 presents ガラスの動物園」
シンクロの旅を楽しむお客様が沢山訪れますよう心より願っております。

それでは、またどこかで。
御機嫌好う。

小橋川 嘉人

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